ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ドメーヌ・ジャック・プリュール ピュリニー・モンラッシェ1er レ・コンベット 2005   

2013-06-01 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Domaine Jacques Prieur Puligny-Montrachet 1er les Combettes 2005

このワインは、10年程度で開けようと思っていましたが、ええい開けちゃえって四捨五入で10年だからって自分なりにOKして開栓。どうでしょうか。

色調は、透明度も高く液面の艶っぽさが好印象で、金色の濃度から30%程度の樽が入っているのか?、熟成して好い色になってきてます。粘性も十分で、足も太く、出方がゆっくりしています。
香りは、若さを感じさせ、革、石灰系?火打石?的ミネラル香、白系ブーケ、薄く木の実があります。
味わいは、アタックに酸が前にでていて未だ若さを感じます。金属をなめた時のような苦味に近いミネラルが鋭角的です。それでいて口中では柔らか味を感じ、収斂性がありそうです。明日か明後日には酸味が抑えられて、甘みが出てきてバランスが取れそうです。その時には一皮剥けた完熟パイナップルが味わえるのでしょう。

このコンベットは、8年でこの程度の熟成ですと、若い時は酸っぱくって堅くって人気なかったでしょうね。 ・・・フランソワ・ジョバール的(5日目7日目 10日目)な長熟かな。いずれにしても、ヴィンテージ2005の葡萄の強さを引き出すための長期熟成ワインになっていたのでしょう。こういう職人気質的なところは、わたしの好みのワインです。2日目以降どうなるか変化が楽しみです。

<2日目>
まだ酸が勝っていますが、予想通り甘酸っぱい完熟パイナップルに変化しました。香りは変わらずで若干腐葉土が出てきたか。
<3日目>
ピュルニーらしいミネラル感たっぷりで鋭角的だった酸が和らいできました。



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