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ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

フランソワ・ダレン シャサーニュ 1er 2008 (2本目)

2011-04-29 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
CHASSAGNE-MONTRACET 1er  François D'ALLAINS

昨年の10月に飲んで以来です
どれくらい熟成したのか楽しみで開栓してみました

開栓即では香が昨年10月のように立ち上って来ないですね
どちらかと言えば、1本目を基準にすれば、閉じている
 ・・・といってもそこそこはミネラル感のある鞣革香はあります

余韻に雑味に近い苦味が微かにあって気になりますね
7ヶ月経過しましたが、それにしても可也のボトル差です
入手後はセラーに入れてましたので着後の問題はないはずです

故にボトル差があるのか
このワインは3年以内に飲むべきワインなのかも知れません

マンゴやパイナップルなどの香味で出るようになった変化はあります・・・・・が
ミネラル感が弱く今一歩ピリッとしてない
前回のような透明感も感想を記載していて思い出したくらいです

明日に持ち越して様子を見てみます

<2日目>
Vintage2008の特徴でしょうか。
残念かな! バランスが崩れてしまいました
同じボトルがありますので、早い目に開栓していくとしましょう

在庫があと3本、もう一本開栓してみれば
この造り手が早飲みタイプであることが分かるでしょう
それにしても3年以内に飲む1erとは・・・・・ちょっと早すぎでしょう (?_?)


ベルナール・モロー シャサーニュ・モンラッシェ ルージュ 2008 

2011-02-15 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
MOREAU CHASSAGNE-MONTRACHET VIEILLE-VIGNES 2008


サシャーニュの赤は久しぶりになります
昔、パリに在住した頃にサシャーニュは白しかないと思っていたのが懐かしいです
初めて飲んだサシャーニュの赤はBouchard Aine et FIlsでした
日本ではあまり見かけませんが・・・・・CDの面積とPNの面積は余り差がないのです

その昔、赤ブドウが主力だった時代があったようで
うろ覚えですがのフィロキセラの後に白が植わっていったと記憶しています(違ったけか?)

そんなことより
サシャーニュの赤も久しぶりですが、このワイン2300円ですが久振りにアタリでした
名だたる1erと遜色ないですねえ (*^_^*)

ベルナール・モロー・・・・・白屋と思っていましたがどうしてどうして
VT08は優しい年ではなかったかと思うのですが
果実味もしっかりして、バランスも良く、雑味もなく、ピュアな味わいに舌鼓
VVのPNを優しく、美味しく飲ませてもらいました





記憶に残る銘醸ワイン 2010年

2010-12-30 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
今年出逢った記憶に残るワイン
F・ダレン ”シャサーニュ・モンラッシェ1er2008” & スタッグスリープ・ディストリクト ピラー・ロック2002

白ワインではやはりこれでしょう
François D'ALLAINS CHASSAGNE-MONTGRACET 1ER 2008
このワインは私のネゴシアンに対する感覚を変えてしまっただけではなく
造り手の熱意や技量次第で葡萄もワインも変わるんだと思えたワイン
Vintageから言っても優良年ではなかったろうが
恐らく収量を押さえ健全な葡萄だけを選果して造られたのではないかと
そして、何よりも”美味しく旨い”と試飲しながら想いを馳せたワインでした



赤ワインではつい最近手に入れたアメリカのカルトワイン
”PILLAR ROCK 2002 STAGS LEAP DISTRICT”

特にVintage2002のこのワインは話題になった当のワインのようで
ボルドー・グランヴァンらと共に主要なオークションにエントリーされるなかで
『ナパヴァレー・ワインオークション2002 バレルロット部門落札額第一位
 当時の為替レート換算で、1 本当たり¥66,000 で落札されたワインで
 RP99-100 点のシェイファーを抜き、第1位で落札された、カルト・カベルネ』

