教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

詩の終わり 「日本国対沖縄」概論の3 抵抗戦線 詩の終わり [スガイズムの行方と沖縄琉球]

2020年10月08日 18時25分33秒 | 国際・政治

詩の終わり 「日本国対沖縄」概論の3

抵抗戦線
詩の終わり [スガイズムの行方と沖縄琉球]より、転載させて頂きました。
20/10/06 10:42

 時代錯誤の疑似挙国一致内閣(但し手口は詐欺に等しい)というべきであろう。朝日新聞の9月の世論調査では菅内閣の支持率、実にあらゆる世代で7割近い数字を叩き出している。勿論男女を問わない。これはこの国の民が総論的に自公政権をこの国のかじ取りとして過半以上承認したということになろう(菅首相自身への実質的な支持ではない)。つまり、今後各論的に無数の問題が恐らく奔出するとしても、前内閣同様に「他に適当な者がいない」という理由で、変わらず高支持率を献上する状況が続く。この国の民の性向は少しも変異しない。飼い馴らされた状態が続く。

 安倍晋三は側用人政治で(自律性を損ない)墓穴を掘り、難病再発を隠れ蓑に、コロナ禍の責任所在も不明のままうすぼんやりと表舞台から消えたのだが、安倍に特徴的な私家政治のグレイゾーン(もりかけさくら)を横目に見ながら、同時に菅独特の(前内閣批判に対する)「責任回避」的手練手管で、当代のメデアマスコミが不作為に(無責任に)音響高く奏でた、「たたき上げ」の純血種イメージ(勿論実質嘘である)で身を固めつつ、首相となったら「行政府の長」(司法でも立法でも彼は長でない)たる大権!を何気にふりかざして(司法も立法も踏み倒して)、前内閣で存念なく発揮していた「陰の実力者」然と、表舞台でもそこ気味が悪いほど陰険で陰湿な政治的画策に辣腕を振るうのであろう(彼の学術会議に関する法解釈には詐欺師の発想しかない、まさに法の精神を閑却して抜け道だけを追求する現政権の体質そのものだ)。

 このように、この自公政権によってこの国がどこまで回復不能の国柄に落ちぶれるかは最早わからないというしかない。ただ、必然にアナクロニズム(戦前回帰、神の国論)に覆われている自公政権下の政治がまともに諸方面で実体のある成果を上げるものとは思えない以上、野党は結束して彼らの失政予定施策につき糾弾、弾劾、抗議行動を繰り返すことだ。これは辺野古闘争の本土版であり、未来にわたって改変しがたい永久敗戦実質を少しでも突き崩し、「人間」の住む時空を確保するための劇的な精神の闘いといえる。

 辺野古闘争は(異国の軍隊のための)半永久的軍事施設を郷土の陸海空に決して出現させてはならないという、反戦、非戦、厭戦に覆われた沖縄県民の強い意思によって絶え間なく続けられている。それは他の都道府県でここまで行われてきた国策への反攻とは明らかに一線を画す。県はこれまで一度として、日米の政府が戦中戦後強行してきた基地建設を自ら望んだことはない。全ては彼らの強制と民意蹂躙によって行われてきた。この菅などはどうやらあけすけに、振興策と基地問題をリンクさせることにためらいを見せない(論理的でない理由で政策実現を図るのは詐欺師のやり口で、到底品位ある未来を期待できないのは当たり前だ)。しかも振興策といって、当初の、戦後国内インフラ整備が進められる過程で遅れて県がこれに加えられたにすぎず、他の自治体に比しても格段に莫大な予算を得ているわけでもない。「沖縄返還なしには戦後はない」という佐藤栄作の掛け声で1972年所謂「祖国復帰」は成ったが、基地は存続、核密約、地位協定、と、本土政府が実現させたのは敗戦国の従米主義に沖縄を軍事的に利用しただけの、ここだけ「日本国憲法」が通用しないアンタッチャブルゾーンを設えた話に他ならなかった。

