正さん日記

世の中思いにつれて

「緊急事態宣言」促す専門家会議と慎重な安倍政権、また歩調合わず

2020-03-31 15:06:26 | 政治

 新型コロナウイルスにより、人気者の志村けんさんが死去したことは国民の多くが大きなショックを受けた。

 流石にコロナをやや軽視していた若者も、志村さんの死に驚き外出を自粛する人が増えた感じだ。志村さんの死は新型コロナの脅威を、身を持って若者たちに伝えた感じだ。

 コロナ禍は最早世界を席巻、感染者は62万人を超え、ついに心配されていたアフリカ大陸にも上陸し広がりを見せつつある。

 日本では、今は感染者数が欧米や中国、韓国に比べても極端に少ないが、感染ルート不明の感染者が40%もいることが、今後一気に拡大する可能性を潜めている。

 その恐れが最も高い東京の小池百合子知事は、現状首都封鎖のロックダウン寸前にあると述べ、ライブハウス、バー、カラオケなど密閉された場所への立ち入りを自粛するよう再三の要請をした。

 また、政府の専門家会議は、「改正新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づく「緊急事態宣言」を執行するよう政府に促した。感染者ラッシュがあってからでは遅いと言いう警告まじりの要請なのでいっそう危機感が募っている。

 イベントの自粛、いっせい休校要請は、安倍晋三首相が専門家会議の意見を聞かず、突如政治判断という触れ込みで号令を掛けたが、今度は、専門家会議の要請が先んじて、政府はそれにブレーキを掛けている感じだ。

 政府からしてみると、「緊急事態宣言」を発することによって経済にもたらす影響を危惧して躊躇しているのかも知れないが、専門家会議の判断が正しいとするならば、最早一刻の猶予も許されないだろう。

 先の安倍首相の独断専行から、今度は逆に慎重な態度と、どうも政府と専門家会議の歩調が合っていない。「関連:3月30日

 

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志村けんさんが新型コロナ肺炎で死去、避けたい緊急事態宣言

2020-03-30 10:24:40 | 政治

 新型コロナウイルスにより喜劇俳優の志村けんさんが亡くなった。志村さんはコロナに感染、重症の肺炎を起こし都内の病院に入院していたがファンの回復祈願も空しく帰らぬ人となった。まだ70歳は若い。

 志村さんは、ドリフターズのいかりや長介の弟子を経て、荒井注が退団した後ドリフターズの一翼を担い、加藤茶と並んで主力に這い上がった。

 東村山音頭が大ヒット、変なおじさんなど数々のギャグで大爆笑を呼び、志村の「バカ殿」など個性を発揮子ども、大人を問わず長期に亘り大人気を博してきた。

 志村けんさんの早世は改めて新型コロナウイルスの脅威を国民に感じさせた。有名人ではプロ野球阪神の藤波投手など3選手が感染、彼らと食事をしたという数人も感染した。

 専門家は若い人から高齢者へ感染させないよう強く注意を喚起しているが、藤波らは嗅覚、味覚の症状を訴え若い人も感染すると大事に至ることを見せつけた。

 小池百合子東京都知事や、安倍政権も現状は「改正新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づく「緊急事態宣言」執行の一歩手前になっていると警告している。

 一歩手前の解釈はどのような状態なのか、つかみどことがないが、連日、東京を中心に感染者が増え続けており、その中で感染経路不明の罹患者が40%も居ることが注視されているものと思う。

 しかし、感染経路不明の事態はなるべくしてなったとも言える。昨日も書いたように様々な要因があり、殊に気になるのが、政府の指示である軽症者を4日間または2日間自宅待機させ、PCR検査もしないままに治癒したと自己判断した人を放任したことだ。

 欧米と比べ日本の感染者が極端に少ないことは、日本が圧倒的にPCR検査数の少ないことが原因になっていると思う。若しそうだとすると、欧米が収束段階に入っても日本の感染者は依然として増え続けているという悪夢のような状態になることだ。

 一説として、日本の感染者数の少ない原因は、日本特有の高湿度が新型コロナの増殖を阻んでいるという意見がある。それが実相ならこれほど有難い話はない。「関連:3月29日

 

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不気味な感染経路不明40%、どこでも、誰でも感染する恐れ

2020-03-29 11:04:51 | 政治

 昨日は新型コロナウイルス感染者が初めて一日200人を超えた。千葉や東京の施設におけるいわゆるクラスター感染が影響しているが、大阪、兵庫でも20人以上の感染が報告され不気味な広がりに警戒感が募る。

