上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

群馬県六合村・情熱の道祖神 長平道祖神

2023-07-02 20:49:24 | 石仏

 

 

 六合で会いたかった情熱の道祖神の二組目は「長平の道祖神(1846建立)」尻焼温泉を過ぎ、ちょっと不安になりかけた頃、わずか二軒の長平の集落につく。集落入り口にある案内板に導かれ、雨で濡れた草藪を歩いていくと、集落の墓地と思われる場所に併設して道祖神があった。思ったほどの大きさはなく小ぶりの道祖神であるが、荷付場道祖神同様、熱い抱擁を交わしながら気品のこもった笑みをたたえた道祖神であった。(荷付場道祖神が1843年建立であるから、長平道祖神は三年後に作られるのだが、荷付場道祖神のデザインを真似て、抱擁のデザインにした可能性があると思われる)

 

 


群馬県六合村・情熱の道祖神

2023-07-02 20:33:28 | 石仏

日本一美しい村には日本有数の情熱に満ち溢れた、抱擁道祖神がおられるのだ。しかも二組も。美しい村として名高い六合村には、愛のカップル、道祖神が多いことでも知られ、私はその中でも名高い、荷付場の道祖神(1843建立)と、長平の道祖神(1846建立)に遥々会いに来たのだ。

道を間違い国道を走って30分ほど時間をロスしたが今度は間違いはなさそうだ。

バス停からすぐに案内板があり期待に胸が弾む。

荷付場集落の観音堂が見えその脇に屋根がけの道祖神があった。

観音堂前の辻

 

約二百年もの間このカップルは、熱い抱擁を交わし続けているのだ。飽きもせず!

「惚れほれそんなにくっ付いていては、恥ずかしいではないかい」と声をかけたくなるのだが!

 

この道祖神近くに、渥美清の寅さん映画、浅丘ルリ子との共演、「寅次郎ハイビスカスの花」でエンディングのロケ地となったバス停があったのでよってみた。検索してみると、このバス停は四十年前と変わりはないようだ。ただガードレールの一枚がバス停前から外され、撮影されたとあった。