正さん日記

世の中思いにつれて

日本、韓国に逆転でアジア王者に=リオ五輪最終予選兼U-23アジア選手権

2016-01-31 12:04:50 | スポーツ

 23歳以下で戦うサッカーリオデジャネイロ五輪最終予選兼U-23アジア選手権の決勝が、日本時間1月30日午後11時過ぎカタールの首都ドーハで行われ、先に6大会連続10度目の五輪出場を決めた日本は宿敵韓国と対戦、韓国に2点のアヘッドを許しながら、後半、立て続けにゴールを決め同点に追いつき、さらにこの試合の殊勲者浅野が決勝ゴールを決め、遂に韓国に逆転し念願のアジア王者に輝いた。

 日本は、前半20分に今大会初めて先制点を奪われると、後半2分にも追加点を奪われ苦しい展開となった。しかし15分、大島に代えてFW浅野拓磨(21・広島)を投入すると、その浅野が22分に1点を返し、23分には矢島が立て続けにゴールを奪い同点に追い付いた。

 さらに36分、またも浅野が、決勝点を奪い3-2と試合をひっくり返した。その後日本は、韓国の猛攻を必死にしのぎ、劇的な逆転勝利を挙げた。

 韓国は、この試合まで34連勝と破竹の勢いを見せていたが、後半いっきに疲れが出たせいか動きが鈍く、日本の反撃を許した。

 日本は、韓国に2連敗している中で、後半まで劣勢だったが、手倉森誠監督が15分、大島に代えて浅野を投入すると、その浅野が逆転に繋がる得点と決勝のゴールを奪い劇的な勝利に結びつけた。

(写真:後半、勝ち越しゴールを決めたU-23日本・浅野:サンケイスポーツ)

関連:1月28日

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日銀がマイナス金利の奇策、物価上昇率2%への執念か

2016-01-30 11:27:33 | 経済

 日銀がマイナス金利政策という奇策を決めた。民間銀行が日銀に預ける当座預金に対し今までは0.1%の利息を払っていたが、これからは逆に0.1%の手数料を取るというものだ。

 民間金融機関が日銀に預けてある当座預金は現在約200兆円あるとのことで、-0.1%となると約2000億円が銀行の出費になる。そうなると、銀行は日銀に預けるより企業などへの貸し出しに回した方が得策でもあり、それだけ企業にお金が回われば経済が活性化するという仕組みのようだ。

 しかし現状、企業は資金が潤沢なことと、設備投資意欲がそれほどでないこともあり、果たしてお金を借りるかといえばあまり期待できない。

 ならば、始めから失敗することは目に見えているはずだが、それを一か八かでやってきたのが今までの黒田東彦日銀総裁のやり方だ。

 今までは日銀は、超異次元の金融緩和政策を用い、円安、株高に繋げ自動車など輸出産業の高収益に結び付けるいわゆるアベノミクスの中心を成してきた。

 一方、黒田総裁が辞任を掛けてまで公約した2015年中に物価上昇率2%を2016年末まで先延ばしし、さらに2017年前期まで伸ばすというどうしようもない状況になっている。

 マイナス金利政策は既に欧州で行われているが、黒田氏は最近までこれを取り入れることは「考えていない」と否定を続けていた。それなのに日銀政策委員会では5対4の僅差でサプライズ的にこの方策に打って出た。

 今回の日銀の金融政策は、甘利明前経再生相の辞任を受けて緊急的な施策との指摘もあるが、それよりも黒田総裁には何としても物価上昇率2%にしなければメンツが立たないという一種の焦りがある感じだ。

 中国の経済減速、原油安、株安など現下の厳しい経済情勢のなかで、マイナス金利政策を取った日銀の判断の良否については専門家の見方も二分しているようだ。

 

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甘利経済再生相辞任、これでノーサイドにはならない。

2016-01-28 14:28:54 | 政治

 甘利明経済再生担当相が28日の記者会見で閣僚の辞任を表明し、安倍晋三首相もこれを認めざるを得なかった。

 甘利大臣は、いわゆるアベノミクスの「司令塔」とのことなので、それでなくとも怪しくなっている安倍政権の経済運営に与える影響は大きいようだ。

 甘利氏の後任は、安倍首相と仲の良い石原伸晃元環境相を当てたが、石原氏は、環境相時代に東北被災地にろくにも行かなかったばかりか、東電福島第1原発事故に伴う汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設をめぐり、「最後は金目でしょ」と発言。福島県議会の抗議を受け、撤回した経緯があり、加えて、経済政策については経験不足を指摘する向きもあり、そんなに安定感はない。

