正さん日記

世の中思いにつれて

衆議院、自民議員が席巻、影が薄い民主党

2013-01-31 15:08:51 | 政治

 国会がはじまり、代表質問が昨日から行われている。衆議院は自民党が295議席と60%を占め、選挙前に民主党が多数だった状況と風景が一転した。以前の衆議院は政府演説でも、民主党議員の拍手が際立っていたが、今はすっかり逆転、自民党議員が、安倍晋三首相に対して嵐のような拍手をおくっている。

 これに対して、民主党はたった57議席に落ちぶれ果て、見るも無残な状態をさらしている。心なしか、テレビに映る民主党の元閣僚らの顔は、疲れ果て生気を失っている感じだ。また、他の野党は、国会新顔の日本維新の会が54議席と民主党と拮抗している。維新と同類項のみんなの党18議席を加えれば、72議席と野党1党となる。しかも、維新の会は、憲法改正など自民党に近い議員が多く、野党共闘を組むには難しい状況だ。

 政府・与党は、公明党の31議席を加えると326議席となり、参議院で否決された法案が衆議院に戻されても可決できる三分の二を有しているので、言うならば、何でもやりたいようにできる状態になっている。

 これに野党の中で、自民・政府寄りの党があるのだから、極端に言えば、翼賛会体制になっている。しかも、安倍内閣は、憲法改正を目指している名にし負う右派内閣だ。ただ、与党を組んでいる公明党が、右派路線にある程度のブレーキをかける存在と言えるが、自民党は単独でも有に衆議院の過半数を持っているし、憲法改正に必要な三分の二も、例えば、公明党に代え、維新の会と組めば満たすことができる。

 安倍内閣は、7月の参議院選挙までは、低姿勢状態を続けるが、参議院選挙で勝利すれば、いよいよ本格的に憲法改正、集団的自衛権行使、自衛隊の国軍化、防衛費拡充等右派路線を突き進んでくるだろう。これに対して、抵抗できる政党が無いに等しい状態なのだから、首筋が寒くなる。

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福士、後半失速して2位に、優勝はガメラシュミルコ(ウクライナ)=大阪国際女子マラソン

2013-01-30 14:06:41 | スポーツ

 1月27日(日)8月の陸上・世界選手権(モスクワ)代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソンが、長居陸上競技場発着コースで行われ、福士加代子(30=ワコール)は残り1キロでロンドン五輪5位のタチアナ・ガメラシュミルコ(29=ウクライナ)に抜かれ、日本人トップの2位だった。ガメラシュミルコは2時間23分58秒のタイムで優勝した。

 それでも福士は、2011年10月のシカゴマラソンで記録した2時間24分38秒の自己ベストを更新する2時間24分21秒をマークした。しかし、2時間24分を切った日本人トップの選手に与えられる世界選手権代表切符の獲得はならなかった。

 福士は、ペースメーカー2人が抜けた30キロでは、2位の小崎まり(37=ノーリツ)に14秒の差をつけ、独走態勢に入った。しかし、2年連続後半に失敗している福士は、その学習効果を見せるものと思ったが、35キロ過ぎてからまたもやガクッとペースが落ち、徐々に上位に上がってきたガメラシュミルコに、みるみる差を詰められ、残り1キロ付近でついに抜かれた。ガメラシュミルコはあっさり先頭に立ち、そのままゴール。福士は2位に終わった。

 レース中盤まで、何とか第1グループに止まっていたベテランの渋井陽子(33=三井住友海上)は、渡辺裕子(25=エディオン)とともに26キロでじりじりと遅れはじめ、そのままじり貧で8位に終わった。渡辺は後半盛り返し3位に、4位にはねばって小崎が入った。

 福士は世界選手権代表の選考基準の、日本人で1位、2時間24分を切ること。については、24分は切れなかったが、もう一歩のところでもあり、世界選手権代表の有力候補としては残った。「関連:2012年1月29日

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安倍首相が所信表明演説、参議院選目当てに、鷹の爪隠す

2013-01-29 14:11:48 | 政治

 昨日、第183通常国会が召集され、6月26日までの150日間、予算案審議などのの議論が交わされる。初日の昨日、安倍晋三首相による所信表明演説が行われた。演説は、経済問題に多くをさいたが、19分という短い内容だった。

 演説の中で、安倍首相が執念を燃やしていると言われる、自衛隊の軍隊化、集団的自衛権、これらと関連する憲法改正については、まったく触れられていない。また、経済再生といっても三本の矢の肝心部分の成長戦略については、具体的なものが無く、TPP加盟などにも触れていない。

 原発問題についても今後の方向性は不明確で、外交問題にしても、日米関係の修復を掲げているが、沖縄普天間基地移設やオスプレイの配備などについての考え方が示されず、今後、日米首脳会談が行われた場合の我が国の立場表明について何も分からない。