 繰り返せば、沖縄の経済は基地経済で持っているわけでもなく、そのシェアは5%程度に過ぎず、剰え、返還成った基地跡地の利用状況は膨大な経済効果を実証している。つまり、本島中枢部分(本島の2割弱)を占拠している米軍基地がなくなれば、沖縄の財政は本土依拠のそれに代わり完全に独立的に賄えるものと証明されたわけだ。

 「辺野古唯一」を馬鹿の一つ覚えに吠えているこの国の政官業学一切は、おのれらの思考停止状態を詐欺的に糊塗するためにのみこれを言い続けているわけで、彼らの中には沖縄問題に関する論理的説明が可能な者など一人としていない。

 スガイズムは、いずれにしろ理論のない国家主義(超国家主義)であり、憲法精神を180度ひっくり返し、主権を国民から奪い去って、より鮮明な奴隷状態を現出させるものだ。但し、こういう彼らの奇妙な政治的野心は必ずナチズムに似て、合法性を強調しながら、従って国民の目をくらましながら、「粛々と」執り行われ実現されるものと覚悟しなければなるまい。(つづく)

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jlj0011のblog 愚民政治大噴火<本澤二郎の「日本の風景」(3868)

2020年10月08日 17時32分25秒 | 国際・政治


2020/10/08 07:52コメント12
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愚民政治大噴火<本澤二郎の「日本の風景」(3868)

<強権とイカサマと甘い誘惑懐柔策で世論操作する悪徳戦術>より、転載させて頂きました。

 電通主体の新聞テレビ報道弾圧、日常的な監視の強化の下で、遂に新たに学問の自由を規制する暴挙発動である。戦前国家主義の強権政治が爆発したようなもので、歴史を知る識者を畏怖させている。かの元自民党幹事長の小沢一郎でさえも「恐ろしい」と言い出した。

 他方で、ハンコ廃止FAX廃止と言いふらす閣僚も。一片の通達で済む話で、新聞テレビが大騒ぎするテーマではない。三流国レベルでしかない。当事者は話題作りでもって、永田町で頭角を現わそうとしているだけの、たわいのない自己顕示欲の塊を暴露しているにすぎない。それを御用ヒラメ記者が宣伝役を買っていて恥じない。

 すると今度は「大学受験生に2万円を」と言い出す勢力も、とコロナ禍をこれ幸いとばかりの、いうところの公金悪用の選挙向けの買収作戦である。

<狙いは通常国会冒頭解散向けの愚民・イカサマ戦術競争>

 コロナ禍以前から、この国を襲っている貧困の二字に配慮しない行政・立法・司法と一部の富者ら特権層は、我関せずとばかり、我が世の春を謳歌している。その中には、すべてではないが、新聞テレビ関係者も含まれているために、貧者の立場をなかなか代弁することが出来ない。

 貧困のかさ上げは、内部留保金500兆円の特権層のお腹のふくらみを減らして、肥満体重を大幅に引き下げることによって、より公正で平等な社会の構築が可能となるのだが、愚民政治においては政府も議会もそのことを無視して、自らの特権に酔いしれている。

 やることといえば、選挙向けの有権者を欺くための、ちまちましたイカサマの政策をぶち上げることに専念する。たとえば携帯電話の引き下げだが、これは公共の電波を、政府が独占企業向けに、特例で認可させたものである。

 本来は、国民の資産を公正に認可することで、いくらでも値下げは可能である。それを延々と引き延ばして、選挙前にぶつけようとしている。それをまた新聞テレビが、批判もせずに宣伝して、有権者の頭脳を混乱させている。

 同じことは民放テレビも。政府が、破格の安い認可料金でもって対応しているため、彼らの給与はNHKレベルかそれ以上である。最近は、企業の商品宣伝から売却まで、公共の電波を利用させるという事実上の違法行為で、テレビと企業をぼろ儲けしながら、それを国民に還元していない。愚民政策の最たるものである。