 感染者が表面化するのは、感染してから14日後と言うことなので、今表面に出ている人たちが感染したのは3月15日頃と思われる。

 その当時は、イベント自粛、全国いっせい休校は行われている中で、北海道や愛知県などではかなりの感染者が出ていたが、東京は極僅かで不思議に感じていた。しかし、実際にはじわじわと新型コロナウイルスが人体にまつわりついていたことになる。

 東京五輪・パラリンピック開催が危ぶまれていた中で、政府、東京都が事立てて新型コロナ対策に手をこまねいていた結果、今になってそれが顕在化してきているようだ。

 東京などの感染者の中で40%程度が、感染経路が不明となっている。中国などへの渡航経験がある人の感染は、一定期間隔離されるので他者への感染防止になるが、誰からうつされたのか分からない経路不明が最も始末が悪く感染拡大の最大の原因になる。

 感染経路不明の要素として考えられるのが、1つはクルーズ船の感染者など乗客を公共交通機関で帰宅させたこと。2つ目は4度に亘る中国武漢からの帰国者をやはり公共交通機関で帰宅させたこと。3つ目に中国全土からの入国制限がずっと後になったことが上げられる。

 これは結果論になるが、4つ目としては、イタリア、アメリカなど急速に感染者が増えた欧米からの入国者が野放しにされていたことも上げられる。

 さらに想定されるのが、政府の方針として37,5度以上の発熱があっても4日間は自宅で静養することにしたことだ。高齢者は2日間だが、これらの人たちの中で、ウイルス保菌者が自己判断で4日や3日後に外出した場合、他者を感染させてしまう可能性を否定できない。

 もうこうなると、どこでも、誰でも感染する恐れがあると思わなければならない。専門家が訴える①換気の悪い密閉空間、②多くの人の密集、③近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声の3つの条件が同時に重なった場所を避けることしか方法がないか。「関連:3月28日

 

 

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頭隠して尻隠さず状態、新型コロナ感染増大の恐れいっぱい

2020-03-28 11:04:51 | 政治

 東京都の新型コロナウイルス感染が止まらない。昨日も40人の感染が発表され、これで25日以降3日連続40人以上となった。

 昨日は、大阪知事が両県の往来自粛を要請していた大阪、兵庫で20人以上の感染者が出て初めて1日に全国の感染者が100人を超した。

 今日、明日の週末にさらに感染者が増える恐れがあり、東京都では不要不急の外出をしないよう懸命にアナウンスしているが果たして理解が行き届くか心もとない。

 また、大阪府知事も不要不急の外出をしないよう呼び掛けているが、東西の大都市で感染者が急増する事態は何としても避けたい。

 昨日のテレビを見ると熱海にかなりの数の観光客が訪れていた。ほとんどが20代の若者と見受けたが、東京、神奈川、埼玉当たりから来る人が多く、近隣の熱海で余暇を楽しむ目的のようだ。

 気になったのがマスクをしている人が少ないことだ。土産物店の店員がマスクをかけて応対しているのと比べアンバランスの感じで若者も店員もこれで大丈夫なのかと案じてしまう。やっぱり若者の認識はまだまだ低い。

 その若者の一角である阪神の藤浪晋太郎投手(25)ら3選手が検査の結果陽性と判定された。3人とも嗅覚、味覚に異常をきたしている。ウイルスが鼻腔に付着しての悪さのようだが、嗅覚、味覚の異常が新型コロナウイルス罹患の特徴とまでは今のところ判断できないようだ。

 テレビを見てこんなことで本当に大丈夫なのかと思ったのが、海外から帰国した人の行動だ。本来は14日間は空港近くの宿泊施設に止まるか、自宅で待機することになっているはずだが、どうやらこれがしり抜けになっているようだ。

 特に自宅へ帰る人の中で公共交通機関を利用している人がいるようだ。この管理が厳格になっていないため個人の自由で帰宅している。

 クルーズ船から帰宅した人が電車、バスなどの公共交通機関を利用したことで問題になったが、まだそれが改善されていないようだ。

 感染者の内、感染経路が不明な人が40%程度いるが、今の状態では誰から感染したのか分からない人がもっと増え、爆発的感染になってしまう恐れを感じる。「関連:3月27日

 