 このように、安倍氏の基本姿勢について、ほとんど触れていないのは、スタート段階でことさら争点を明確にして、野党との対立をあおることを避け、何とか安全運転で7月の参議院選挙を衆議院選挙に次いで勝利し、ねじれ現象の解消を図りたいという思惑が有りありだ。

 先の総選挙で、衆議院は公明党との連立で圧倒的多数を得たが、参議院では相変わらず野党の方が、議席が多い。このままでは、安倍首相の画く憲法改正ができない。従って、何としても衆参議席を憲法改正が可能になる三分の二の議席を獲得しなければならない。そのためには、参議院選挙を前に、出きるだけ波風をたたせたくないのが、安倍首相の思いだろう。

 そうして、参議院で多数を得たなら、一気に憲法改正を図りたいというのが、安倍首相の戦略だ。

 

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日馬富士、先場所の汚名を一新、横綱2場所目に全勝で5回目の優勝

2013-01-28 09:40:04 | スポーツ

 昨日行われた、大相撲初場所千秋楽で、14日目に5回目の優勝を決めた横綱日馬富士は、結びの一番で、横綱白鵬を破り、3回目の全勝で優勝に花を添えた。

 横綱同士の対戦で、何とか先輩横綱の意地を見せたかった白鵬だったが、今場所立ち会いが鋭い日馬富士に立ち合い負けし、成す術が無く圧倒された。

 日馬富士は先場所、新横綱で9勝しか上げられず、横綱審議会委員等から辛辣な批判を受けていたが、今場所見事に全勝し、名誉挽回を果たした。

 日馬富士の完全優勝で、改めて白鵬と並び表される形となったが、これが定着するには、来場所、再来場所の活躍を見極めることが必要な感じがする。

 白鵬は、第3の父と思っていた大鵬が死去した直後の場所で、連覇をしたかったと思うが、3日目、妙義龍に敗れ、これで優勝争いが面白くなったと思われたが、12日目に琴欧洲に完敗し、日馬富士と2差になったところで自力優勝が無くなってしまった。これで優勝回数も23のままで、来場所、雪辱を期して北の湖と並ぶ24回の優勝に再挑戦となる。

 その他、場所後に人気者高見盛が引退した。今場所十両12枚目で5勝止まりとなり、来場所幕下陥落濃厚なところで引退を決意、振分親方として後進の指導に当たることになった。

 

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教員や警察官の中途退職は、退職金減額の制度設計に問題

2013-01-27 11:31:59 | 社会

 教員と警察官などが、地方公務員の退職金制度改正による金額の目減りを避けるため、定年を前に退職する人が多くなっていることがマスコミに大きく取り上げられている。教員も警察官も一般の生活者と変わりは無いので、理解できると言う意見もあるが、特に教員は、卒業式を間近にして辞めるとは生徒が可哀そうで、けしからんと言う意見の方が多いような感じだ。

 しかし、今辞めないで期末まで在籍すれば、マックス150万円程退職金が少なくなるというから、将来設計を考えなければならない教員が辞めることは仕方が無いのではなかろうか。

 疑問なのは、退職金の制度改正を、何故4月1日の新年度からにしないのかという点だ。その点、むしろこの減額制度を作った管理者側の方が、卒業式が3月中にあることに対し、配慮が足りなかったと言うべきだ。

 もう1つ、この話で違和感があるのは、こんなときだけ先生を聖職者扱いにしている点だ。普段は、教員にちょっと不都合なことが起こると、散々口汚く叩いているくせに、お金のことになると聖職者扱いにするとは、余りにも手前勝手な言い分だ。

 昔の教員は確かに聖職的職業として、社会的にも認められていた。世間も、父兄も、生徒も、先生にはそれだけの対処をいていた。しかし、戦後教育の中で、教員の立場は少なくとも聖職者的な扱いをされていない。

 もっとも、我が国の教員が聖職者扱いされたのは、戦前、戦中に、国家が教育に介入し、国家の施策を進めるため、先生を絶対的な存在として位置付けていたからだ。

 現在は、どこの国も、先生は教育労働者として位置付けている。それこそグローバル社会の中で、我が国だけが、先生は労働者の中で別格とは言えない。ただ、教員は、教育者としての理念を持ち、社会的存在意義を自身で築くための努力をしなければならないことは当然だ。

 

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最後の遺体が帰国=アルジェリア人質事件

2013-01-26 07:41:11 | 世界

 

 日本人10人が死亡したアルジェリアの人質事件で、最後に身元が確認された大手プラントメーカー「日揮」(横浜市)の元副社長で最高顧問の新谷正法さん(66)の遺体が26日、日本航空機で成田空港に到着した。

