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ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ドメーヌ・ミッシェル・グロ HCDN ブラン 2009

2012-09-28 | HCDN/CDNV/その他
Domaine MichelGROS H・C・d・N Blanc 2009

いいワインですね。
赤の造り手と思っていましたが・・・。秀逸な造り手は、赤も白も選ばないのですね。

アルミキャップを取ったらカビが来ていました。カビは気にはしてないのですが、圧縮コルクが少し浮いている方が気になりましたが、ブッショネの心配は不要でした。

ミッシェル・グロの白ワインは、初めて飲みました。ヴィンテージが良いのもありますが、(室温だったのですが・・・)グラス口から完熟パイナップルなどフルーツ香がただよっており、味わいもイメージ通りでした。甘酸バランスも良く、このクラスで村名クラスの香味があるなんて。



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ドメーヌ・ジャック・カシュー H・C・d・N ベック・ア・ヴァン 2009

2012-07-21 | HCDN/CDNV/その他
Domaine J.CACHEUX Bourgogne H・C・d・N BEC A VENT 2009

気温も下がって、久しぶりにPNが飲みたくなり、ジャック・カシューのワインを試してみました。まあ、造り手もインポーターも初めてです。インポーターラベルにお金を掛けてなくて、逆に新鮮味があり好印象。

が・・・・・ 開封時に、圧縮コルクに微量のカビがあって、まあいつものことと高をくくっていたら、圧縮コルクとは言えVintageの割りに液体の染込みも多く、微量な篭るような香りもあり、すごく嫌な予感。それでも、1時間ほどで香りもクリアになってきて一安心。安物の圧縮コルクだとちょっとしたことに神経質になりますね。

さて、「BEC A VENT」ってどういう意味でしょうね。直訳すれば風のクチバシ。イメージ的にはピューっと吹く風、つむじ風のシュッと吹く風、・・・のような意味ですかねえ??? 

味わいは、若いワインにありがちなツンとくるALC臭と僅かな樽を感じます。酸がチョイ勝気味ですが、全体的にはいいバランスで、村名と言っても良いような味わいです。でも、厳しいことを言えば、それなりに美味しいのですが、記憶に残りくいタイプのワインでしょう。



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ミッシェル・グロ H・C・D・N ルージュ 2009

2012-02-11 | HCDN/CDNV/その他
Hautes-Cotes-De-Nuits BOURGOGNE ROUGE DOMAINE MICHEL GROS

飲み会がサルバトーレ・クオモであり、6人で7本も空けてしまって・・・・・(^^;
飲みすぎたので、休肝日を入れていて更新できませんでした。m(_ _)m

このワインは、昨年予約して10月に到着していました。その時は、少し寝かせて2012の秋かなと思っていたのですが、Vintage2009の飲み頃が結構若飲みOKというのが分かってきたので、このタイミングで開栓。

昨年からVintage2009はいろいろ飲んできて、このミッシェル・グロのACブルも既に美味しく飲めます。味わいは、2008.07にEspace-Vineuxのワイン会で飲んだ(写真の右から2番目)Vintage2005に似ていますが、それに比べてちょっと軽めでしょうか。それでも、グロのワインって色調も香りも味わいもACブルのスタンダード的なワインですね。

先日のNSGのLes Chaliots 2003のスケールダウンしたイメージで美味しいです。要するに、ちゃんとした造り手は、ACブルでもピュアでバランスの良いワイン手抜きなしで造るんだなあと実感です。

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ティボー・リジェ・ベレール HCDN クロ・デュ・プリウレ 2005 

2011-01-02 | HCDN/CDNV/その他
THIBAULT LIGER-BELAIR HAUTES-COTES-DES-NUITS LE CLOS DU PRIEURE

昨年開栓しそこねたワイン
ティボーのワインはこれで御終い
好い造り手ですので機会があれば寝かせるワインを仕込みたいものです

このワインはVintageは2005で良い年ですが昨年にピークを迎えていました
まあこのクラスでは仕方ないことでしょう
開栓してみて少し抜けてきている姿を見るにつけ
このワインの場合は黄昏を楽しむものではないように思えます
このワインは伸び盛りで・・・ハッと振り向かされるような色香がある時に・・・飲むべきワイン

師走も27日まで忘年会やら、定年退職、海外赴任などなど送別会が隔日に重なって
さすがにワインを飲んでなかった分正月に一気に調整
 ・・・を口実に結局ワインが飲みたいからですねえ (^^ゞ

飲み頃と言えば
造り手、Vintage、格付け、保存状況、果ては体調や気候になどによって様変わりしますが
なかでも保存は地下土蔵(cave)があって
年中温湿度の管理が自然に出来ていれば最高ですが・・・・・無理ですよねえ

