正さん日記

世の中思いにつれて

新型コロナ、ワクチン効果で収束できるか。バイデン米政権、アメリカファースト脱皮へ=もうすぐ新年

2020-12-31 14:13:24 | 世界

 今年は、新型コロナウイルス感染で始まり、変異ウイルスも混じった新型コロナウイルス感染拡大で年を越しそうだ。

 新型コロナは世界で蔓延、今日現在、感染者: 81,951,541人 死者: 1,789,915人となっており、最多のアメリカをはじめ、変異ウイルスが混入したイギリスなどでは、依然として猛威を振るっている。

 光明が灯ったのはワクチンが、欧米で実用化の段階に入りつつあり、日本も、来年2月からワクチンの投与を開始する予定になっており、それぞれ90%以上の効果があると言われているので、そのとおりの効き目があれば、さすがの新型コロナも退治することができるかも知れない。

 新型コロナが世界で蔓延している中で、各国のリーダーの能力が問われているが、余り科学を重視しないアメリカのトランプ大統領が、11月3日の大統領選挙で、民主党のバイデン前副大統領に敗れ、スッタモンダはあったが、1月20日バイデン政権が誕生する。

 バイデン氏は、トランプ大統領のアメリカファースト政策から、世界のリーダーアメリカに復帰することを明言、コロナ蔓延の中にあっても、世界の景色が好ましい方向に変わることを期待する。

 トランプ大統領が仕掛けた米中対立は、バイデン政権になっても、簡単には解消することはないと思うが、問題は、中国の習近平政権の東シナ海の占有政策や、香港の民主化に対する弾圧、ウイグル、内モンゴル自治区などへの強圧政策に、くさびを入れることができるのか、難題が待っている。

 EUから完全に離脱したイギリスの動向、イギリスの抜けたEUがどうなるのか、ロシア、韓国、イラン、北朝鮮、シリア、イスラエルなど世界情勢は、混とんとしている。

 日本では、安倍晋三首相が2度目の病気引退、歴代最長の7年8カ月の政権にピリオドを打った。

 アベノミクスの功罪、森友学園、加計学園、桜を見る会の前夜祭問題など、未だに疑惑が残り、新型コロナウイルス対策でも、幾多の不手際を残した。

 代わった、菅義偉首相も、日本学術会議の任命拒否、G0-T0トラベル中断の遅れなど、新型コロナ対策の切れ味や、下を向いたぼそぼそ会見など見栄えも悪く、早くも、政権続行に危惧を持たれている。

 菅氏の任期は来年の9月いっぱい、衆議院議員の任期満了まで1年を切った中で、自民党内で、一波乱ある可能性を含み、新型コロナウイルスを抱えた新年がもうすぐ来る。

 

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東京で過去2番目944人が感染 水曜日では過去最多 専門家は医療提供体制の破綻を警告

2020-12-30 16:23:37 | 政治

 30日、東京都は、新型コロナウイルスの新たな感染者は944人で、これまで最も多かった26日の949人に次いで2番目に多く、重症者は緊急事態宣言の解除後で最も多い85人になった。と発表した。

 感染が確認された944人を年代別でみると20代が最も多い249人、次いで30代が178人でこの2つの年代で全体の4割以上を占めている。

 また重症化リスクが高い65歳以上の高齢者は105人。これまで最多だった26日の949人に次いで2番目の数字となり水曜日として最も多かった先週23日の748人から196人増えた。

 30日の東京都のモニタリング会議は、4段階のうち最も深刻な「感染が拡大している」を維持した。

 専門家は「このままの状況で推移すると、医療提供体制が破綻の危機に瀕する可能性が高い」と指摘し、「感染拡大防止策の効果が出始めるには2、3週間を必要とするため、より強い対策をただちに実行する必要がある」とし、都に対策の強化を促した。

 国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長は、新規陽性者数は、週当たりの累計が5千人を超えたと指摘。「通常の医療が逼迫する状況はさらに深刻となっており、新規陽性者数の増加を徹底的に防御しなければならない」と強調した。

 また、現在の増加が2週間継続すると、1日当たりの新規陽性者数は約1136人になると分析。2週間後を待たずして、新型コロナ患者用として確保する病床4千床を超える可能性もある」と警告した。

