正さん日記

世の中思いにつれて

東京夏期五輪開催の実現は、各段階のコンセンサスが先決

2006-08-31 17:02:16 | ニュース
 日本オリンピック委員会(JOC)は2016年夏期五輪開催の立候補都市に東京都を選んだ。一方で名乗りを挙げていた福岡市に33-22の差をつけての選考だった。夏期五輪は2008年に北京、2012年にロンドンで行われる。先に1988年を名古屋、2008年を大阪が立候補したが、いずれも国際オリンピック委員会(IOC)の選考で破れた。2016年についても、既にマドリード(スペイン)が招致を表明し、南米大陸で初の開催を目指すリオジャネーロ(ブラジル)やシカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ(アメリカ)、ローマ、ミラノ(イタリア)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、ドーハ(カタール)、ハンブルグ(ドイツ)などが開催に興味を示しているとのことだ。IOCは地域別開催順を考慮する傾向があるとのことで、2008年がアジアの北京、2012年がヨーロッパのロンドン開催となると、次の2016年がまたアジアの東京では、巡り順から不利が予想され、名乗りを挙げそうな他の都市の知名度、実力から考えても、IOCの承認を得ることは並大抵ではなさそうだ。東京は2回目の開催に挑戦した訳だが、都民に対するコンセンサスはどうなっているのか、派手好きな石原都知事の思いつきが先行してはいないだろうか、アジア開催を強調するとしたのなら、兎角、中国を蔑視する言動が多く、その延長でアジア軽視に見られ勝ちな石原知事が、どう折り合いをつけるのか。五輪と言えども日本がアジアの一員を認識し、アジア全体の支持が得られない限り開催国の承認を得ることは困難だろう。東京都民の賛同を第1に、国内の支持を固め、アジアの一員としての立場で努力することが、2016年開催国のキップを得るための第1歩になるのではなかろうか
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小泉首相の高支持率に思う

2006-08-30 17:58:42 | 政治
 小泉純一郎氏は5年の長期にわたり首相の座に止まったが、朝日新聞によると、この間の平均支持率は50%で細川内閣の68%に次いで歴代2位の高支持率となった。5年の長期政権を考慮すると大変な高率と言える。その理由は色々だと思うが、何と言っても自民党をぶっ壊すというパホーマンスと、事実、自民党の派閥機能が弱体化したことが一番の理由ではなかろうか。確かに実績についても68%が評価し、政策の中では経済政策13%、行政改革41%と高い評価を与えているが、反面、小泉政権になっての国民の痛みについては、大いに感じたが19%、ある程度感じたが46%で併せて65%が痛みを感じたと答えている。また、所得などの格差拡大については、広がってきているが73%と、そうは思わないの19%を大きく上回っている。その原因は小泉首相のとってきた政策と関係があるかという問いには62%が関係あると答えている。この結果を見ると、端的に言って小泉首相の政策は評価するが、それが国民の幸せとは直結していないものの、将来に期待したいという構図になっている。そうだとすると、我が国国民の政治、経済に対する意識や知識は極めて高度なものと判断される。本当にそうなのか、先の選挙における小泉劇場や大げさなパホーマンスに対して国民の乗せられ易い投票行動を見ると必ずしもそうとは思わないのだが。これこそ自虐的見方だろうか。
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パリーグ、今日はどうなるか

2006-08-30 17:05:29 | スポーツ
 昨晩のパリーグは2試合が長引き、ブログを書いた時点では西武、日ハムが有利な展開で、このままいけば今日はゲーム差の変更がないと思っていたら、やっぱり試合は水物、日ハムが楽天の助っ人バレントに12回表まさかの2ランを打たれ4-6で負けた。雨で1時間以上の中断があった西武VSオリックスは11回裏、清原がライトスタンドにサヨナラ2ランを打ち込みオリックスが8-6で西武を破った。試合が終わったのは11時半を過ぎていた。この結果、順位の変動は無いが、1位西武とソフトバンクは1差、ソフトバンクと3位日ハムの差は1.5になった。今日も同じ組み合わせで、どうのように動きがあるのかパリーグの3試合とも注目される。
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パリーグ3位まで2.5差の接戦