 新谷さんは、たまたま、アルジェリア現地で他国会社幹部らとの会議に出席したために、この事件に遭遇したとのことだ。武装組織はこの幹部級の会議があることを承知の上で、予め狙っていたとの情報もある。

 今回の人質事件について、武装組織の目的は、フランスのマリ攻撃に反発して、第1にフランス人を狙ったという見方のほかに、日本人の拉致を企てようとしたとの見方もある。日本は、人命尊重を第一にしているため、人質にとって会社を揺さぶれば、多額の身代金を手に入れることが出きるからだと言う。

 もし本当に世界中のテロ組織が、金目当てにそのようなことを考えているとしたなら、日本企業や日本人が、治安危険地域での事業活動がピンチになる。

 今回の日揮関係者の尊い犠牲を無にしないよう、政府、企業の海外事業におけるセキュリティの見直しが必要になっている。「関連:1月25日

 

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アルジェリア人質事件の犠牲者9遺体が無言の帰国

2013-01-25 21:28:04 | 世界

 アルジェリア南東部イナメナスの天然ガス開発施設で起こったイスラム武装勢力による外国人人質事件で、犠牲になった日本人9名の遺体と、辛うじて生還した7名が、今日正午政府専用機で帰国した。

 政府は、犠牲になった10名の方の氏名等を公表した。犠牲になった方と生存した方との明暗は語るまでもない。犠牲者は、プラント会社大手日揮の最高顧問を含めた社員や派遣会社の社員など29歳から72歳までの方々だ。アルジェリアを含めて、アフリカは治安に問題がある国が多く、同地で働くことについては、日々警戒を緩めた分けではないと思うが、それでも、まさかテロ集団に襲われるとは思ってもいなかったのではなかろうか。

 外国人の生存者が語るところによると、武装組織に狙撃された人もいたが、アルジェリア政府軍の突入の際、楯にされて撃たれた人も多かったとのことだ。武装組織は、アルジェリア人より日本人などの外国人を狙ったようで、アルジェリア人に扮装して難を逃れた人もいたとのことだ。外国人の中では、日本人の犠牲者10名が最も多かったとのことだ。こんなことを言うと不謹慎と言われるかもしれないが、やっぱり、その場における運不運が生死を分けたと言わざるを得ない。

 アフリカは、貧困国が多いが、資源も豊富であり、今後、先進国などによるインフラなどの整備が急ピッチで進められるのではないかと言われている。反面、アラブの春の逆作用でイスラム急進派が根を広げてきたとも言われる。それだけテロなどの危険性が高まっているなかで、今後、外国企業はセキュリティを万全にしなければならない。我が国では、早くも自衛隊派遣などの意見も出ているが、余り性急にエスカレートすると、もっと危険性が増すことになるかも知れない。一時の感情で性急に物事を決めるのではなく、相手国とも充分協議して、危険地域と思われる国で働く国民をどのように守るか、手立てを講じることが必要だ。「関連:1月22日

 

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情けない、強権に弱い体質2例

2013-01-24 11:27:25 | 社会

 このところ、権力に弱い有様を2つ見た感じだ。1つは、日銀が安倍晋三首相のインフレターゲット2%と持続的金融緩和の要請をあっさり容認したことだ。安倍首相の白川方明日銀総裁に対しては、要請というよりも強要と言った方が良いかも知れない。これでは、時の政府に対して、日銀が従うことになり、お札を発行している日銀の独立性を損なうことになる

 安倍氏は、この独立性を裏付けている日銀法の改正をちらつかせ、もう直ぐ退任することになっている白川総裁は、自ら泥をかぶりたくないために、言うことを聞いたという見方が強い。

 どうも、安倍氏は前の時もそうだったが、拙速に物事を進め過ぎるきらいがあり、そのためには、権力行使をいとわない感じだ。

 

 もう1つは、大阪市教育委員会が、橋下徹市長が突然言いだした大阪市立桜宮高校体育科を廃止させるため、志望者総てに普通科を受験させることを4-1の多数決で決めたことだ。橋下氏が言い出してから幾日も経たない内の改正で、体育科を志望する生徒は、今までの3科目から5科目に科目が増えるため大変戸惑っている様子だ。

 これも橋下市長が、言うことを聞かなければ予算の執行を停止すると脅かしたため、止むなく橋下氏に従った感じだが、1人の反対は、教育委員会の委員長のようだから、この委員長は度量があると思う。

 この問題は、大阪市立桜宮高校体育科バスケットボール部のコーチが、主将だった2年生に体罰を加え、この2年生が自殺したことに端を発している。しかし、橋下市長は、最初の段階では、スポーツには体罰はつきものと一時は容認していたが、自殺した生徒の遺族に接してから、がらっと態度を変えて、桜宮高校に強く当たっている。

