ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ジャン・ガローデ ポマール ノワゾン 2005

2010-09-26 | ヴォルネー/ポマール/SLB
POMMARD NOIXONS 2005 Jean GARAUDET



気温も下がってきたので、半年振りにワインセラーの整理をしました
大凡180本程度がセラー内
今日の到着便で入れ替えをして、20本ほどが外に直置きで、若い白と一部赤も

今日のセラーの整理で、下部に置いてあったガローデのワインを掘り出した
ポール・ガローデは親戚に当たるようだが、彼は白屋でジャンは赤屋だ
ショップでも可也知っている方でないと取り扱ってないだろうワイン

Pommardの住まいで、跡継ぎがいないため本人で最後になると記憶している
私のイメージではポマールはブルゴーニュの最南部で
ここから東側にマコンやシャロネーズが広がる
方向音痴かも知れないが車で何度行ってもその感覚で観ていた

話が逸れたが、いいワインを造る造り手がまた姿を消すのか・・・としみじみと思う
小さなフランボワーズやイチゴなど酸味と果実味が渾然として旨くて美味しい
ACL臭の裏側に艶かしさのある鞣革や土香に牧草なども混じって複雑味を醸している
VintageからALCが強かったのか半時余りで馴染んできた

丁度ティボーのHCDNクロ・デュ・プリウールに深みと厚み以外は瓜二つとなってきた
旨いワインに共通するバランスと暗黙知的要素だと言える

薄っぺらいというわけではなく、造りそのものが飲みやすさを考えて造られたように思える
ポマールという強さ加減は鳴りを潜めていて、どちらかと言えばNSG1erかと
ジャンのワイン在庫は06のクロ・デ・ムーシュのみとなった

・・・・そう、なんとはなく開栓したが、哀愁を感じてしまったワインだった
そうこうしている内にポマ-ルらしい重めの香り立ちとタンニンの味わい出てきた
ALCに隠れていたんですね

いいですね。こういうワイン・・・グラスが進みます (^。^)




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。