 また、イギリスなどで発生した感染力が強いとされる変異ウイルスに関して、「影響を注視する必要がある」とした。

 これを受けて、東京都の小池百合子知事は30日、緊急記者会見を開いた。この中で、モニタリング会議の厳しい指摘を説明し、「いつ感染爆発が起きてもおかしくない。誰が感染していてもおかしくない。こうしたことを私たちは改めて確認しなければならない」と警鐘を鳴らした。

 その上で「年末年始で感染を抑えなければ、ますます厳しい局面に直面し、緊急事態宣言の発出を要請せざるを得なくなる。こうしたことを何とか回避しなければならない」と訴えた。

 同日、小池知事は会見に先立ち、菅義偉首相と電話会談、現在、政府が制定を目指している特措法改正について「実効性のある、危機管理がしっかりできるものにしていただきたいとお願いした」と述べた。「関連:12月29日

 

 

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羽田参議員、無念の新型コロナ死、政界初、政府の本気度助長か

2020-12-29 16:23:37 | 政治

 立憲民主党の羽田雄一郎参議院議員が、新型コロナウイルス感染により、53歳で急死したことは国民にショックを与えた。

 12月22日頃から発熱の症状が出てから数日で返らぬ人になるとは、関係者ならずとも衝撃な事態だ。

 羽田氏が自ら望んだPCR検査も思うに任せず、検査に行く途中で病状が急変、付き添いの秘書が救急車を呼んだ時には、既に、処置もできないまま亡くなったという。

 羽田氏は、糖尿病の持病があったとのことだが、新型コロナは、持病がある人が重症化しやすいと言われているが、まったくその通りで、重症化を飛び越えて死亡に至ってしまった。

 現職の国家議員の新型コロナ死は初めてで、政界に衝撃を与えた。志村けんさん、岡江久美子さんのコロナ死と同様のケースのように思える。

 先に、菅義偉首相、二階俊博自民党幹事長らが、5人を超す人数で会食をして批判されたが、二階氏は、ずっと後になった一昨日、ステーキで会食した分けではなく、たまたま集まって相談事をしただけだと居直った。

 相談事なら、わざわざステーキ屋でしなくとも、議事堂内でもどこでもできる筈だ。ステーキ屋に居たのなら、誰でもステーキで会食したと思うのが当たり前だ。                                                                   

 どうも、最近の政府・与党の政治家は、安倍晋三前首相はじめ、白を黒と言って強弁する人物が多い。

 自らが「5人以上の会食を控えましょう」と国民に呼びかけながら、その掟を平気で破り、しかも居直るような政治家は、羽田氏の急死をどのように受け止めたのだろうか。

 一方、菅首相は、変異ウイルスの感染を水際で止めようと、一早く、原則、全世界対象に入国禁止の処置をとった。Go―T0トラベルの一時中断に次ぐ、感染阻止の対策だ。

 しかし、菅氏の魂胆は、最近急落した内閣支持率に驚いて対処したものと捉えられている。

 菅氏も、羽田氏の急死を目の当たりにして本気度を増すことになれば、与野党問わず、惜しくも政権復帰の志半ばで無念の死を遂げた羽田氏に報いることにもなる。「関連:12月28日

 

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新型コロナウイルス感染止まらず。「変異種」も上陸、ワクチン実用化に光明

2020-12-28 14:02:45 | 政治

 新型コロナウイルス感染状況は、東京、大阪、北海道など全国的に止まらない状況になっている。

 最も心配されるのは、これらの大都市だけでなく、地方の小都市も重症者に病床や医療関係者が追いつかない医療崩壊の危機に直面していることだ。

 これについては、近隣自治体や、自衛隊などの応援を得て、やり繰りしているようだが、今後、感染者や重症者がさらに増えてくると、深刻な事態にならないとは限らない。

 このような事態に追い打ちをかけるように、イギリス、南アフリカでは、新型コロナウイルスが変異した、いわゆる「変異種」が発生、日本でも、既に、イギリスからの帰国者がこの「変異種」に感染していることが分かった。

