上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

緑成す双体道祖神・新潟県十日町市

2024-08-18 21:37:10 | 石仏

     上杉謙信道と呼ばれた、戦国時代の道。その路傍に建立されている双体道祖神。(十日町孟地)

 季節ごとに訪れては撮影している双体道祖神がいくつかある。特に苔に覆われた道祖神には興味をそそられる。

苔がつくと、きれいに剥ぎ取って掃除をしてから撮影する方もいるようだが、私は自然の営みの中で培われた造型は

そのままが良いと思っているから、あえて苔で纏われた石仏を撮る。

内には今回載せるような彩色された双体道祖神があるから面白い。

 謙信道は草に覆われ、その奥に孟地の双体道祖神はひっそりと佇む。草丈があったなら、気が付かないだろう。

 

十日町芋島(おのしま)の双体道祖神は裏山の棚田へ向かう薄暗い掘割の上段にある。

 

 唇に薄紅をさしたこの双体道祖神は、艶かしく美しい。


今年のチタケ事情

2024-08-18 11:49:32 | キノコ

 8月に入りチタケの時期がきた。

栃木県民にとってチタケ←クリックはソウルフード。山深い崖や渓谷の斜面に顕著に出るので、例年、滑落で何人かの遭難者や、

死亡者が出るくらいだ。

通年、チタケが出るのは8月初めからお盆明けの20日頃までが最盛期だ。まれに9月に入っても遅出のものもあるが)

 

 昨年は8月に雨がなく、8月下旬から9月にずれ込んだようだ。私の城(いつも採れる場所)では通念通り採れた城と

採れなかった城があったが、一年分の食い扶持はなんとか確保できたが、今年はどうだろう。

今年の暑さは異常で、チタケ山の里は23度〜25度だが、山の斜面を昇降していると水に入ったように

びしょ濡れである。いやいや、熱中症になったようで、キノコ探しを早々に切り上げた。

15日の段階では、今年もやはり全ての城での収穫はできなかったが、なんとか今年も一年分の食いぶちを確保できた。