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ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

マス・デ・シメール テラス・デュ・ラルザック  2日目

2012-02-16 | ラングドック/南西地区/マディラン
初日と打って変わって2日目の状態がいいです。

昨夜は無理やり飲んでたという、ワインを一番嫌な形で、勿体無いから飲んでたようなものでした。
が、化粧を落としてみると、その自然な素顔に逆に一目惚れになってしまったような・・・・・。南北ローヌでは余り経験のないパタ-ンで面食らいました。

昨夜はボトル2/3くらい余していたのですが、今日は後引きも出てきて、たぶん全部空けてしまいそうです。ウ~ン初めて飲む造り手ではあるにしても、こういう変わり身は初めてです。 それでも、あと5~6年寝かせるのは正解でしょう。
・・・言い訳っぽいですが、正直勉強になりました。 (~~)/

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<追伸 22:20>
ボトルを空けようとしたら、滓が・・・・・



マス・デ・シメール テラス・デュ・ラルザック コトー・デュ・ラングドック 2007

2012-02-15 | ラングドック/南西地区/マディラン
Terrasses du Larzac Coteaux du Languedoc 2007 Mas de Chimeres

総じて若飲みになってしまいました。

ワインとしては、既に飲めるレベルではあります。
が、飲み込むと、やはり混醸されたセパージュのバランスが未だ取れてないのが分かってしまいます。要するにしっかりしたワインなので、熟成5年程度では本来の味わいは期待できないということですね。

香りに、樽香が新樽系(2-3年樽?か)で、これが溶け込むだろう時期が本来の飲み頃でしょう。そういう意味で、価格2,030円税込からは信じられない長熟系かと思います。

味わいは、甘みが強調されていて、香味から優に(収量からみても)10年程度は寝かせないと、バランスの悪さが目立ってしまいます。どうやら、第1にカリニャンの強さ、第2にグルナッシュの強さが目立つように感じます。

このワインを今飲むには、ジビエ料理に合わせれば恐らく問題ないでしょう。

<インポーター情報>
ブドウ品種 : サンソー、シラー、グルナッシュ
        カリニャン、ムールヴェードル (各20%)
土壌 : 酸化鉄・粘土・石灰・玄武岩
樹齢 : 平均9〜90年
栽培面積 : 2.3ha
年間生産量 : 3,300本
収量 : 13hl/ha
熟成 : オーク樽熟成 12ヶ月
   (サンソー、カリニャン以外)。瓶熟成3〜6ヶ月

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CH.ラスコー ノーブル・ピエール ルージュ 2001

2011-12-16 | ラングドック/南西地区/マディラン
CHATEAU DE LASCAUX LES NOBLES PIERRES 2001 PIC SAINT-LOUP

最近のワインは基本的に割安感のある、QUALITE-PRIXなワインを追い求めています
高いお金を出せば、それなりのワインは飲めますが・・・
有名になると、蔵出し価格に仲買業者の思惑がONされて、結構な値段で買わされしまいます

実は、最近ではブルゴーニュもこれと言った銘柄など絞った購入に切り替えました
フランス産ではブルに拘らず、南仏・プロヴァンス・ラングドック・南西地区など注意して見ていくと、まだまだ掘り出し物があるわけです。

今日のワインはどうでしょう。
よく知らないワインでしたが、熟成年数とPR文から試してみました。

それと、駐在時代にラスコーⅡに行ったのと、隣接の洞窟(名称失念(汗))は本物だったのを思い出して、懐かしさもあって購入してみました。

<インポーター情報>
セパージュ: シラー90%、グルナッシュ10%
        30%は新樽で12ヶ月の熟成
平均収量 : 35hl/ha
Vintage2001は、ギド・アシェット05で ★★ だったようです。 

購入価格 : 2,058円税込 


香味に熟成感があって、でも色調を含めまだまだ若いですねー
確かにレンガが入りつつあるのですが・・・

しっかりとグリエ香、ハーブなどが香りSRの特徴がでています
黙っていれば、北ローヌのような錯覚に陥りますね
ちょうどクルビのサン・ジョセフに酷似しているでしょうか

熟成によって価格に似合わないコクもあって・・・
鳥レバーの煮付けにピッタシ! ・・・旨いですねー
価格的に数倍~10倍程度するローヌの上級ワインと比べて、確かに厚みや複雑味は負けますが、普段飲みでは何ら問題はありません。
そういう意味で、Beaucastelの赤を熟成させるには余りにも時間がなさ過ぎますね。

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ドメーヌ・フォンタネル 2010 ヴァン・ド・ペイ デ・コト・カタラン (1000円シリーズ:06)

2011-12-05 | ラングドック/南西地区/マディラン
DEMAINE FONTANEL 2010 VIN DE PAYS DES COTES CATALANES

AOCは、正確にはピレネー・ゾリアンタル県のコート・カタラーヌになります
産地としては、フランス-ラングドック・ルーション地方 と言った方が分かりやすいか
セパージュは、シラー65%、グルナッシュ25%、カリニャン10%