 政府は急遽、来年1月31日まで、世界からの入国禁止を決定、水際で阻む体制を整えた。ただ、中国、韓国等とのビジネス関係の往来については、条件付きで入出国を可としている。

 菅義偉首相が、ようやく今日からGo-T0トラベルを一時中止して、一応、感染防止のやる気を見せたが、北海道はやや下降線を示したものの、東京の拡大は凄まじいものがある。

 やはり、長期に亘り感染拡大が続き、飲食店など経営が成り立たない深刻な事態になっていることに加え、人々の慣れや、飽き、菅首相など政治家が大勢で飲食をするなど、一部に羽目が外れていることも原因の1つだろう。

 小池百合子東京都知事も捉え方によっては投げやりな言動を見せるなど、東京の状況は余りよくない。

 東京の感染者は、一日1000人に迫り、もうすぐ大台を超すことは間違いないと見られている。

 こんな中で、新型コロナウイルスのワクチンが、欧米で実用化されてきたことが大きな望みとなっている。

 アメリカ、ドイツの協同のファイザー社、アメリカのモデルナ社のワクチンが既に一般の人たちに投与された。

 両ワクチンとも2回の投与で免疫効果は90%を超すという。新型インフルエンザのワクチンの免疫効果は50%程度と言うから、かなりの効果が期待できるようだ。

 両社のワクチンは、日本でも来年2月から投与される予定だ。医療関係者、高齢者、持病の持ち主などの順で2月~4月にかけて希望者に無料で投与ができるという。

 これらのワクチンは、「変異種」にも効果があると言われている。ワクチンに総てを託すわけにはいかないと思うが、「変異種」が入り、感染拡大が続き、医療崩壊の恐れがある中で、待望のワクチンが実用化されつつあることは暗闇の中に光明を見出している。「関連:12月4日

 

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中村泰士さん、なかにし礼さん死去、名曲を世に出した2人

2020-12-27 16:39:06 | 社会

 今年も押し迫った中で、また、2人の著名な作曲家と作詞家が亡くなった。

 作曲家は、細川たかしの「北酒場」、ちあきなおみの「喝采」で日本レコード大賞を受賞した作詞も手掛ける中村泰士さん。12月20日(日)肝臓がんで81歳の生涯を閉じた。

 中村さんは、先月、病名を公表したばかりで、12月4日には、大阪市内のホテルで約1時間のインタビューを受け、そこで明かしていた病気への思い。そして「これからやりたいこと」を語り、意欲を示していた。

 12月23日には、作詞家で直木賞作家のなかにし礼(本名中西禮三)さんが東京都内の病院で死去した。82歳。死因は明らかにされていないが、1カ月ほど前に持病の心疾患で入院していた。

 なかにしさんは、中村さんが作曲した「北酒場」、北原ミレイが歌った「石狩挽歌」など数多くのヒット曲を手掛けた。

 また、北島三郎の「まつり」、由紀さおりに「手紙」など昭和を代表するヒットメーカーだが、映画やオペラの製作でも活躍。時の政権を厳しく批判する辛口のテレビコメンテーターとしても、お茶の間に愛された。

 10月に作曲家の筒美京平さん(享年80)が他界したことに続く悲報で。日本の音楽界はまた二人の偉材を失った。

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虚偽の上に進めたウソ答弁の弁明。疑惑解明できず問題はエンドレスに=安倍前首相の謝罪と説明

2020-12-26 10:19:24 | 政治

 安倍晋三前首相地元後援会が行っていた桜を見る会の前夜のパーティについて、その費用の一部を後援会が補填していた問題で、安倍氏は、24日の記者団への説明に続き、昨日は午後1時から衆議院、3時から参議院の議院運営委員会で謝罪と説明をし、各党の代表者と質疑応答を行った。

 結論的に言えば、まったくの想定通り、長年に亘り安倍氏の地元秘書を務めた後援会責任者の公設第一秘書がすべてを取り引きり、その報告を真に受けて国会で一部誤った説明をしたとして謝罪した。