 それにしても甘利大臣は意外にあっさり辞任した。来週の衆議院予算委員会を皮切りに甘利大臣を徹底的に追及しようと目論んでいた野党にとってはやや当てが外れたかもしれない。

 反面、甘利大臣は、安倍首相にとっては経済の片腕のような存在であったかも知れないが、国会の運営を考えると安倍首相や自民党にとっては辞めてくれてほっとしているかも知れない。

 今回の甘利大臣の所業は元々金権体質の自民党を改めて認識させられたようなものだ。業者から金品を貰い、その目的は補償金などが伴う公的機関への口利きと言うのでは、犯罪行為とも言えるもので幾ら秘書の仕業として責任転嫁をしても、到底議員本人が逃げおせるものではない。しかも現職の閣僚ともなれば尚更である。

 もちろん、甘利大臣の不正について、閣僚を辞任したからそれでノーサイドにはならない。今後、刑事責任をも視野に入れて徹底的に真相解明をする必要がある。

 常々、安倍首相は、経済団体を中心とする企業からの政治献金については、てらいもなく当たり前のように容認しているが、その見返りに法人税の引き下げを始め、企業に対してはとことんサービスをしている。

 何のことは無い。ただ政治資金報告書にきちっと記録しておけばセーフ、今回の甘利大臣のように政治資金報告書もれならアウトだけの違いだ。

 企業献金などを抑制するために、何百億円の税金を使って政党助成金があるはずだ。今回、またまた政治と金の問題が表面に出た。安倍氏が容認する団体献金を際限なく認めるのなら、政党助成金制度は撤廃するべきだ。

 また、安倍首相は、甘利経済再生相の任命責任をあっさり認めているが、では自身、どのような責任をとるのか。口で言うだけならどんなことでも言える。これを称して「口先だけ」と言う。「関連:1月23日

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日本サッカー、ドーハでイラクに劇的勝利し五輪出場決める

2016-01-28 14:28:54 | スポーツ

 

 23歳以下で戦うサッカーリオデジャネイロ五輪最終予選兼U-23アジア選手権が、1月26日にカタールの首都ドーハで行われ、日本は1-1の同点に追いつかれ、あわや延長戦に入る直前のアジショナルタイムの48分、MF原川力(22=川崎F)が決勝ゴールを決め決勝へ進出した。

 日本は、これまで2連敗していた強豪のイラク戦を劇的な勝利で飾り、6大会連続で10度目の五輪出場を決めた。

 日本は、前半26分、カウンターから、FW鈴木武蔵(21=新潟)が左サイドを駆け上がりクロスを送ると、FW久保裕也(22=ヤングボーイズ)が飛び込み右足で合わせ先制した。

 しかし同43分、コーナーキックからのイラクの攻撃をGK櫛引政敏(22=鹿島)が2度弾いたが、そのこぼれ球を押し込まれ同点に追いつかれた。

 同点で迎えた後半、日本は23分にFWオナイウ阿道(20=千葉)を投入。さらには同33分にFW浅野拓磨(21=広島)を送り込んだ。打開を狙った末の同48分、最後に大きなチャンスを原川が生かした。手倉森監督は激戦を「厳しいと言われる中でも、自分たちが可能性を信じていた」と感無量の様子で振り返った。

 日本のサッカーアジア戦で因縁の地ドーハは、1993年10月28日、94年W杯アメリカ大会のアジア地区予選で、イラク戦に勝てば出場が決まったが、1点リードしての試合終了間際、ロスタイムにイラク代表の同点ゴールが入り、一転して予選敗退が決まった。この悔しい結果をドーハの悲劇と呼んだ。

 翻って、今回はW杯ではなく、若い23歳以下の選手が出場する五輪予選だったが、奇しくも93年以後に生れた若き選手がドーハで同じイラクと戦いこんどはドーハの歓喜に変えた。

 もう1方の組では韓国が勝ち残り、8大会連続で五輪出場を決め、1月30日に日本と決勝戦を行うことになった。

 

