ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィル ムルソー 1er サントノ 2003 

2013-04-23 | ムルソー
Domaine Marquis D'ANGERVILLE Meursault 1er SANTENOTS 2003

一昨日開栓したソーテルヌのCH.シガラは、さすがにもてあましてしまい、ダンジェルヴィルの白を開栓してみました。

このワインは、以前に某ショップのオークションで落札したものです。値段的には、5,300円でしたので安いかなとは思ったのですが、ワイン市場のデフレは続いていますので、今じゃあ割安感がありません。ましてやダンジェルヴィルは、赤屋さんですし白なので興味本位に落札したのですが・・・ 安かったのと過熟果の多い(?)ヴィンテージ2003ですのでどうでしょうか。

色調から樽はあまり使ってないようですし、思ったより酸味もあり(酸の軽さは補酸か?)、熟したグレープフルーツの香味が楽しめます。VT03であれば過熟的要素があるはずと思っていたのですが・・・・・。

果実味が開戦直後は冷えすぎもあって弱めで、時間とともに前面に出てくる様がなかなかです。ただ、バランスも良く美味しいのですが、アタックを含めて全体的に優しすぎ、印象に残りにくい、余韻が軽い、といった印象が残ります。濃さ等を感じない(足が細い故か)のは粘性が低いからでしょうし、ムルソーっぽい樽の焼きは感じますが、ALC13.5にも拘らずグラスがスイスイ進むという、これがダンジェルヴィーユのムルソーなんですかねぇ。 ・・;

調べると、2003から息子のギョーム氏が造っているとのこと。いきなり難しいVT03からじゃあ、善戦というのが正解でしょうか。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村