知らなかったのですが、このワインは「一個人」という雑誌の2008年12月号で「決定!国別{2000円以下}極旨ワイングランプリ」という企画があり「フランス赤ワイン部門」で第1位に選ばれたそうです
というのが分かったので、2年程度寝かせようかとも思いましたが
結局開けてしまいました (^_^;)

結構濃いーのですが、アタックもなかなかグッときつつ、余韻も長く綺麗にフェードアウトします
やっぱり若飲み故のヤンチャさが前面に出ますが、飲み疲れは予想より少ないですね
ウーン こりゃ今日の開栓はちょい勿体無かったか (反省)
で、ワインリスト見ると、購入価格はナント税込1,480円
こりゃあ”QUALITE-PRIXなワイン”ですね!

試し買いの一本でしかないのですが
  ・・・・・・セラーの空き問題もあるので追加(熟成3~4年用)が買えない (涙)
QUALITE-PRIXワインとしては4つ目のワインでした

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シャトー・ラ・バロンヌ 2010 ブルーノ・デュシェン醸造 (1000円シリーズ:02)

2011-11-22 | ラングドック/南西地区/マディラン
Corbières Rouge Le Noir Cuve sans sulfites Chateau La Baronne 2010

ブルーノ・デュシェン(Bruno Duchene)が醸造するネゴス物で新井順子さんのプロジェクト・ワイン
もちろんBIOです
購入価格:1,780円(税込)・・・・・今回の1,000円ワインシリーズで一番高かったワイン

デュシェンのワインは一度は試してみたいなって思っているのですが
イメージ的に”ちょい高”のイメージがあって、二の足を踏んでいる間に毎年NETから蒸発
そんな思いのあるところで、何と119年古樹で、フィロキセラにも耐えた葡萄樹・・・・・ではなく
今回はその若木、と言っても1960年植樹の50歳の古樹
CH.La Baronneの当主であるジャン・リニェール氏は、南仏のLanguedocに90haもの畑を持つ大地主で
本職は医者であり、50年以上も前、父親の代の1957年に畑を購入したものとのこと

生産量312本しかなく、天然アルコール度数14.18度とのこと
カリニャンという葡萄は知らないわけでは有りませんでしたが
100%物は初めてですし、デュシェンが醸造 ・・・・・ 故に興味津々

【新井さんコメント】
「白の収穫後 9/29に収穫。朝は5度、お昼は22度という外気です。100%INOXタンク
 で熟成させたカリニャン100%のワイン。去年は3つの中で一番やんちゃな野性的
 な味わいでしたが、今年はぐっとシャープで垢抜けました。
 今飲んで一番おいしいかなぁ。飲みやすいです。1960年の葡萄です(樹齢50年)。 ピュアな ところは、
 もちろん健在ですよ! 」との掲載コメント  → INOXタンク=ステンレスタンク

Vintage2010・・・・・若飲み過ぎて幼児虐待的になるかもしれませんが
まあゴチャゴチャ言わず、新井さんコメントを鵜呑みにして先ずは飲んでみましょう (默)

香りは
スミレや紫系のブーケ、チョーク、インク・・・・・トゥア・リータ ロッソ・ディ・ノートリに近い
味わいは
グルナッシュとシラーの中間的と言ったほうが分かりやすいでしょうか
濃いことに変わりはありませんが、ノートリよりも飲みやすく美味しい
おそらく熟成してくるとローヌのワインのようになるのかもしれません
総合的には
新井さんのコメント通りなのでしょう・・・・・私には十分”やんちゃ”で美味しいです
この上位キュベ樹齢119歳を熟成させてみたいかな・・・・・でもセラーにスペースがない (涙)

今晩はサッカー五輪予選でバーレーンとの試合!

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到着・何時が飲み頃? カ・エンム・トランテアン ヨーヨー 2010 (KM31 V・D・F YOYO)

2011-11-05 | ラングドック/南西地区/マディラン
KM31 2010 YOYO

衝動買いしてしまったVDFのワインです

La Soula de la Dona Mortの畑が県道31㎞の所に存在している事から名前が付けられたそうで
Banyuls-sur-merというのはペルピニャンよりも、ほぼスペイン国境の地中海に面した街
そして彼のブリュノ・デュシェンがお隣さんという環境のようです

混醸はグルナッシュノワール50%、カリニャン50%

購入してから、飲み頃が?ですが、最低でも5年程度熟成はというところでしょうか
「その生産量はわずか3000本、この2007年は購入出来ませんでしたが、2年目のリリース2008年は
 4500本に若干増え、やっと少しだけ日本に入ってきました」というコメントがありました

日本輸入総数が120本だとのことですから希少性はありますが、そこが購入ポイントではなく
新進の造り手として試してみたくなったものです
  ・・・・・・でも1本目はいつ開栓しましょうか?
来年春あたりかと思っていますが・・・・・
ショップでは「SO2が多くないと感じると思う」とのことですが
一定量以下の亜硫酸塩だとブレタノマイセスが増えるということもあるので
恐らく最低使用量と言う意味合いでのアドバイスということでしょう