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愛知県が男女とも優勝=都道府県駅伝

2016-01-26 15:04:33 | スポーツ

女子、愛知が初優勝

 1月17日に、第34回全国都道府県対抗女子駅伝が、京都市西京極陸上競技場を発着点に、国立京都国際会館前で折り返す9区間42・195キロのコースで47都道府県チームが参加して行われ、愛知が最終9区で猛追1分30秒の差を逆転し、2時間16分2秒で初優勝を飾った。 2位は兵庫。3位には群馬が入り、9区タスキリレー時は首位だった京都は4位に沈んだ。

男子 愛知15年ぶり2回目の優勝

 また、1月24日には、広島で第21回全国都道府県対抗男子駅伝が、同市平和記念公園前を発着点とする7区間、48.0キロのコースで行われ、雪の舞う中、愛知が4区で逆転しトップに立ち、そのまま首位をキープし2時間20分12秒で15年ぶり2回目の優勝を果たした。

 愛知は、一週間前に初優勝した女子とともにアベック優勝となった。2位は広島、3位は昨年優勝の埼玉、4位に今回最終ランになった佐藤悠基(日清食品グループ)が最終区で3人抜いた静岡が入った。「関連:2015年1月11日」「関連;2015年1月19日

 

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宜野湾市長選挙で、与党の推す現職が再選=辺野古促進に影響か

2016-01-25 13:43:06 | 政治

 昨日、注目の沖縄県宜野湾市の市長選が行われ、自民・公明が推す現職の佐喜真淳氏(51)が、翁長雄志沖縄県知事らが推し普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する元県幹部の新人、志村恵一郎氏(63)を約5800票の差をつけ再選された。

 宜野湾市長選挙については、辺野古基地建設についてどちらが勝つかで、推進する政府・与党、反対する翁長知事や野党にとって大きなインパクトを与えるものと位置づけられていたが、現職の佐喜真氏が勝ったことによって政府・与党は辺野古建設をさらに促進することになるだろう。

 反面、衆議院選挙を含め、このところ沖縄県内の選挙で連勝を続けてきた野党や翁長知事にとっては一定の打撃になったことは間違いない。

 しかし実際には、政府・与党は宜野湾市長選挙で普天間基地の辺野古移設については争点化を避けてきた。翁長知事や野党は大きな争点として訴えてきたが。政府・与党は一転して佐喜真淳氏の勝利を辺野古促進のため使うだろう。

 ただ、考えてみると、宜野湾市民は普天間飛行場の移設が最大の望みであり、移設先が辺野古になろうが、他の場所になろうが極端に言うとどうでも良い人が多数になるのが人情だ。

 その裏付けとして、辺野古への移設賛成者の多数が佐喜真淳氏へ票を投じたようだ。だからと言って辺野古移設について、沖縄全土の世論では移設反対が多数を占めているという現実は変わりない。

 普天間基地の固定化を避け、同基地の撤去後に有望施設の建設を望む人の多い宜野湾市民の世論は、自ずと辺野古基地建建設を反対する沖縄県民の望みとはずれていることを政府・与党は忘れてはならない。「関連:12月26日

 

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琴奨菊が初優勝、10年ぶり日本出身力士が宿願の賜杯抱く

2016-01-24 18:17:43 | スポーツ

 

 今日、大相撲初場所千秋楽で大関琴奨菊は、大関豪栄道を下しついに待望久しかった日本人力士の幕内最高優勝を実現した。

 日本人力士の優勝は、2006年1月場所で大関栃東が3回目の優勝をしてから実に10年ぶりのことだ。それまでは、朝青龍をはじめ、朝青龍引退後君臨した白鵬などモンゴル人力士がほとんど優勝を独り占めにしてきた。

 その間、魁皇、稀勢の里など日本人力士に優勝の期待が掛けられ続けてきたが、たまに優勝決定戦まで行っても肝心なところで勝負弱さが出てついぞ賜杯を手にすることができなかった。

 特に、期待が掛けられたのが大関稀勢の里だったが、2012年初場所大関に昇進したものの、序盤戦で平幕力士に敗れるなど優勝戦線に残るチャンスが少なく期待を裏切り続けてきた。

 今場所も、場所前好調が伝えられ、白鵬に全盛期の迫力が弱まる中で今度こそと優勝への期待が高まったが、早くも初日安美錦、4日目にも栃の心に敗れて早々と期待がしぼんだ。

 代わって出てきたのが琴奨菊で9日目まで白星を重ね、10日目の鶴竜から白鵬、日馬富士と横綱を連破、13日目に朋友の豊ノ島に負け、白鵬が勝って1敗と並んだ。

 やや期待がしぼんだ14日目、琴奨菊は苦手の栃煌山を圧倒し1敗を守ったが、結びの一番で白鵬が稀勢の里に立ち遅れてまさかの敗退、琴奨菊が再びトップに立って今日の千秋楽を迎えた。