 しかし、野党が追及したパーティの目的や、ホテルからの明細書の開示については、ホテル側の企業秘密に触れるとして公開を拒んだ。

 また野党の質問者が、今回、東京地検に提出した3年分のパーティの経費明細について、その前の分も提示できないかと求めたが、それらについては既に廃棄したと述べ、提出を拒んだ。

 新たに出て来たのは、パーティ費用の補填に当てた3000万円については、安倍氏個人の通帳から秘書が支出したとしている。これも不自然だ。

 こと立てて、何度も述べていたのは、補填した費用については、政治資金報告書に記載すれば、問題なく認められたと強調した。公職選挙法には触れないと言いたかったようだ。

 このように、安倍氏は、自身が積極的に説明すると言って、今回の両院の議運における説明に臨んだが、内容は、首相時代118回も虚偽の答弁をした時と同じようなすっきりしない説明会に終わった。

 凡そ、安倍氏の今回の説明会そのものが、欺瞞に満ちたものなので、内容は必然的にウソの上にウソを塗りつけたようなものだ。つまり、最初から真実を解明することはできる筈がなかった。

 すべて、秘書が一存ではかったということにしたが、それは、国民の誰もが疑っているように、実は秘書と安倍氏が絶えず連絡しながら共演したのではなかったか。

 安倍氏が、国会で答弁に立っている段階で、多分、当該の秘書は東京に滞在していて、連日安倍氏と国会答弁の打ち合わせをしていたと思う。

 国会では、安倍氏の説明は常識外だと批判を受けていたので、その点を秘書に問い詰めればよかった話だ。

 しかし、秘書は、多分「今から、事実は言えない」と言ったか、安倍氏が「このまま突突っ走ろう」と言ったか分からないが、そのまま虚偽の説明がエスカレートしてしまったものと考える。

 このように、国会答弁の最中、答弁内容で絶対に秘書と協議しなければならない事態であり、当該秘書と連日協議したことは間違いない。

 安倍氏は、東京地検の捜査により、この問題で自身が不利な立場に置かれていることを自認し、秘書に総ての責任を押し付けたことは想像に難くない。

 今回の弁明も、このような虚偽の土壌の上に成り立っているので、すべてが信用できない。

 従って、野党が要求しているとおり、偽証が犯罪となる国会における証人喚問を行うことが必要であり、安倍氏本人が本当に責任を自覚しているのなら、直ちに議員辞職をするべきだ。「関連:12月25日

 

 

 

 

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総て秘書に被せ、本人は道義的責任を述べても、ただ口先だけ=桜で虚偽発言の安倍氏

2020-12-25 10:19:24 | 政治

 安倍晋三前首相の地元後援会が行っていた桜を見る会の前夜のパーティについて、その費用の一部を後援会が補填していた問題で、昨夕、安倍氏が記者団に経緯を説明したが、想定していたとおり、総て、公設第一秘書が独断で行っていて、安倍氏自身は秘書の報告通り、国会で発言していたと述べ、道義的責任を認め謝罪した。

 安倍氏は、今日午後、衆参議院運営委員会でテレビが入って説明する。しかし、安倍氏が衆参で118回も虚偽の説明を繰り返していた衆参の予算委員会での説明を避けた理由が分からない。

 本当は、議事録が残っている予算委員会で、前言撤回の形で、報告するのが筋ではないかと思うのだが、何故なのだろうか。

 今日午後の議院運営委員会でも、恐らく昨夕の記者団に説明した内容と変わらず、また、平然とうそで固めた説明を繰り返すことだろう。

 この問題で、東京地検は、公設第一秘書を略式起訴で100万円の罰金、安倍氏は不起訴処分とした。

 この秘書と安倍氏がどのような接触をしていたのかは、秘書か安倍氏のどちらかが言わない限り、他人には分からない。

 両者が、「桜を見る会前夜祭の話は一切していない」と供述すれは、検察もそれ以上突っ込むことは難しいだろうとは誰でも想像がつく。

 真実は、安倍氏が秘書に口封じをしたのか、秘書が忠義心で「総てわたしがやったことにしてください」と言ったのかどちらだろう。

 事後の現象から、そのまま推測すると、安倍氏は秘書を首にしたので、秘書は「わたしが独断でやりました」としたことになる。

 しかし、国会答弁で118回も虚偽答弁をしたからには、その間、秘書が安倍氏の問い合わせに対し、ずっとウソを続けてきたことになるが、常識的には、秘書と安倍氏間で、そんなことができるとは考え難い。

