教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

<4>要のカジノは風前の灯…経済効果はいまだに明示されず

2020年10月26日 16時22分37秒 | 国際・政治
吉富有治
吉富有治
ジャーナリスト
1957年、愛媛県生まれ。大阪在住。金融専門誌、写真週刊誌「FRIDAY」の記者などを経てフリー。地方自治を中心に取材し、テレビのコメンテーターや雑誌などに寄稿。著書に「大阪破産からの再生」など。
 

<4>要のカジノは風前の灯…経済効果はいまだに明示されず(全文)

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予定地の人工島「夢洲」(手前)は”悪夢洲”に(C)共同通信社
予定地の人工島「夢洲」(手前)は”悪夢洲”に(C)共同通信社

 いわゆる大阪都構想が目指すものは成長戦略と二重行政の解消、そして住民に近い基礎自治体、この3つだ。

 この成長戦略は経済成長を意味し、大阪市を廃止して4つの特別区を設置すれば大阪は首都東京のように経済発展すると維新の会は説明する。これがホントなら万事メデタシだが、話はそれほど簡単ではない。


 いわゆる都構想の設計図である特別区設置協定書に成長戦略の具体案は示されていない。参考として、大阪市を廃止して4つの特別区をつくれば10年間で約1兆1000億円もの歳出削減効果が生まれ、その余剰金の一部を投資に回せば約5000億円から約1兆円の経済効果が生まれるという某大学のリポートがある程度だ。しかし、このリポートこそ成長戦略の理論である。
 
 

 ところが特別区が担う仕事の何を削れば1兆円超のコストカットが生まれ、何に投資すれば5000億円以上のリターンがあるかの記述はない。むしろ特別区がせっせとコストカットに励めば住民サービスが削られるデメリットさえ多くの識者から指摘されている。

 実は、都構想の具体的な成長戦略と呼べるものは2025年の大阪・関西万博、IR(カジノを含む統合型リゾート)誘致、インバウンドしかないのだ。その中でも最大の柱がカジノである。唯一、大阪に進出を決めている事業者が米MGMリゾーツ・インターナショナル。ところが同社はコロナ禍の影響で営業不振に見舞われ、従業員1万8000人の解雇を発表した。ラスベガスでの営業を再開したが、コロナ禍の収束まで厳しい営業を強いられるのは確実だろう。


 今のところMGMは大阪進出を断念していないが、当初予定していた投資額よりはスケールダウンする可能性があり、投資に見合うリターンがないと経営陣が投資に見合うリターンがないと判断すれば進出断念もあり得る。
 
 

 そうなれば大変だ。万博とカジノの会場予定地は大阪湾に浮かぶ埋め立て地の夢洲。カジノが来なければ万博後の夢洲はぺんぺん草が生える不良資産になるかもしれない。夢洲が“悪夢洲”にもなりかねない。

「正直、カジノが大阪に来ることは半分諦めている」とは大阪市の幹部職員の弁。成長戦略といえば聞こえはいいが、実態はこの程度のものでしかない。 (つづく)

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菅義偉内閣の発足後、初めての本格的な論戦の舞台となる臨時国会召集、与野党論戦の評価は、上皇陛下を頂点とする世界支配層が提示している「臨時国会」に沿っているか否かで決まる

2020年10月26日 12時17分28秒 | 国際・政治

菅義偉内閣の発足後、初めての本格的な論戦の舞台となる臨時国会召集、与野党論戦の評価は、上皇陛下を頂点とする世界支配層が提示している「新機軸」に沿っているか否かで決まる

 
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
菅義偉内閣の発足後、初めての本格的な論戦の舞台となる臨時国会召集、与野党論戦の評価は、上皇陛下を頂点とする世界支配層が提示している「臨時国会」に沿っているか否かで決まる』より、転載させて頂きました。

◆〔特別情報1〕
 菅義偉内閣の発足後、初めての本格的な論戦の舞台となる臨時国会(10月26日に召集)会期を12月5日までの41日間)が始まる。召集日に行われる菅首相の所信表明演説に対する各党の代表質問を、28日から3日間、衆参両院の本会議で行われる。理事会で、政府側は、新型コロナウイルスのワクチン確保に関する法案など9つの法案と、日本と英国のEPA=経済連携協定の承認を求める議案を提出する方針を伝えた。
 日本がいま、古い文明社会から新しい文明社会が生まれつつあるのが見てとれる。かかる時期に菅義偉首相がいかなる政策を打ち出し、これに対して野党各党がいかに応戦するかが、根本的にや問われている。
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コロナ禍越え33年ぶり観音像本開扉 敦賀・長谷寺

2020年10月26日 11時18分55秒 | まち歩き
 

コロナ禍越え33年ぶり観音像本開扉 敦賀・長谷寺

コロナ禍越え33年ぶり観音像本開扉 敦賀・長谷寺

開扉された十一面千手観音菩薩。奈良・長谷寺の本尊と同じ木で同じ人の作と伝えられる【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

(北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ)

 福井県敦賀市長谷(ながたに)の長谷寺(ちょうこくじ)で10月25日、十一面千手観音菩薩(ぼさつ)像の33年に一度の本開扉(かいひ)があった。コロナ禍による半年の延期を乗り越えて迎えた伝統行事で、地元民らは柔和な表情の菩薩を見上げ、静かに手を合わせていた。』