 万雷の拍手で土俵に上がった琴奨菊は、今場所不調で大きく負け越した豪栄道を突き落としで下し、ついに宿願の日本人力士の優勝を果たした。

 琴奨菊は2011年九州場所で大関に昇進したが、これまで怪我に泣きカド番を5回経験するなど大関としては不甲斐ない相撲を余儀なくされてきたが、今場所は連日闘志あふれる相撲を取り続け、国民が待ちに待った日本出身力士の優勝を成し遂げた。「関連:2015年11月23日

 

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甘利経再大臣はダボス会議へ。帰れば針のむしろ待つ

2016-01-23 10:28:17 | 政治

 昨日、衆議院本会議で安倍晋三首相の施政方針演説に続き、外交 財政、経済担当相の演説が行われた。渦中の甘利明経済再生相の経済演説の際には、同相の疑惑対応に不信感を抱く民主党、共産党、維新の党など野党6党が本会場から退席し、抗議の意味を含めアッピールした。

 甘利大臣は、今朝、スイスの東部ダボスで行われている世界経済フォーラム(WEF)年次総会「ダボス会議」に安倍首相の名代として出席するため日本を後にした。同氏はここで演説することになるのだろうが、自身の疑惑説明を1週間内に行うという理由として、この会議に出席する方を優先させたのだろう。

 本会議の演説をボイコットされた大臣が、ダボス会議で演説するとなると、世界の様々なジャンルのリーダーが出席し、考え方を述べるこの会議で、日本の疑惑にまみれた大臣の演説を出席者はどのように受け止めるのだろうか    

 甘利大臣の降ってわいたスキャンダルは、彼を頼りにしている安倍首相にとっては大きな痛手になっている筈だ。特にTPP交渉の主役だった甘利氏が、もし辞任するようなことにでもなれば、誰が彼の代役を務めるのか。特にアメリカとの閣僚折衝に当たった甘利氏でないとなかなか実情が分からず、TPPの議論に支障がないとは言えない。

 安倍首相にとっては、これだけでなく、お友達の1人である主要大臣の辞任はより厳しく任命責任を問われるし、参議院選挙を控える中で、首相としての求心力を失い兼ねない。

 第一次安倍内閣では、気心の知れた人物の多くを閣僚に起用、「お友達内閣」と揶揄されたが、第二次政権ではその二の舞をしないよう組閣では気を使ったはずだが、先には、お友達の1人、下村博文元文科相がやはり政治資金問題で追及され、結局は守り切れず第三次安倍政権で起用しなかった。

 今度の、甘利大臣は安倍首相にとってはもっと大事なお友達であり最初は守るだろうが、週刊文春の見出しは建設会社から「賄賂をもらった」ことになっていて、場合によっては刑事事件にも発展する可能性を秘めている。

 ダボス会議から帰国した後の甘利氏には針のむしろが待っているが、果たしてどこまで逃げおうせることができるか。大変な修羅場になりそうだ。「関連:1月22日

 

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甘利経再大臣の金銭疑惑、安倍政権への影響大

2016-01-22 15:13:17 | 政治

 安倍晋三首相のお友達で太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉を担当した甘利明経済再生担当相(66)に政治資金規正法違反の疑惑が持ち上がった。

 1月21日に発行された週刊文春ですっぱ抜かれたもので、甘利氏は、独立行政法人都市再生機構(UR)が行っている道路建設の補償を巡り、千葉県内の建設会社が口利きを依頼。過去3年にわたり、甘利大臣や地元の大和事務所所長・清島健一氏(公設第一秘書)や鈴木陵允政策秘書に資金提供や接待を続け、総額は証拠が残るものだけで1200万円に上るという。

 2013年11月14日には、大臣室で甘利大臣に面会。桐の箱に入ったとらやの羊羹と一緒に、封筒に入れた現金50万円を「これはお礼です」と渡したという。

 週刊文春の取材は、この建設会社の総務担当者がメモや録音を基に金銭の授受を明らかにしたというからかなり信憑性の高いものと受け止められている。

 面会をセットした清島所長は、週刊文春の取材に「献金という形で持ってきたのではないですか」と回答したが、甘利氏の政治資金収支報告書に記載はないというから言い訳にならない。