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東京都、新型コロナ対策の遅れが表面化、感染者の急増続く

2020-03-27 11:04:51 | 政治

 世界中の新型コロナウイルスの感染者は52万人を超え、死者は2万人を突破した。単純計算で致死率は4%だが、高齢者だけ換算すると10%以上になっているだろう。

 感染者が止まらない中で、ここへきて急増しているのがアメリカで、8万2千人を超えイタリア、中国を上回って世界で最も多くなった。

 アメリカの中で特に多いのがニューヨークで、人工呼吸器も大幅に足りず医療崩壊状態に陥りつつあるようだ。脆弱な医療保険制度も災いしているのではなかろうか。

 トランプ大統領は、当初、発症地の中国を揶揄したり、夏になればウイルスは自然消滅するなど根拠のない楽観論を唱えていたが、今やそれどころではない非常事態になって改めて統率力が問われる事態に追い込まれている。

 そのニューヨークを他人ごとと言えないのが我が国の首都東京だ、東京も五輪・パラリンピックの延期が決まる前までは不思議に発症者が少なかったが、延期が決まった3月25日の当日から堰を切ったように感染者が増え、僅か3日で222人と全国で最も多くなった。

 小池百合子知事は、あたふたと様々な動きをしているが、何を今になって慌てふためいているかと感じてしまう。

 新型コロナウイルスの発症者数は、潜伏期間や検査期間などを入れてほぼ14日後にカウントされる。従って東京はここ3日で100人以上増えているが、この人達が感染したのは3月10日前後と推測される。

 この時点で東京都がどんなコロナ対策を講じていたのか分からないが、北海道、大阪などの具体的な対策に比べて東京都の対策はメディアに取り上げられたという認識はない。

 東京都の新型コロナ対策の遅れは、やはり、五輪・パラリンピックの動向と無関係でなかったことは間違いないだろう。

 現時点でそんなことをあげつらっても有益ではないが、国民、都民は、政府、東京都の振る舞いは良く分かっているので、今後、政府や都が様々な要請をする場合も、もっと真摯に訴えない限り功を奏すことは難しい。「関連:3月26日

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東京、新型コロナ感染急増、知事、危機感表明し都民の協力要請

2020-03-26 12:57:58 | 政治

 新型コロナウイルス感染で東京都が急激に増えている。昨日は41人が感染し合計で212人となり都道府県で最も多くなった。

 東京の新たな感染者は23日に16人、24日17人、25日41人となり、厚労省の推定増加数の2倍以上になっている。

 懸念されるのは、こうした感染者数の増加が、(1)新たなクラスターとなりうる院内感染と、(2)感染経路のわからないケースから引き起こされているからだ。

 25日に判明した41人のうち、11人は東京都台東区の「永寿総合病院」の患者らだ。24日までにも患者や看護師ら計5人の感染が判明し、うち70代の患者が死亡していた。

 このままでいくと、言われるところの爆発的感染拡大を意味するオーバーシュートの危険性が現実のものになってくる。

 小池百合子東京都知事は、①平日は職種にもよるが仕事はできるだけ自宅で、②夜間外出も控えてほしい。③今週末は急がない外出はぜひとも控えてほしい」と呼びかけた。

 その上で、24日、小池知事は今直ぐではないが、「いわゆるロックダウン(都市の封鎖)など、強力な措置を取らざるを得ない状況が出てくる可能性がある」と懸念を示している。

 東京には、首都圏から1日約280万人が通勤・通学などで訪れる中で、都市の封鎖はどのように行えるのか難しい。

 都民の移動だけを抑えても限界があるが、小池知事は、特有の言葉だけが先に行くことも控えなければならない。

 これまで人口最多で、人の密集状態が多い東京の感染者が他道府県と比べて少なかったことは幸いとしながらも疑問を感じていた。

 ここ数日感染者が急増しているのは、先の3連休での警戒感が足りなかったとも言われている。確かに、北海道、千葉、大阪、兵庫などの感染者が多い地域は、いろいろ工夫を凝らして感染防止に努めていることが伝えられる中で、東京の情報は聞くことがなかった。

 25日に急に41人もの感染者が報告されたのは、3連休の油断もあったかも知れないが、東京五輪・パラリンピック延期決定と余りにも歩調を合わせたように見えるのはうがち過ぎか。

 政府も国内で「まん延している恐れが高い」という報告を受け、3月13日に成立した「改正新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づく政府対策本部を設置する見通しだ。

 東京都も政府も五輪・パラリン延期が決まったのを待ち構えたようにあたふたと対策を強化している。今後、世界並みに感染者が増大しないことを願いたい。「関連:3月25日

 

 

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東京五輪・パラリンピック遂に1年間の延期に。パンダミック終息が条件