 安倍氏が首にした秘書はこれからどうなるのか。若しかしたら、安倍氏から後々の保障は確約されているのかも知れない。

 そうして安倍氏は、どうなのか。理由はともあれ、あれだけ国会を揺るがせ、本人も、道義的責任を感じていると発言しているので、この際、潔く議員を辞めるべきだと思う

 しかし、この人は、首相時代から「責任を感じている」発言は数え切れなくあるが、今までその責任を取ったことがなく、単に口先だけになっている。この人の良心はどうなっているのだろう。「関連:12月24日

 

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安部前首相、桜を見る会前夜祭の虚偽答弁で、今夕の記者会見と、明日、衆参議運で弁明へ

2020-12-24 13:47:42 | 政治

 桜を見る会前夜祭問題で、安倍晋三前首相は、今日夕にも記者会見で経過を述べるという。

 安倍氏の会見内容は、誰もが予測できるように、国会予算委員会でしゃべったことは、公設第一秘書からの報告に基づいたもので、その段階で秘書は、前夜祭の費用負担はいっさいしていないと言っていた。と弁明するに違いない。

 また、秘書は、ホテルからの明細書、領収書などについても、いっさい受けていないと言っていたので、その通りのことを説明した。というだろう。

 その上で、秘書の偽りを信じて話したことは、私の不徳のいたすところで申し分けないと謝罪するだろう。

 安倍氏は、明日は衆参両院の銀運営委員会で、公開する形で、同様の弁明と謝罪をして、「はい!一巻の終わり」と幕を引くつもりだろう。

 しかし、安倍氏の衆参予算委員会の答弁を顧みても、総て、秘書のウソの報告を真に受けて語ったとは到底思えないほど真に迫っていた。

 また、何故、秘書が政治資金報告書に記載しなかったのか、その理由が分からない。

 4年間で3000万円の不記載というから、秘書一人の考えでやったとは信じ難いし、当然、安倍氏と協議の上で行ったと見る方が自然に思える。

 何故、そのようなことを行う必要性があったのか。

 これも推測は簡単だ。1つは、桜を見る会に多数の後援会会員を招待したという私物化の批判、さらに、前夜祭の費用負担に関わる公職選挙法違反の恐れがあって、費用負担の隠蔽を計ったのだろう。

 このような、だいそれた操作を、秘書一人の考え方で行える分けがない。

 安倍氏と自民党は、暮も押し迫ったこの時期に、記者会見と議運での弁明で幕引きをはかるつもりのようだが、見え見えの秘書を悪者にする手段は、さらに不信感を募らせるだけだ。

 この問題も、森友、加計問題と同様、何時までも将来へ疑惑を引きずるだけだ。「関連:12月23日

 

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ウソを嘘で固めた桜を見る会の前夜祭問題、秘書は略式起訴、安倍氏は不起訴の公算

2020-12-23 13:47:42 | 政治

 安倍晋三前首相の地元後援会が、桜を見る会の前夜、後援会員を集めて東京の高級ホテルで宴会を開き、会費を上回った分を負担したが、政治資金報告書に記載せず、東京地検は、後援会長を務める公設第一秘書を略式起訴、オーナーの安倍氏については不起訴にする方針だ。

 先に、東京地検は、安倍氏を任意で事情聴取をした模様だが、何時行ったのかは明確でなく、やはり地検が前首相の取り調べにかなり気を使ったことが分かる。

 安倍前首相が、定年延長までして東京高検検事長に就かせようとした黒川弘務氏が賭けマージャンでコケ、本命と言われた林真琴が7月から検事長に就任したが、その林氏ですら安倍氏に遠慮しがちの対応をしているのだから、黒川氏が検事長になっていたとしたら、桜を見る会の前夜祭問題はお蔵入りをしていたかも知れない。

