正さん日記

世の中思いにつれて

小沢民主党元代表が政治倫理審出席を承諾

2010-12-28 14:56:43 | 政治
 民主党の小沢一郎元代表が28日日午後、衆院議員会館で記者会見し、自身の政治資金の問題を説明するため、「衆院政治倫理審査会に出席する決意をした」と表明した。その上で「私が(政倫審に)出席しないと国会審議が開始されない場合は、通常国会冒頭に出席する。そうでない場合は予算成立後、速やかに出席したい」と述べた。
 
 小沢氏は、菅直人首相と岡田克也幹事長の本気度を感じ、政倫審への出席を決めざるを得なかったのではなかろうか。先に民主党の役員会に菅首相が自ら出席、同席した小沢氏に近い興石東参議院会長も思わず菅氏と握手、小沢氏の出席を認めたとのことだ。その他、仙谷由人官房長官はじめ閣僚の多くが、小沢氏の出席を求めていた。
 菅、岡田両氏は、小沢氏がこれ以上拒否を続けるのなら、離党勧告も辞さない構えで臨み、もし小沢氏グループが党を割っても止むを得ない位の覚悟があった感じだ。その読みには、小沢氏にはせいぜい20人程度の側近しかついていかないと見ていたとも言われる。
 さすがに剛腕と言われた小沢氏も、来春早々には強制起訴が確実となっている中で、民主党を離党することは得策でないと考えたかも知れない。また、20人程度の少人数では、強制起訴された身でもあり、最早政界再編のキーマンにはなれないと悟ったのではなかろうか。
 
 しかし、小沢氏が政倫審出席を決意したと言っても、野党の自民党、公明党が政倫審ではなく、偽証罪が適用される証人喚問を要求している。小沢氏も、その辺を読んで政倫審出席を容認したと思うが、もし、証人喚問でなければ、野党の同意が得られない場合は、次の段階として証人喚問まで進むのか。野党は、与党・民主党の足元を見ているから、その辺は手を抜かないだろう。
 菅、岡田両氏にとっては、一難去ってまた一難と、今度は、野党と小沢氏の両方を相手につば競合いを余儀なくされる。いっそのこと小沢氏がいっきに証人喚問を受けてくれると、菅、岡田両氏も助かり、若しかしたら、菅内閣や民主党の支持率も回復基調に入る可能性もある。「関連:12月22日
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