2020-03-25 14:00:13 | 世界

 パンダミックとなった新型コロナウイルス感染により。遂に7月24日開催予定の東京五輪と、五輪に引き続き8月25日から行われるパラリンピックは延期に決まり、1年以内の開催を目指すことになった。

 24日夜、安倍晋三首相とIOCバッハ会長が電話会談の上合意、IOCは直ちに臨時会議を開いて延期を決定した。五輪・パラリンピックの延期は史上初めてのことだ。

 つい最近まで予定通り開催する姿勢を示していたIOCのバッハ会長も、今や欧米を中心に急速に広がっている新型コロナウイルス感染拡大と、アメリカ陸連の延期要請に続き、カナダ五輪委員会とパラリンピック委員会が選手団を派遣しないという声明や、複数の有名アスリートらの延期要請などが続出したことによって、開催が困難になっていることを認識し、安倍首相との会談を前に延期の決断をしたもようだ。

 バッハ会長は、3月23日、4週間後に善後策について提示すると述べ、その場合も中止することは念頭にない旨表明したばかりだが、時間的な余裕はなく決断を急ぐ結果になった。

 安倍晋三首相も、昨日までは「完全な形で実行する」との方針を示していたが、状況の急転に逆らえず、IOCには絶対に中止は避け延期になるよう要請した形となった。

 延期については、1年間となったが、任期が1年半になっている安倍氏は、東京五輪・パラリンピックを自身のレガシーにしたいという強い思いがあり、最悪でも1年の間の開催を切望したようだ。

 しかし、当然のこととして、五輪・パラリンピックが首相個人の思いで開かれるものではない。最も適切なのは今年秋の開催だが、最も遅くなった場合には2021年夏になるが何時開催してもネックが山積している。

 今まで努力を重ねて五輪・パラリンの出場権を得ている選手・団体をはじめ、今後、出場を目指す選手たちのことを思えば、今年中の開催ができればベターだ。いずれにしても世界が新型コロナウイルスに勝ち抜くことが決め手になる。「関連:3月17日

 

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宮城まり子さんが93歳で死去。52年間「ねむの木学園」を運営

2020-03-24 10:24:50 | 社会

 歌手で女優の宮城まり子さん(本名・本目真理子=ほんめ・まりこ)が93歳で亡くなった。宮城まり子さんと言えば直ぐに歌謡曲「ガード下の靴磨き」が想い浮かぶ。

 この歌は1955年(昭和30年)に大ヒット、戦災孤児の哀歓とその中で明るく生きる少年の姿を描いた歌詞とメロデーは今でも口ずさむことができる人は多いだろう。

 その他、「あんたほんとに凄いわね」「毒消しゃいらんかね」などがヒット、1954年から62年までの間に、NHK紅白歌合戦に8回出場。当時としては、もっとも好感度の高い国民的な歌手の1人だった。

 しかし、宮城さんをさらに有名にしたのが、68年に私財を投じて静岡県浜岡町(現御前崎市)に肢体不自由児のための施設「ねむの木学園」を開いたことだろう。

 宮城さんは59年にはミュージカルで「脳性マヒの少女」の役をやり、障害児が社会からはじき出され、義務教育も受けられないことを知る。自分で支援施設を作りたいと思うようになり、様々な努力を重ねて「ねむの木学園」の建設にこぎ着けた。

 慈善活動に関わる有名人は少なくないが、宮城さんのような人気芸能人が自ら施設をつくり、社会福祉事業家に転身したのはきわめて異例とのことだ。

 宮城さんは97年に施設を同県掛川市に移すとともに「ねむの木村」を開設、美術館などを併設して独自の障害児教育に取り組むとともに、全国各地で絵画展やコンサートを開いて障害者への理解を訴えてきた。

 94年7月に死去した作家の吉行淳之介さんとは、伴侶として約40年間を過ごし、99年には園内に吉行淳之介文学館も開設した。

 上皇夫妻も天皇、皇后時代に「ねむの木学園」を訪ね。運動会や絵画展などをご覧になった。運動会では宮城さんが車椅子に乗り、両陛下と親しく交流している状況が報道された。

 宮城さんは、数年前に悪性リンパ腫を罹患、闘病生活を送っていたが、93歳の誕生日に東京都内の病院で死去した。27日に同学園の子供たちと教職員のみで学園葬を営むとのことだ。

 

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白鵬が44回目の優勝、朝乃山大関昇進確実、無観客の大相撲春場所無事終える