 新聞テレビ社員の高給化は、報道の質を著しく劣化させることになる。それは、公共放送のはずのNHKでも同様である。

 安倍晋三や菅義偉らのNHK人事介入事件に対して、労働組合が全く抵抗を見せなかった。給与の高給化は、結果的に報道の質と社員の劣化を招くことになる。会長に財閥代表が君臨することにも抵抗しないNHK労組だった。

<東北復興での狼藉三昧ゼネコンに沈黙する政府与野党と検察>

 半月ほど前か朝日新聞読者が「東北復興のあくどい実態を1面で大きく取り上げている」との連絡が入った。このことについて「311から9年。なぜ今頃なのか。なぜもっと早く報道しなかったのか。何を恐れているのか」という感想を抱いたものであるが、東北出身者の怒りの思いは如何ばかりであろうか。

 鹿島・大成・清水・安藤ハザマら日本を代表するゼネコンの「出鱈目すぎる仕事は、放射能汚染地区の除染事業での水増し事件で頂点に達した。それでも、国交省・復興庁・環境省どころか、警察・検察も不問に付している」という深刻過ぎる事態に、国民は声も出ない。

 それは、やくざが跋扈する東北復興事業そのものだった。反社会的勢力の違法ビジネスを放任する愚民政治を、これほど露呈していることも珍しい。ここでのやくざ退治のための強権主義なら、反対しないどころか大賛成だが、ネズミを捕らない猫のようになった警察検察に呆れるばかりである。

 この延長線上にゼネコン幹部による、東京銀座での酒池肉林へと連鎖することになる。「銀座のママに頼まれて、ゼネコンの支店長を追いかけた」という当事者の話から、いかがわしい東北復興の税金泥棒の内実を知って、仰天したものである。今も不祥事続きの東北復興に違いない。

 新大臣は、幸い警察官僚である。警察を動員してドブさらいすれば、有権者も少しは納得するだろうに。無理かな。

<貧困は家庭崩壊・やくざによる家庭崩壊・不正腐敗も>

 コロナ禍で世界の政治経済社会は、一変している。世界最大の軍事と経済の強国だったアメリカで、それが爆発している。衰退する帝国の怒りが、中国に集中して、新たな経済不況に追い打ちをかけている。

 目を小さな家庭の単位に向けると、そこでも悲劇が至る所で起きている。夫婦関係から親子の関係までが傷ついて、悲惨な事件が相次いでいる。高給を食む輩の多くは、金で解決するだろうが、金欠者はそうはいかない。

 離婚する家庭、刃物沙汰の家庭、他人の家庭で金銭を奪うもの、命を失うもの、自殺者と不幸の山が、日本の財政のように無限に拡大している。

 創価学会信仰者を名乗る介護施設経営のやくざが、純真な栄養士を強姦した「木更津レイプ殺人事件」には、今も衝撃を受けているが、さらなる衝撃は、やくざ事件から逃げる警察と公明党創価学会執行部のことである。

 中国では、これを無法無天と呼んでいる。

 貧困は、社会の分断を招来させる。格差と差別とありとあらゆるこの世の悪徳が支配する。政治の不正腐敗が止まらない、これこそが「恐ろしい」のである。

 昨日、近くの医院に寄ったところ、インフルエンザ予防接種の季節だと表示してあった。過去に打ったことなどなかったが、今年はコロナ禍のこともあるので、注射するしかないのか。昨年は台風15号に震え上がったが、今年の14号も首都圏・房総半島に襲い掛かるかも。

 地球温暖化のツケとはいえ、天も見放したような日本列島の愚民政治に新芽を出すには、まずは愚民・イカサマ政治からの離脱が先決なのであろう。

ハマで鍛えられた菅に民衆の声が届くのであろうか?

2020年10月8日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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