シカゴの大実業家ピラーロックの設立者のロン&テリ・カーン夫妻が
「世界最高峰のカベルネ」を目指し1999 年から生産を創めたワイナリー
醸造責任者はケアリー・ゴット(プランプジャック等)
栽培責任者にジム・バーバー(スクリーミングイーグル、グレースファミリー等)が担当
など、カルトワイン請負人が揃った超豪華ワイン

少量生産のため、高級レストラン、メーリングリスト登録者など
限られところにしか流通しない カルトワイン(以上は宣伝記事抜粋)


アメリカのVintage2002は超優良年で、CSの熟成度合いから
どう考えても15年以上、出来れば20年以上は熟成させなければいけないワインではないだろうか
変な話しですが飲んでもいないワインを敢えて今年の赤ワインの最高位に位置づけました

末筆ですが
皆様のワインとの出会いが来年も良き年でありますようお祈り申し上げます
では良いお年を!!

ジャン・リケール ピュリニー・モンラッシェ 1er シャンガン 2007 

2010-12-18 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
PULIGNY-MONTRACHET 1er LES CHAMPGAINS 2007 Jean RIJCKAERT

ネゴシアンですが好みの造り手
ヴィンテージチャートでVintage2007のCDBの白は91ですから
VT05、06より良い評価になっていますが・・・

まあ好みがありますので何とも言えませんが
確かにH・ボワイヨやデュガ・ピィのACブルの白はその片鱗がありましたので納得してはいます

本題のこのシャンガンですが
最初はトロミが弱く、サラサラとしてリケールらしくないというのが第一印象
と記載しているうちに・・・・・時間が経つにつれて・・・リケール調になってきました

苦味に近い(決して雑味ではなく)ような
キーンというようなミネラル感ではないですが
下草香に軽い鞣革香にフルーツ香が混じってきます
このパイナップルや軽めのマンゴのフルーツ香は
元パートナーのギュファンに相似していますね

ギュファンのワイン価の1/2~2/3程度ですからお買い得ですね



フランソワ・ダレン シャサーニュ 1er 2008

2010-10-02 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
CHASSAGNE-MONTGRACET 1er  François D'ALLAINS



この造り手は新進で全然知らなかった造り手でした
私は基本的にネゴシアン物は買わない主義です
市場で見かけるのはRullyやACブル、ムルソーで
今回、偶然にシャサーニュ1er 2008が5本だけ手に入った

購入後に詳細を調べていくと
どうやらネゴシアンものという域を通り過ぎているようで
ひょっとしたら想像以上かも ・・・ ( ̄_ ̄ i)

というのもこのシャサーニュ1erは
特級モンラッシェを角を挟んで2面接する Branchotと
もう一つが、程近い Rebichetの2つの畑から造られている

この造り手のシャサーニュ1erはそういう意味でも超希少であるように思える
で、分かる範囲で調べてみたのですが・・・
フランスの造り手のWEBを見てもシャサーニュ1erを造った年は2007のみ掲載されている

ところが、私が買ったのは2008 ・・・ なんで (?_?)

可能性としては買い葡萄であるが故に、掲載するだけの本数がまとまらなかったんだろう
であれば、もっと08は希少性があるのかも知れない

実はネゴシアンものは余り信用してなくて、在庫は極僅かな本数だけど・・・
タルデュー、ポテル、リケール、ボワイヨ(多分 a Meursault)ぐらいだろうか




香りは
鞣革のしっとり感はあり、白花、黄花の入り混じった
下草や土っぽさがミネラル香をタップリ抱えて
数年後?熟成を楽しみにさせてくれる好いワインだ! \(^_^ )

味わいは
シャサーニュの柔らかさがある割に
キリッとしていて、甘味を抑えているのに果実味がしっかりとある
酸もすっきり綺麗で厚みがある割にすっぱ過ぎない
開栓直後から将来を感じさせる、旨み、美味しさをイメージさせてくれる
楽しみですね!

