ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

ぅあ"ぁぁぁーーー

2009-10-10 22:03:00 | 読書
一日部屋に籠もって臥床読書しているが
先日取り寄せた『怖い絵 3』(中野京子著/朝日出版社)の
「メドゥーサの首」(ルーベンス)の絵が本当に怖い!
怖過ぎる!


『怖い絵』の1、2巻が大変面白かったので
3巻が出たと聞いて取り寄せた。


このグロい絵を描いたのは、
フランダースの犬最後に登場する教会の絵の画家ルーベンスで
私にとっては元々気持ち悪くて嫌いな画家であるが
この絵はこれ以上無いくらい気持ち悪い。


ルーベンスは宗教画なんかも
背中に鳥の羽背負ってぶよぶよ太った赤ん坊が
画面一杯にうじゃうじゃ犇めき合っていたり
二重顎にセルライト満ち満ちた三段腹の女体がごろごろして
何が宗教なんだか何処が良いのかさっぱりで。
私はどうも受け付けない。


『怖い絵 3』の本文にも書かれているが
嫌悪感を誘発する技能に本当に長けている画家だと思う。
この絵、何をモデルに描いたのかな。
斬首された生首を見て描いたとも見える。
あ゛ー気持ち悪い。


この『怖い絵』という本はグロい絵を集めたものではなく
古今東西の名画にまつわる裏話の本であって
見慣れた名画の奥深くに秘められた怖いエピソードを
書いた本なんですけどね。
もの凄く気に入って1巻から愛読している。
私は『怖い絵』の3巻が出るのを心待ちにしていたのだ。


しかし今回、3巻は本文読む前にぱらぱら捲って
こんな絵を見て腰が抜けた。
それでも結局引き込まれて全部読了した。


面白いよ。
お薦めであるよ。