2006-08-29 22:13:51 | スポーツ
 今、ソフトバンクVSロッテの試合が終わり12-0でソフトバンクが新垣の完封で勝った。しかし、西武も5-3でオリックスをリードしているし、楽天相手の日ハムも接戦ながらリードしている。この分でいくとパリーグの今日の順位は変わりそうも無い。残り20試合を切る終盤戦に入っているパリーグは、首位西武がソフトバンクに2ゲーム差、3位日ハムに2.5ゲーム差と接戦が続いている。今年の規定改正により1位のチームは、無条件で決勝戦では1勝のアドバンテージを受けることができ、極めて有利な条件で2位と3位との勝者を迎え撃つことができる。昨年まではシーズンで5ゲーム以上の差をつけないと1勝のポイントを貰えなかった。ソフトバンクは2年連続で2位に4.5差に止まり、結局一昨年は西武、昨年はロッテに1勝に泣いて日本シリーズ出場権を与えてしまった。この2年間、悔しい思いを背負って今年折角シーズン1位チームに無条件で1勝を与えられることになったのに、皮肉にも今のところ1位西武に2ゲーム差をつけられている。もし1位を逃したなら、また、違う意味の悔しさを持ってポストシーズンを戦わなければならない。何よりも1勝のアドバンテージを持っているチームが有利に決勝戦を戦うことができる。今の西武は投打が揃っているし、何と言っても足を使う試合ができている。比べてソフトバンクは主砲松中に長打が出ず、斉藤和を中心にした投手力で何とかここまで生き残ってきた。しかし、尻から日ハムが急ピッチで迫ってきた。フアンは悪いことばかりしか考えない。3位転落の悪夢が脳裏をかすめる。いや、ポチティブに考えて石に噛り付いても何とか西武を蹴落とし1位通過を勝ち取って貰いたい。
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海外旅行の間に

2006-08-28 23:05:27 | ニュース
 さて、海外へ行くとそれなりの努力をしない限り日本の情報は入ってこない。最も最初からそれは覚悟の上なので敢えて日本の情報を知ろうともしない。只、ホテルのテレビではCNNとかFOXはやっているので、世界の主要ニュースなどテレビ画面である程度理解はできる。しかし、日本の野球などのニュースは当然のことながら全く観ることができない。その1週間気にしていたことの進捗状況の1つ、今年の夏の高校野球は古豪、強豪が多く出て面白くなると先のブログで書いたが、期待通りの展開となり、決勝の駒大苫小牧と早稲田実業との試合は引き分け再試合の結果、早稲田実業が夏出場27回目で念願の初優勝を成し遂げた。早稲田実業斉藤祐樹と駒大苫小牧田中将大の投げ合いは高校野球史上にその名を残す名勝負となった。この決勝2試合を見ることができなったことが残念だ。
自民党総裁選びは9月20日に投票が行われるようだが、これは、もう試合前から結果が分かっていて面白くない。しかし、自民党総裁は即首相になるのだから無関心ではいけないが、既に結果が決まっているでは、国民としてもどうしょうも無い。只、本命氏がタカ派的言動を臆面も無く表明しており、閉塞状態のアジア外交の打開ができるのか心配である。公明党も指導者が変わるようで神崎武弘代表、冬柴鉄三幹事長が退任し、太田昭宏氏が代表に、北側一雄氏が幹事長に就任するようだ。自民党安倍氏の政治姿勢と整合性があるのか、今後の公明党の動きも見逃せない。企業合併問題で注目されていた北越製紙に対する王子製紙のTOBは結局成功しなかった。一方紳士服量販店の中堅フタタ(福岡市)は業界4位のコナカと12月に統合することになり、同じく統合を目指していた業界1位のAOKIホールデングスは退くことになった。統合は相性もあり、また、統合後の体制作りなど難しい要素があるのでこれからが大変だ。
 レバノン情勢は、まだ安心はできないが、停戦遵守で落ち着きを見せてきたようだ。国連暫定軍のレバノン駐留もフランス、イタリア等が派兵を容認するまで進み、和平に向けて着実に前進している。イランは国連安保理事会の核濃縮停止決議に対して、これを容認する気配は無く、北朝鮮でも地下核実験の恐れが出ている。その他アフガニスタン情勢が再びきな臭さを増している。タリバーンも多くの死者を出しながら、息を吹き返してきた感じだ。
 ロシアとアメリカで航空機事故が続き、多くの犠牲者が出た。また、25日にトルコから帰国したが、その1日後の27日、トルコの観光地と最大都市イスタンブールの2箇所でテロが発生した。一見、観光国として平和に見えるトルコでもクルド人等の反政府勢力の攻勢が何時あるか分からない情勢のようだ。
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捻るとジャーの有り難さ