ここら辺のことはワイン醸造体験もないので良く分からないしですし
まあ、とにかくメチャ早飲みになりますが来年春先にでも試すか考えましょう

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シャトー クープ・ローズ 2005 レ プロ  ミネルボワ 

2010-05-30 | ラングドック/南西地区/マディラン
CHATEAU COUPE ROSES 2005 LES PLOTS MINERVOIS





知る人ぞ知るクープ・ローズ

と書き出したが
最近では知ってる人も増えてきたことも事実

シラーとグルナッシュを中心ベースの混醸から
私なぞは一瞬でもラングドックにもかかわらず、ヌフドパプかなあと錯覚を覚える

理由は簡単
シラー独有のグリエ香がないので
・・・Vintageからシラーの強さをグルナッシュが抑えているか?
この二つのセパージュの混醸はフランスでは割とオーソドックスな混醸といえる



確かに複雑味に欠けるが・・・・・
さすがにそれなりに評価の高いクープローズ2005
このワインが2300円、安いものであれば2千円を切っている

普段飲みではハッキリ言って申しぶんないだろう

私には、これがイオンモールで売られていたこと自体が驚きだった
まあそれだけ日本では情報氾濫ということなのか
PPなどに基づいた商品仕入れが普通になったのだろうか

南仏の欲張り混醸 ドメーヌ・ド・サレント VV 2006

2010-03-25 | ラングドック/南西地区/マディラン
ドメーヌ・ド・サレント VV 2006
DOMAINE DE SALENTE VIELLES-VIGNE Languedoc-Roussillon




このワインは日本ではものすごくマイナーなワインだと思う
いったいどこだろうと思ってエチケットにあるポストコード34150 GIGNACを探すと
な~んと地中海にほぼ面しているような街である
モンペリエから西北へ約40km離れた人口5000人ほどジニャック村
良く写真で見かける南仏独特のオレンジの屋根が似合いそうな街のようだ

いわゆるラングドック・ルーション地区と言われる地域
造り手によっては個性のあるワインがあって未開の地と呼べるかもしれない

今回のこのワインはいろいろ混醸されているのが一口飲んでじっと考えれば分かると思う
スペックをうろ覚えでGN・CSの2種類までは直ぐさま思い出したのだが・・・・・
あとは何だっけ?・・・・と店のWEBを確認すると
GN25%、CS20%、ML30%、CN25%が混ざっており4種の葡萄の混醸であった



基本的にセパージュが濃い葡萄なので必然的に濃い目のワインになっている
飲み口としても重い目のワインであることに違いはない

チーズに合わせてブリ(チーズ)などきっと美味しいだろうし
好みだが青カビのロックフォールの手造りで塩分が少ないものが食べたくなるような・・・・
ワインとバゲットと一緒にやりたくなるワイン




グルナッシュが入っているのでカオールとは別物だが
カオールに通じるような熟成すると土香がバッチリの肉料理向きのワインのような気がする
1700円ほどのワインだが4-5年熟成して飲んでみたいワインの一つと言える

このVintage06では余りにも若飲みしすぎだと思うし
確かに二日目方がワイン自体が柔らかくなって美味しくなったのは事実
でもまあ少なくともあと2~3年寝かせてからだろう

まあ、そんなことよりも
いずれの地域も日本での取り扱いが少ないので寂しい限りの産地であることは間違いない

<二日目>
相変わらずワイン単体では強過ぎる
口中でのアタックの強さがあり、また余韻にかけて各セパージュの余韻が入乱れてくる
まあ、Vintageから言ってもまだまだ馴染んでないというのが実態だ

しかし空揚げなどと合わせるとピッタシで美味しくいただけました
今飲むのであれば強い料理で和らげる必要がある

プリモ・パラテューム ペイ・ドック 1999 ミトロジア

2010-02-28 | ラングドック/南西地区/マディラン
プリモ・パラテューム ペイ・ドック 1999 ミトロジア
PRIMO PALATUM VIN DE PAYS D'OC 1999 MYTHOLOGIA


グサビエ・コペルが醸造家ネゴシアンとして造るワイン

エチケット下部の”Mythologia(ミトロジア)”とは神話という意味であり
彼が造るワインは複数のAOCがあるのだがそのAOCにおける最上級キュベの証

同じペイ・ドックでも99はミトロジアがあるが98は存在しない
ヴィンテージチャートでは南西部のチャートはないがボルドーでは98の方が良い
試しに98のミトロジアの冠を配してないものも飲んでみたが
結局、神話の冠を頂いた99は一枚違うということが香や味わいにおいてハッキリ分かった



彼のWEBに記載されている事項には
Vintage1999は4800ボトルでCS50%CF45%ML5%となっている

このワインは終売のため特売で2000円ほどだったので1ダース買い込んだ
後から分かった情報ではフランス現地の廉売よりも安ったようだ

それはともかく
この値段でこれだけの香と味わいを堪能できるんだとつくづく思った