年末年始の疲労を引き摺って
年明けの初仕事に出掛けた。
やっぱり年明けだから忙しかった。
しかし何故か
まだあちこちに浮腫は残っているものの
夕方の仕事帰りには
朝の出勤前とは比べ物にならないほど
体調が改善していた。
以前、よく夜勤明けには
2kmほどプールで泳いだりダンベルとスクワットで
疲れが綺麗さっぱり落ちた。
仕事の疲れは筋肉疲労で落とせる事は体験的に知っていたが、
家事労働の疲れは仕事で落とせるのかー。
今回体験的に知ったよ。
今まで知らなかった。
自宅で
炊事、洗濯、掃除のような家事に、
片付けても片付けても次から次と湧いてくる家事に、
あの底無し沼のように24時間際限無く続く家事労働に、
自宅で毎日専念する人は凄い。
よく出来ると思うよ。
悟りでも開かんと私には無理だな。
家事をするという、たったそれだけの事で
それもほんの年末年始の数日だけで発狂しそうだった。
じじ宅から帰宅し、自室で睡沈するまでの数時間していた事といえば
PCの画面とネズミを3、4回ぶつけて破壊しかけたし、
PCは電源入れると同時に何も操作せず電源落とし、
無意味にONとOFFとを繰り返し、
無意味に片っ端から物をゴミに捨て、
自分の食事のために作った料理を無意味に鍋ごと捨て、
机の角に自分の頭をゴンゴンぶつけ、
頭髪を大量に毟った。(←狂w)
私の頭皮は今も無数の表皮剥離だらけで
触るとまだじわじわ出血する。
それが
一日仕事をしただけで
睡眠も食事もたちどころにサイクルが戻り、
心身の不調が回復した。
そんなに仕事大好き人間の仕事中毒だったか?自分は。
そうではない。
「誰かのために家事をしなければならない」
という心理的苦痛が大き過ぎて仕事に逃避するに過ぎない。
家事が苦痛といっても
自分のための日常的な炊事洗濯掃除は
別に問題無く日頃から普通にやっている。
多少掃除を溜めたり
食材を妖怪や化石やミイラにする事もあるにはあるが
頻度としては半分以下だし
自分の事なので誰に迷惑をかける訳でもない。
問題は、誰かのために、家族のために
日常的にやって当然の事としてやらなければならない時。
破壊衝動を抑え、忍耐が要る。
しみじみ、
福音書のマルタは偉いと思う。
私だったら鍋を引っ繰り返して脱走するね。