 これに対し甘利大臣は、21日午前の参院決算委員会で、野党議員の質問に対し「しっかり調査して説明責任を果たしたい」と述べ、第三者を交えた調査を行う意向を明らかにした。

 また、大臣室で自ら現金50万円を受け取ったとの指摘には、「訪問を受けたのは事実だが、何をしたのかは記憶があいまいだ。整理して説明したい」と述べるにとどめ、否定しなかった。

 甘利大臣は、1週間の期限を切って真相を明らかにするという。しかし、大臣室で会ったことは覚えているのにそこで自身が何をしたのかについて第三者に調査をさせるなどふざけている。また、この期間は国会での経済演説を含め政治日程が嵩んでいるための時間稼ぎをしたことは明白だ。

 この問題について、甘利氏の弱みは週刊文春が建設会社のメモや録音を押さえていることで、いい加減なことは言えない状態になっている。

 元東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎氏は、一連の金銭授受は政治資金規正法違反、あっせん利得処罰法違反の疑いがあると指摘した。

 この問題が浮上し、政府・与党幹部の間には危機感が広がっている。TPP関連法案の審議は今国会最大の山場を迎えており、甘利氏はその担当を務めているだけに、進退問題に発展するような事態となれば、政権への打撃は大きい。

 自民党中堅は「甘利氏は政権の屋台骨だからきつい。これまでのスキャンダルとは訳が違う」と強調。同党参院幹部は「あの人がTPP責任者で大丈夫かという声が上がるだろう」と参院選への影響を危惧した。

 また、公明党幹部は「参院決算委で甘利氏が直接説明をするだろう。どうなるかはその説明次第だ」と指摘した。

 甘利氏は、12年の第2次安倍内閣発足時から閣僚として首相を支えてきた政権中枢一人で3A1S(安倍 麻生 甘利 菅)などと言われている程の存在で閣僚辞任に至れば、首相へのダメージも小さくはない。

 一方、国会の序盤戦で安倍政権を攻めあぐねてきた野党側は色めき立っている。民主党の枝野幸男幹事長は20日の記者会見で「相当厳しく問いたださないといけない」と強調した。

 また、共産党の穀田恵二国対委員長も会見で「真相について解明が求められている。内閣の長の責任もはっきりさせる必要がある」と語り、首相の任命責任も追及する構えを見せた。ある民主党幹部は「これで潮目が変わってきた」と語ったが、果たして攻め切れるかは心もとないところもある。

 

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SMAPは元のサヤに戻ったが。独占体制の芸能界

2016-01-21 10:30:39 | 娯楽

 国民的人気アイドルグループのSMAPが、木村拓哉(43)を除く4人が一時所属芸能プロダクション「ジャニーズ」から離脱するという事態になっていることが報道されたが、その後、思い止まり元のサヤに収まった。

 離脱を試みた理由は、新人の彼らを売り出すことに情熱を傾けた女性マネージャーがジャニーズを離反することになったため、彼女に恩義を抱く、木村拓哉を除く4人が彼女に追随することにしたためだ。

 しかし、芸能界では芸能プロの力が強く、テレビ出演や公演などは、芸能人独自では行うことが困難なため、もし4人が独立した場合、どこかの芸能プロへ移籍しない限り活動ができなくなるため、思い止まらざるを得なかったのだろう。

 いわば、芸能界はそれぞれのプロダクションが自らの利益を守るため、芸能人独自での活動をさせないための協定を組んでいるような寡占体制になっている。

 SMAPの4人も芸能生活を続けていくためには、この現実から逃れられないことを悟り元のサヤに収まったのだろう。もちろん、彼らの関係者やファンがSMAPの5人メンバーの存続を願ったことも4人が翻意した理由になったこともうなずける。

 SMAP4人の復帰については、ただ1人残留を決めていた木村拓哉の仲立ちがあったとのことだが、どうも木村拓哉と4人のわだかまりはまだ解けていないとのことだ。

 今後も中居正広(43)をリーダーに活動を続けていくことになったが、果たして以前のような明るいグループとしてファンを楽しませることが出きるのか一抹の不安は残っている。

 今回のSMAPの件については、ファンの多くが芸能プロのあり方について、BPO(放送倫理・番組向上機構)に問い合わせたと報道されている。ファンの多くは芸能界の現状について不信感を持っており、芸能界やテレビ局に是正を期待していることは間違いない。

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