今年も飲み頃をしっかり見据えて
美味しく旨いワインを楽しく飲んでいきたいものですね

HCDN ブルゴーニュ ルージュ [2006] ジャイエ・ジル

2010-09-15 | HCDN/CDNV/その他
HAUTES COTES DE NUITS BOURGOGNE 2006 Jyer GILLES



ジィエ・ジルのHCDNは以前高いときには5千円を超えていたかと思う・・・違ったけか(~~;)
ところが、円高の影響だろうか、06は3千円ほどで買えた
従前の価格自体が高すぎたのだと思う

コスパ的にこれならと言う域になって初めて試飲したワイン
しかも一昔の広域で5千円なんて嘘だろと言う具合で、コストバランスを信じてないし
06の赤としては・・・・・そんなに良年ではないだろう
との思いから1本しか買ってない ・・・ ア-リャリャ(×_×)
第一印象は樽が利いて、それに呼応したかのようなしっかりしたタンニンの抽出
忘れていたクラシックなブルイメージを彷彿させる
と同時に現代風な果実味を若い時期から味わせる造りで飲み飽きしない

樽が利いて、タンニンがしっかりしているクアラシックタイプと言えば
このブログを読んだ方は、重いのかなあ、未だ固いのかなあ、などと思うかもしれない
ところが、熟成4年目で飲み飽きしない、余韻もしっかりある美味しいワインに仕上がっている
まあこのクラスだから仕方ないのだが、余韻も長くしっかりしている一方で果実味の持続性がない

いずれにしても多くのブロガーが良い評価されているのが至極当然のことなのだろう
でも私としては、それはあくまでも3千円という価格だから納得できたもの

このクラスの好みとしては
ティボーのHCDN・プリウール、続いてペロミノのACブルVV、その次辺りに位置する
プレミア価格がオンしているジャイエ・ジルのエシェゾーが納得価格のレンジに入ってきたら
是非購入しておきたいものだ



オーレリアン・ヴェルデ HCDN ル・プリウレ 2005

2010-03-27 | HCDN/CDNV/その他
オーレリアン・ヴェルデ HCDN ル・プリウレ 2005
BOURGOGNE HAUTES-COTES DE NUITS "Le Prieuré" AURELIEN VERDET




このワインは先日飲んだティボーのPRIEUREと同じ”小修道院”の畑からのワイン
丁度1週間前に飲んだばかりで、同じ2005で、同じHCDNで、同じ畑での比較になる

2005であればVintageとしても申し分ない年であるし
造り手の実力を水平テースティングによって単純比較できると思って開栓した
 ・・・そういやこの小修道院の手持ちワインはこのヴェルデで3種類4人を持っていたわけだ!

ところで”PRIEURE”の綴り字記号だが
Eの上の点が付いているから”レ”と発音する
ということはプリウールではなくプリウレにならなくてはいけない

この点がある、つまりアクサンテギュの付いた場合は語尾の発音が変わってしまう
点がなければ”ル”となり、小修道院ではなく女小修道院長となって人を示すようになる
そして”E”そのものがなければ男性の小修道院長とを示すことになるのである
 ・・・マルク・ロワ、ロティや1erのトラペなどはEがない
 ・・・ティボー掲載時に推測で串刺しかと書いたのだが
  ・・・・・やはり判明したのが1erと村名は地続きで1erがマジと地続きであった
  ・・・・・HCDNの位置は不明だが

ラテン語圏にある男性名詞と女性名詞の違いとFR語のアクサンテギュという点のあるなし
日本人にはなかなか理解しずらい部分かもしれない

で、結論は
ヴェルデの輸入元ラシーヌの”プリウレ”が正解で、ティボーの輸入元かショップが間違いである



何年か前にオーレリアンのお父さんアランが造ったHCDN1999を飲んで
古典的で薄造りで、熟成も手伝ってかショップでは人気があったような・・・
 ・・・でも私にはその1回でもう十分でもういいやと思った造り手だった

今回代替わりしてどう変わったのか
評判もまあまあ良さそうなのとインポーター変更でラシーヌの在庫処分で安売りになり
そんなこんなので興味をもって試したわけです



紫のフローラルを感じさせながら物静かさを共に感じせるのだが
 ・・・私にはそれがジュブレそのもののテロワールのある種イメージ範疇ではある

ヴェルデは余韻にかけての雑味とは言えない、耳凝らさないと解らない不協和音とでも言おうか
その余韻の味わいの差に大きく実力差を感じる
故に後引くような妖艶さに差異があると言えるだろう

また全体のバランスが互いに高いレベルで調和しているが故に飲んでて美味しく楽しめる

色調はヴェルデが若干色調も濃く
香において土香が勝っている点をあげておかなければならない
タンニンのザラツキがまだあり飲み頃に入ってない分だけ部が悪かったかもしれない

何れにしても
05のNCDNのプリウレに関してはティボーがハッキリって一枚上手である。
そう言えばPPでティボーが91と言うから、ヴェルデは点数で評するなら89~90であろうか