 何しろ、橋下氏は、全教員の入れ替えも要求しているようだから、傍から見ているとどうにもヒステリック過ぎる感じだ。

 まあ、橋下氏の考え方にも一理あると譲ったとしても、教育委員会は、生徒側をいっさい見ず、橋下市長の方だけをみている感じで、まさに強権に弱い体質を露呈している、何とも情けない。

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オバマ大統領、2期目へスタート=就任式に2期目史上最高の民衆

2013-01-23 17:09:05 | 世界

 アメリカの第44代バラク・オバマ大統領が2期目に入り、21日ワシントンで就任式が行われた。4年前の新大統領就任式には、史上最多の180万人の観衆が就任式を見守ったが、今回も当初予測の60万人を有に凌ぐ、2期目としてはこれも最多の100万人の観衆が集まったようだ。それだけ、アメリカ史上初の黒人大統領としてだけではなく、1期目にノーベル平和賞を受賞したオバマ氏に対する期待と敬意を表した証拠とも言える。

 就任式で、オバマ大統領は、2期目の課題として1776年の独立宣言に言及しつつ、移民制度改革や銃規制、地球温暖化対策などを挙げた。男女の平等や同性愛者の権利にも触れ、リベラル色の強い演説となった。

 演説の中で、独立の原点に立ち返って理想的な社会をめざそうという姿勢を鮮明にした。また、オバマ大統領の真骨頂ともいえる改革の姿勢を改めて打ち出した。しかし、減税の期限切れと歳出強制削減による「財政の崖」はひとまず回避したとはいえ、依然として綱渡りの財政運営が続き、失業率もやや低下したとは言え、安定飛行に入ったとは言えない。さらに下院第1党の共和党の政権批判はますます強まり、とかく視線は内向きになりがちだ。

 しかし、オバマ大統領は「核兵器のない世界」によってノーベル平和賞を受けた。その理想をどのように追求するのか、その方向性は後世にも影響する。特に外交問題では、米国の仲介が止まっているイスラエルとパレスチナの和平、人道危機が続くシリアの内戦やイランの核開発、さらに尖閣問題をめぐる日中摩擦や北朝鮮の核・ミサイル開発も含めて、東アジアにも米国の力を必要とする問題は少なくない。オバマ大統領にとっては再選の心配がない残り4年、思い切った政策の遂行が期待されている。

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日本人の死者7名確認、3名は未だ不明=アルジェリア人質事件

2013-01-22 15:36:19 | 世界

 アルジェリア南東部イナメナスの天然ガス開発施設で起こったイスラム武装勢力による外国人人質事件は、18日、アルジェリア軍の強行突破作戦で武装勢力を掃討し終結した。武装勢力はほとんど壊滅したが、人質も多くが犠牲となった。

 その中で、日本人犠牲者は7名が確認されたが、残り3名は未だに生死不明になっている。この事件で、外国のプラント建設が多い日揮の日本人従業員17名が人質になったが、その内7名の無事が確認された。死亡した7名及び不明者3名と、生存者7名との明暗はどこで分かれたのだろうか、これから徐々に経緯が分かってこよう。

 アルジェリア軍の強行突破作戦については、当然批判がある傍ら、止むを得なかったという見方も多い。何しろ、アルジェリア経済の大半を担う石油や天然ガス施設が破壊されれば、経済に大打撃を与えることや、その連鎖を阻むためには、どうしても武力制圧が必要だったとのことだ。人命尊重よりも、経済を優先したことになるが、経済に影響が出れば、多くの国民が打撃を被ることを考えると、その判断に、他国が口を挟むことは難しい。

 今回の人質事件については、アルジェリアの隣国マリに対する、フランスの介入に反発した国際テロ組織アルカイダ系の武装組織によるものだと言われる。つまり、フランスというキリスト教勢力がイスラム教のマリを攻撃したとの図式があるらしい。

 また、一昨年のアラブの春により、アラブ諸国でイスラム原理主義勢力が自信を深め、拡大しているという見方だ。

 そうなると、アラブの春で勝ち取った民主主義の潮流が、イスラム原理主義の拡大と言う別の問題を生み出した形になる。従って、今回のアルジェリアの事件は、今後、他国でも再発する可能性が潜んでいるという。

 一方、今回の事件で日本政府の対応の遅さも問題になっている。元々、アフリカ諸国への進出が遅く、この地域での接点が希薄で、情報がつかみ難いのが実態のようだ。小野寺五典防衛相は、この地域への自衛隊の派遣について触れたが、これこそ、どさくさに紛れた、国民に対するめくらましの言動だ。

 自民党は、民主党の与党時代は、外交政策について散々けなしたが、元々、自民党の外交力の弱さは、同党が前の与党時代から指摘されていたことだ。「関連:1月19日

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