上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

五合庵春色 ジオラマ 

2023-01-25 19:08:04 | ジオラマ

国上山麓の辻にある双体道祖神の前。良寛禅師(1758年〜1831年 73歳没)は弟子・遍澄(1801年〜1876年75歳没)を伴い、托鉢を終え五合庵に帰ってきた。農家の庭先では子供たちがカゴメカゴメで遊んでいる。行き交う女連れの二人の武士。

 

良寛さんは国上山五合庵に足掛け12年ほど住んだ。48歳から60歳頃のことである。その後乙子神社社務所に10年ほど住んだ。乙子神社に移り住んだ理由は、60歳をすぎ五合庵への上りがキツくなったからだといわれている。国上山の五合庵は何年か前に見に行ってきたが、私がイメージしたものとは程遠かった。このジオラマで作った五合庵は私のイメージで作ったものだ。一年ぶりの製作は半月ほどかかった。70歳過ぎの目にはスケールが小さすぎるのである。人間は1cmほど。既製のフィギュアを加工、カスタムしている。人形以外は全て手作りである。縮尺 1/150 

 田植えも終わり、整備作業に精を出す。     飛脚が忙しそうに駆け抜ける。

 

   城中乞食了    城中に食を乞いて終わる        町中の托鉢を済ませて

  得々携嚢帰    得々として嚢を携えて帰る       私は今上機嫌で頭陀袋を下げて帰るところだ 

  帰来知何処    帰り来るを知らず何のところぞ     今からどこに帰るのかと問われるなら        

  家在白雲陲    家は白雲陲にあり           わしの家は白雲のほとりにあるのだ     

  以上   良寛の詩



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2 コメント

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Unknown (ナビゲーターワタナベ)
2023-01-26 20:42:27
新作、ジオラマ、それも、良寛さん。清々しい気に満ちて。どんどんグレートが上がりますね。天晴れです。m(__)m
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良寛と瞽女 ()
2023-01-26 21:21:36
ワタナベさん毎度!良寛の文章の中に瞽女が出てくるかどうかは、分かりませんが、当時は多くの瞽女さんがいたはずで、清貧の良寛も瞽女も同じ世界にいたと私は思っています。この両者がどんな会話をしたのか、想像するだけで楽しくなります。
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