まあ実際に私にはそんな点数は参考程度なのだが
ジュブシャンの小修道院の畑で美味しくなかったワインは無いというのが結論だ

<二日目追伸>
初日に記載した余韻の不協和音について
二日目には余韻の最後に苦味が感じられるようになった
全体的にはあまり落ちたとは言えないのかもとフォローしておくが
これではティボーにはもう一歩離されたとしか言いようがないのも事実

二日目に共に美味しいワインではあるが可なり差がでてきた

ティボー リジェ・ベレール HCDN クロ・プリウール 2005

2010-03-21 | HCDN/CDNV/その他
ティボー リジェ・ベレール HCDN クロ・プリウール 2005
THIBAULT LIGER=BELAIR HAUTES-COTES DE NUITS "LE CLOS DU PRIEURE"



ティボーのワインでは
この”CLOS DU PRIEURE=小修道院の畑”というワインしか飲んだことがない
と言うよりも
一回飲んで自分のストランクゾーンに入ったワインだった
だからレ・サン・ジョルジュなどもあるようだが、値段が倍以上もするにもかかわらず
PPだとHCDNと遜色ないが故にそこまで出そうという気がしなくて触手が伸びてない

こういう時にPPは参考にはなる
しかしながら最上級キュベを飲んでないことは確かで
飲まなきゃ分からない言葉で表現できない暗黙知がひょっとしてあるのだろうが・・・



この小修道院の畑と呼ばれる畑は
ACブル、HCDN、ジュブレ村名、ジュブレ1erの4つの区画のプリウールが存在している

ACブルはレシュノー、HCDNはティボー、村名はマルク・ロワやJ・ロティ、1erはトラペなど

一連のプリウール畑の位置がどういう風になっているのか良く分かってないのだが
恐らく4つの区画を串刺しのような形で結構広い面積で存在しているんだろうなあと思う
 ・・・違うかもしれないが?

そのうち3種の区画のワインは手持ちで熟成中である
今回は飲み頃に入ってきたであろうHCDNのこのVintage05を開栓した



相変わらず後引く美味しさ
ブログ未記載だが、前回試飲から約2年の熟成で
タンニンの柔らかさや甘味、酸味のバランスがより高いところでバランスしてきたようだ

4000円弱のワインとしてはお気に入りの一本である

<追伸>
二日目も落ちず、良いワインであることを証明するように全然変わらず美味しい

”E”が語尾に付いていたので女性名詞だっけかと思って当初、女修道院と書いたが
Eにアクサンテギュ”Eの上の点”が付いていたのと”DU”からやっぱり男性名詞で
ブログ記載時に可笑しいなあと思いつつ間違えてしまいました

まあ日本人には男性名詞と女性名詞の差異を理解するのは難しいかもしれないのですが・・・
・・・FRに在住した者としては恥ずかしい限りではあるが ・・・ m(_ _)m

濃さを楽しむ! コト・ド・ニュイ・ヴィラージュ 2005 シルヴィー・エモナン

2009-12-26 | HCDN/CDNV/その他
シルヴィー・エモナン コト・ド・ニュイ・ヴィラージュ 2005
COTE de NUITS-VILLAGES 2005 S.ESMONIN



女性醸造家シルヴィー

このボトルで何本目になるだろうか・・・・・
気に入っているワインであることに間違いはない





相変わらず彼女のワインはワイングラスの底が見えない

スワリングしなくとも

さりげないワイン香から
だんだんと温度が上がってくると
グラス口から優しく香ってくる様が心地よい




対極にあるライヤールやラファルジュなどのような薄造りのワイン
彼らのように味わいがじわっと後から感じられる粋なワインもある


・・・・・だけど

夫がドミニク・ローラン(FR語だとロホンと発音した方が近い)

夫婦ともに”濃いピノ”なのだが
シルヴィの方が早飲みには耐えられる造りはしている


05は「天候の良かった年 = 葡萄が強い年」
という図式になるわけであるから
このワインもご多聞に洩れず力強い

初日は開栓当初から若干の樽を感じさせながら
若飲みするにはちょっと厳しさを感じさせるのだが

二日目は打って変わって従順な貴婦人的な装いを感じさせ
香や味わいに力強さとともに余韻に魅力を感じさせてくれる

10年以上の熟成をさせてから飲みたいワインだといえるだろう
・・・・・CDNVはもうないのだが
ジュブ・シャンとクロ・サン・ジャックは確実に寝かせようと思っている

まあ試したかったのと、上級キュベの開栓時期を見たかったわけである



シルヴィのお父さんミッシェルが造った
「ジュヴレ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック1997」
は大切に寝かしたままだが

流石にこのワインは少なくとも17年以上、できれば20年は寝かせたい

・・・・枯れようが、ピークを過ぎようが

もうミッシェルのワインは飲めないから