自民党の裏金問題について、先ず、安倍派で事務総長を務めた塩谷立氏、二階派の同武田良太氏が政治倫理審査会へ出席するとの意向を示したが、その後、ばたばたと安倍派の西村康稔氏、次いで同派の松野博一氏、高木毅氏が出席することになったようだ。
立憲民主党の安住淳国会対策委員長は、一定の評価をしているが、裏金を貰ったと名乗り出た51人全員の出席を求めており、その点からは不満があると述べた。
政倫の出席は強制力がなく、原則としては非公開で行われるため、極端に言えば適当に証言すれば足りるため、この問題について余り進展は期待できない。
恐らく、今まで同様、秘書が総てやったことなので、自らは事態を掌握していないと言い逃れることになるだろう。
これに対し、野党としても特に追及する材料を持っているわけでもないので、与党側は「やった」とする実績を作って何とか逃げ切るつもりだろう。
焦点は、裏金が自らの政治団体に記載してあるか、否かを明確に示せるかであり、恐らく、出席する議員は総て記載してあると言い逃れる可能性がある。
政治団体に記載してあれば課税されないので、例え使い道に問題があっても逃げ切れるが、記載してない場合には課税問題が生じる。
しかし、それが立件されるか否かについては、あくまでも東京地検の裁量であり、先に逮捕した元文部科学副大臣池田佳隆衆院議員他3名の立件で終わりそうだ。「関連:2月20日」
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