 しかし、安倍氏に任意ながら東京地検の事情調査を受けさせたことは、林検事長の責任感の表れだと思う。また、前首相の安倍氏にとっては、前代未聞の屈辱的な扱いと言える。

 安倍氏は、桜を見る会の前夜祭問題で、国会の衆参予算委員会で118回も虚偽の答弁をした。「事務所は関与していない」70回、「明細書はない」20回、「差額は補填していない」28回といった具合だ。

 この3つの答弁から推測すれば、安倍氏と、公設第一秘書が綿密に打合せしていなければ言えない内容だ。

 しかし検察が、安倍氏を不起訴処分にするとしたのなら、安倍氏が事情聴取の中で、総てについて秘書が独断でやったことであり、自身は知らなかったと供述したからに相違ない。

 また、公設第一秘書も検察に対し、自身が独断でやったことで、安倍首相にはいっさい報告していなかったと供述しているのだろう。

 検察としても、安倍氏と秘書とのやりとりについて、確証を握るすべはなく、前首相を問い詰める分けにもいかないので、結局、安倍氏を不起訴処分にする以外に方法はないだろう。

 しかし、安倍氏が、経緯はともかく、国会でウソの答弁を繰り返した事実は曲げられない。また、例え事実としても、秘書を管理できなかった能力不足は、国会議員として資格に欠けることにもなる。

 何よりも、良心に咎められないのか。今回は、検察の事情聴取を受け、貴重な国会の審議時間を大幅に使い、時に、声を荒げ、ヤジをとばし、首相にあるまじき不遜な態度を繰り返しとったことを考えると、議員辞職にも該当する。

 いずれにしても、安倍氏が不起訴になった場合は、国民の中から検察審査会で再審議するよう告訴があることは間違いない。「関連:12月21日

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林家こん平さん死去 77歳「笑点」のチャラ~ンで人気

2020-12-22 12:28:09 | 社会

 日テレ系の人気番組「笑点」の解答者だった落語家の林家こん平(本名・笠井光男)さんが17日午後2時2分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため77歳で死去した。

 こん平さんは、2005年7月に、難病の「多発性硬化症(MS)」であることを公表。一線からは退いたものの、一門の落語会や落語家仲間による卓球サークル「らくご卓球クラブ」では元気な姿を見せていたという。

 笑点では、最初の自己紹介の際、大きな声で「1、2、3、チャラ~ン」と、ファンと共に声を合わせる場面が人気を博した。

 また、新潟県生まれのこん平さんだが、開催地のあいさつでは、「〇〇県生まれ、新潟で育った・・・」、「わたくしの帰りのかばんにはまだ若干の余裕があります・・・」、「あたくしのふるさと、チャーザー村・・・」、楽太郎のあいさつを受けて)「あたくしにはそういう難しいことはよく分からないんですけれども・・・」など数限りなくユーモアたっぷりのあいさつで会場を沸かせた。

 笑点には、1966年に番組がスタートした段階から、病気で当初は代理出演だった弟子の林家たい平に代わった2004年まで40年近く出演した。

 こん平さんは、趣味が高じて87年に三遊亭小遊三と「らくご卓球クラブ」結成し、外国まで行って試合をするなど卓球はかなりの腕前だったようだ。

 こん平さんに、突然のアクシデントが襲ったのは、2004年8月。当初は、のどの使い過ぎが原因で、声帯に小さな固い突起物ができる「声帯結節」と診断された。1か月ほど入院して安静にすれば治るとされ、早期復帰が見込まれていたが、なかなか体調が回復しなかった。

 05年に判明した病名は「多発性硬化症」。厚生労働省が特定疾患に指定しており、脳や脊髄に炎症が起きる難病。こん平さんも、噺家の命である“言葉”が不自由になり、高座に上がるのをあきらめざるを得なくなった。

 しかし、得意の卓球の練習をリハビリに取り入れたりしながら、09年12月には、東京・池袋演芸場で5年7か月ぶりに定席(通年落語が聞ける場所)へ“復帰”。10年3月の自著の発売記念会見で寄席へ復帰の気持ちを滲ませていた。

 結局、再びファンの前で落語を披露するのはかなわず、長い闘病生活の末、ファンの願いも空しく帰らぬ人になった。

 

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