六合で会いたかった情熱の道祖神の二組目は「長平の道祖神(1846建立)」尻焼温泉を過ぎ、ちょっと不安になりかけた頃、わずか二軒の長平の集落につく。集落入り口にある案内板に導かれ、雨で濡れた草藪を歩いていくと、集落の墓地と思われる場所に併設して道祖神があった。思ったほどの大きさはなく小ぶりの道祖神であるが、荷付場道祖神同様、熱い抱擁を交わしながら気品のこもった笑みをたたえた道祖神であった。(荷付場道祖神が1843年建立であるから、長平道祖神は三年後に作られるのだが、荷付場道祖神のデザインを真似て、抱擁のデザインにした可能性があると思われる)