プロ野球セパ両リーグの今季の最優秀選手が発表された。パシフィックリーグは日本ハムの大谷翔平投手(22)、セントラルリーグは広島の新井貴浩内野手(39)がいずれも初のMVPに選ばれた。
大谷は、投打の二刀流で活躍、いずれも規定数には達していないものの、投手としては21試合に登板し、10勝4敗(完封1)、投球回数140、防御率1.86。打撃成績は104試合、打率3割2分2厘、22本塁打、67打点と素晴らしい成績を残し、日ハム優勝の原動力になった。
また、大谷はベストナインとしても投手、指名打者の両方で選ばれるという、今までなかった異色の存在感を示した。
一方、新井は昨季阪神から出戻り、今季は打率3割 本塁打19本 打点101と主力として活躍、黒田博樹投手とともに投打のベテランとしで広島を優勝へ導いた。
また、新人王にはパリーグが日ハムで10勝2敗の成績を上げた2年目の高梨裕稔投手(25)、セリーグは広島で打率2割7分5厘、本塁打8本を打った高山俊外野手(23)が選ばれた。
MVPと新人王を選ぶのは全国の新聞、通信、放送各社に所属しており5年以上プロ野球を担当している者でMVPは投票用紙に3名を連記し、1位に5点、2位に3点、3位に1点のポイントが振り分けられ、その合計値が最も高い選手が選出される。また、新人王は1人を記入することになっている。