若飲みタイプだと聞いていましたが
でも流石に、最低でも5年以上の熟成があった方が良さそうですね
トロミも2時間程度で滑らかな厚みに変化して
特級モンラッシェを彷彿とさせるBlanchot & Rebichet と言えるでしょうか

・・・そうこうしていると
閉じ気味だったのが、物凄い勢いで鞣革香を放ってきており、醸すと言った方が良いだろか

円熟味を増すまで大切に寝かせたいと思うワインです (~~)/

ピュリニー・モンラッシェ・1er レ・ピュセル 2006 アラン・シャヴィー

2010-06-17 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
PULIGNY MONTRACHET 1er Pucelle 2006 Alain CHAVY




アラン・シャヴィーの何本かのストックからピュセルを選んで
デキャンタージュすれば何とかなるかなと思って
熟成の頃合を見るのもあり開栓

香りは
若さあふれるリンゴ蜜にもちろん乾いた鞣革香を中心に漂っている
造り手の考え方だろうか樽香がないのがアランのワインの特徴のようだ
何だか久しぶり果実味などを楽しんでいる自分に気が付いて
それが嬉しくなる

味わいは
溌剌とした酸が心地よく、完熟手前のパイナップルが舌の上にのってくる
確かに、若飲みの分だけ熟成感やコクに物足らなさを感じるが
気持ちの良いフレッシュさと引き換えにしたものであり
このワインは、あまり若飲みしない私に十分満足を与えてくれる

温度が上がってくると弱めのトロミが出てきて舌に乗ってくる様が心地よい




ワイン温度計で13℃辺りからこの暑さで徐々に上がってくる温度につれて
いろんな表情を見せてくれるところは流石

そして17-8℃超だろうか
ALC臭に入り混じって
中心に強くミネラル香と蜂蜜香がブワッと漂ってくる

確かにまだ早いが十分飲める域に入ってきている
そろそろブルゴーニュのビンテージチャート06も更新されるのかなと思うが
06の白は機嫌の悪いワインにあまり出会わなかった・・・・ラッキーかな?
現時点の若飲みで、05よりも飲み易い分だけ、05より点数は低いかも知れない

これからセラーのアランの06ワインを定期的に開けるのが楽しみになってきた

アラン・シャヴィー ピュリニー・モンラッシェ 2006

2010-04-29 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
Puligny Montrachet 2006 Alain CHAVY



A・シャヴィーの村名は素直な甘味のある果実味が味わえる

こういうワインを飲んでいると
Vintage06はCDBでは05と遜色ない出来栄えのものが多いと思える
勿論、若いのでフレッシュさが一杯なのだが、バランスの良いワインに仕上がっている

固さというか、ミネラル感がそう感じさせるのだろうが
雑味がない分だけストレートな味わいが楽しめる

色調からも樽があまり入ってないようで
飲み頃はそんなに遠くなく、将来の熟成した時をイメージさせてくれる


白屋が造る赤ワイン・・・とは フィリップ・コラン 

2009-11-22 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
シャサーニュ・モンラッシェ レ・シェーヌ2007
CHASSAGNE-MONTRACHET LES CHENES



シャサーニュは白ワインの代名詞のように思われている方が多いのですが

元々はピノの畑がほとんどだった



フィロキセラをきっかけにシャルドネが植わり
今ではラモネやコラン一族など白ワインが有名だけど赤も必見

という造り手は沢山います


私が「あれっシャサーニュに赤がある!」
と気付いたのはワインを飲み始めたころ

ブシャールのAINE et FILSに出会った1997年来から

シャサーニュの赤にも魅力を感じるのは
バカ高いワインが多い中で2600円程度と比較的安価であることでしょう



このワインは07にして既に美味しく飲めました

樽を利かさず葡萄の甘みや果実味が美味しく
タンニンもほどほどで余韻もいい

色調も濃くも薄くもなく若飲みするには丁度いい