2020-03-23 10:34:06 | スポーツ

 新型コロナウイルス問題で、史上初めての無観客で行われた大相撲春場所は、昨日千秋楽を迎え、7年ぶりとなる横綱同士の同点決勝で白鵬が鶴竜を寄り切りで破り44回目の優勝を成し遂げた。

 また、今場所、大関昇進を目指した関脇朝乃山は、大関貴景勝を押し倒し11勝となった。番付編成会議は朝乃山の大関昇進について理事会開催を求め、明日25日に臨時理事会開催が決まり朝乃山の大関昇進が事実上確定した。

 多くのスポーツが自粛を余儀なくされる中で春場所の開催も危ぶまれたが、相撲協会は万全の予防処置を取って無観客での開催に踏み切った。

 協会は、力士をはじめ関係者に1人でもコロナ感染者が出た場合、場所中でも中止すると明言、正に薄氷を踏む思いで15日間の場所を進めて来たと思うが、幸い感染者を一人も出すことなく無事終了することができた。

 10日目だったか前頭千代丸が高熱で休場、千代丸はPCR検査を受け、その結果陰性と分かった時は、相撲協会や力士などは当然だが、多くのファンもほっとしたことと思う。

 協会の八角理事長は、初日と千秋楽の挨拶で新型コロナウイルス問題の早期終息を願い、大相撲の伝統的な神秘性がウイルス撲滅に結びつくものと信じる旨語った。

 その上で、全国のテレビ、ラジオ、インターネットなどで大相撲を視聴した全国のファンに感謝した。

 恒例の千秋楽優勝力士表彰は、初めて全役員、全幕内力士などが土俵を囲んで行われた。また、新弟子全員参加の場所を納める手打ち、神送りの神事など通常の場所では見られなかった千秋楽の行事がテレビで放映されたこともサービス精神を感じ好感が持てた。

 長い歴史の中で初の無観客となった春場所は、今後に異例の場所として語られることになると思うが、その場所で横綱同士の相星決戦が行われ、第一人者の白鵬が44回目の優勝を果たし、さらに関脇朝乃山が来場所大関昇進を確実にしたことは大きな意義がある。「関連:3月9日

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新型コロナ、欧米の拡大が脅威増す、日本は躊躇なく検査の実施を

2020-03-22 10:50:03 | 政治

 新型コロナウイルスはパンデミック事態に達し今や欧州を中心に猛威を振るっている。

 取り分けイタリアでは死者が4000人を超し、発症地中国を上回った。イタリアは医療崩壊に至っており医師も14人死亡したというから深刻だ。

 また、スペインも死者が1000人を超え、フランス、ドイツといった先進国における感染の拡大が止まらない。

 アメリカも感染者が全土に広がり、今や18000人を超え、中国、イタリア、スペイン、イランに次ぎ世界で5番目に多い。

 当初、楽観的な態度を見せていたトランプ大統領も深刻な表情に変わっている。トランプ氏自身、既に検査を受け陰性だったようだが、今度は、取り巻きに感染者が発生したペンス副大統領も検査を受けると述べた。

 日本については、1772人(内クルーズ船乗客712)となっており、韓国の8799人に比較してもかなり少ない。韓国では死者は102人だが、日本は45人だ。

 もちろん、感染者が少ないことは結構なことだが、政府の専門家会議で警告しているように、都市部におけるクラスターが嵩じて爆発的感染拡大を意味するオーバーシュートの危険性は拭い切れない。

 日本の感染者が少ない状況に対し、米中などは、日本はPCR検査が極端に少ないことが要因だと指摘している。

 韓国は日本の6倍もの検査を施した中で8799人の感染者が出ていることを考え合わせると、この指摘を頭から否定する根拠は見出せない。

 PCR検査は万能ではないと言われているが、発熱等の症状が出た場合、新型コロナか否かを見定める手立てはPCR検査しかなく、その実施が少ないことは地域に存在する潜在的な感染者を見逃しているとも言える。

 日本でもようやく健保が使用できるなどPCR検査の垣根が低くなり検査数も増えているようだが、今一歩国民に啓蒙されていない。

 中国からは、日本のPCR検査が少ないのは東京オリパラ開催のため感染者を少なく見せているためだと因縁をつけられ、国内では、政府が医療崩壊を回避するためなどいろいろな憶測が出ている。

 イタリアのような医療崩壊に陥らないために、大阪方式と言われているような4段階の隔離方式を取ることも一策だろう。「関連:3月21日

 

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