念彼観音力で、新型コロナウイルスを消滅させて貰いましょう。
妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五偈
「彼(か)の観音の力を念ずれば」
仮使興害意 推落大火抗 念彼観音力 火抗変成池(けしこうがいい すいらくだいかきょう ねんぴかんのんりき かきょうへんじょうち)
たとえ、人が害意を興して大きな火の穴にお前を推し落としても、彼の観音の力を念ずれば、火の穴がたちまち変じて池となるだろう
「もし、人がさまざまな苦難に出会った時に一心に観音様の名をとなえれば、観音様は即その苦しみから我々を解放してくださる」
ということです。
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日本がつぶれる!<本澤二郎の「日本の風景」(3886)

2020年10月26日 11時03分48秒 | 国際・政治
jlj0011のblog
日本がつぶれる!<本澤二郎の「日本の風景」(3886)

2020/10/26 09:380
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日本がつぶれる!<本澤二郎の「日本の風景」(3886)


<大手企業株の8割を日銀と年金基金など血税で支える異様な国家>より、転載させて頂きました。


 友人が朝日新聞の調査報道を知らせてきた。崩壊寸前の日本丸は承知はしていたが、具体的な数字でそれを明らかにしてくれたようだ。安倍内閣が財閥1%の傀儡政権であることは、よほどの無知の人でない限り、人々に知れ渡っている。金持ち優遇策の極め付きがアベノミクスで、それはつまるところ、実体経済とは無縁の株高操作に尽きるのである。


 公金を横流し、悪く言えば公金横領して、国民資産である年金と中央銀行の日銀に、財閥中心の大手企業の株を買い占め、経済的手品よろしく、異様な株高を演出している。その結果、なんと企業株式の8割を国民資産で支えている、というのである。


 「300円程度の航空機株が軽く2000円を突破している」というのである。この株高で、懐がはち切れそうもなく膨らんでいる一部の大金持ちが生まれている。


<株高で企業役員株主は億万長者で超格差社会>


 億万長者が誕生しているカラクリを知らない人間だった。いまそのことに恥ずかしい思いをしているが、むろん経済専門家・エコノミストにとって常識なことだったのだが、大金無縁の民衆も知らなかった。


 株高は、役員に特別の手当てを支払うという。手柄を立てたのは、日銀や年金であるのだが、役員には数億円がじっとしていて転がりこむ。濡れ手に粟である。むろん、おこぼれは大株主にも配当される。


 何をしなくても億万長者の財閥企業経営陣は、何も日産のカルロス・ゴーンだけではなかった。かつては想像もできなかった企業事態である。役員とヒラ社員の格差は、天と地の開きがあるのである。それをアルバイトや契約社員と比較すると、どうなるのか。許されないだろう。


 全く知らなかったことである!暴動が起こりそうな日本社会に変質していたのだ。こうした悪役のような金持ち人間が、安倍内閣と今の菅内閣の強力な支持者だったのである。


 これらのことを報道しない、報道できない日本の新聞テレビということになる。大魔神・電通の配下となってしまっている言論界なのだ。


<日本の価値は急落、円に羽が生えてタダの紙切れへ>


 アベノミクスも、こうした事実を知れば、容易に理解できるのだが、誰一人報道してくれなかった。


 ひたすら福沢諭吉を印刷することのデメリットは、小学生でも分かる。円の価値が急落していくことになる。日銀の黒田も知っている。それでも彼は刷りまくって日本価値を落下させている、正に売国奴なのだ。


 実体経済とは無縁の1万円札の刷りまくりで、その価値は5000円以下へと落下してゆくだろう。しまいには、限りなくゼロに近づいてゆく。円暴落は日本崩壊を約束するだろう。


 日本お陀仏へとまっしぐらなのである。


<安倍・自公・日本会議のアベノミクス暴政極まれり>


 要するに、今の日本に真っ当な財政家が一人もいない。エコノミストが一人もいない。こう決めつけると、身もふたもないが、しかし事実に相違ない。


 ついでに言うと、日本学術会議の中に勇気ある科学者はいないものか。


 今朝ほどの連絡によると、かつては天皇狂で知られた生長の家であるが、昨日の朝日新聞に3段抜きの広告をだして、日本学術会議にメスを入れる菅内閣に怒りの抗議を発信したという。


 公明党創価学会の右翼化に対して、生長の家がリベラル化しているのであれば、いいことである。安倍・自公・日本会議の暴政の一つであるアベノミクスによって、日本は墜落するレールに乗ってしまった。どうするか。筆者にもわからない。まずは止めることが先決であろうが、止め方が難しい。


 私事だが、昨日は好天・秋晴れに恵まれた。義弟と妹が病に抗して耕作している薩摩芋畑に乗り込んで、芋掘りして汗を流した。借りてる畑だが、土壌が素晴らしい。耕作人は自分で苗床を作って、苗を作っての本格派である。いい土壌といい苗と適切な管理で、いい芋が取れた。


 同じように、官邸と自民党と公明党創価学会の土壌を正さないと、いい政治は期待できない。昨夜も深夜2度も呼び鈴が鳴った。悪人の抵抗に屈しないことも、いい世の中をつくるためには不可欠なのだ。


2020年10月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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