2006-08-28 21:37:28 | 旅行
 海外旅行をして日本の有り難さを再認識する最大なことは、何と言っても飲料水である。ヨーロッパでも所によって水道水は飲んで飲めないことはないらしいが、大抵は下痢を招くようで、飲むなら沸騰させたものを飲んだ方が良いらしい。しかし、現地人も殆ど水は買って飲んでいる。飲料水にはガス入りとノンガスの水があるが、日本人は殆どがノンガスの水を飲む。トルコでは普通のペット入りで0.5リラ(40円)ホテル等では、これが3リラ(240円)もする。従って暑い夏の盛りに1週間も滞在すると飲み水に掛かる費用は馬鹿にならない。捻るとジャーの水を飲める日本の有り難味をつくづく感じる。「写真:イスタンブールのモスク」
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日本の食事の有り難味

2006-08-27 22:31:22 | 旅行
 トルコ旅行から帰ってきて既に2日が過ぎた。昨晩は早速、自治会の祭り反省会もあり、既に平常の生活に戻っているが、一番有り難味を感じているのが食事である。たった1週間程度でも、毎日、現地の食事では正直閉口する。外国旅行に行きたくない主な理由に食事が合わないことを挙げる人は多い。肉、魚、米などの殆どが油で炒めたもので、パン類や、生野菜、果物は豊富にしても、ご飯と、醤油や味噌味に慣れた日本人の多くは苦手である。段々年齢を重ねると、その傾向が強まってくるようだ。従って、逆説的に、外国へ行く目的の1つに、この飽食の時代、口に合わない外国の食事を1週間我慢して食べ、帰国後早速、日本酒を寿司や刺身などで味わいたいからという人もいるのではないか。
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カッパドキヤへ、100K続く直線の道は往時のシルクロード

2006-08-27 21:49:25 | 旅行
 トルコ共和国は日本の約2倍の国土を持ち、人口では世界17位の約7000万人を有する大国である。広大な国土の内ヨーロッパ側は極めて肥よくな土地があり、そのため、しばしばその土地の利用を狙ったギリシャやローマなどヨーロッパの強国から侵略を受けていた。その証がトロイの遺跡やエフェソスの遺跡などに残されて訳だが、反面中央部にくると、草原や沙漠など枯れた土地が多く近辺住民の生活は厳しさがあるようだ。今回の旅で特に驚いたのは、トルコ中央の山岳部が不毛な草原が続いていることや、コンヤからカッパドキヤへ繋がる道路が、約100Kに亘りほぼ真っ直ぐで、この道が昔のシルクロードであり、その道を挟んだ両側の草原の殆どが広大な不毛地帯になっていることだった。このような立地条件の中で、カッパドキヤ周辺の住民に仕事が無く、そのため、人手を要する絨毯の製作がこの地に固まり、トルコ絨毯の主要産地になっているそうだ。「写真:トロイの木馬」
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素晴らしかった不思議のトルコ

2006-08-26 11:05:34 | 旅行
 1週間トルコ旅行をした。日本の倍の国土を持つトルコなので、行き帰りの飛行時間を除いた実質5日程度の日程ではトルコ国内の半分を垣間見た位の旅行だった。しかも、その半分のトルコ国内を、少し船、鉄道を利用したが、殆どがバスの移動、高級バスだったのでそれほど苦痛は無かったが、終わってみると何と約2800Kは走ったそうだ。1日平均約560Kの走行距離となるから相当なものだ。トルコはヨーロッパとアジアの架け橋の位置にあり、古来から、自らの活動を含めて双方からの影響をまともに受け、歴史的な変転は目まぐるしかったようだ。しかし、このような地理的な事情によりオスマン・トルコの時代を含めて軍事力は強固なものがあり、現在、国家予算の38%の軍事費を要しているとのことである。その結果、激変を繰り返す中東情勢からの影響を受けずに独自の体制を維持している。EUへの加盟については99%のイスラム信者の居ることが原因の1つと見られ、加盟交渉が難航しているが、国内世論でも40%は加盟反対の立場を取っている。その理由の1つと見られているのが、歴史的にヨーロッパからの迫害を受けてきたことによる不信感が根強く残っているからとのことである。国際政治上は欧米よりの政策を採っているようだが、経済的には、先の強烈なインフレをゼノミネーションにより脱却し、目下EU加盟に向けて条件整備に力点を置いている。日本に対しては極めて友好的であり、その理由が驚くことに日ロ戦争で日本がロシアを破ったことにあるとのことで、それだけトルコはロシアに対して脅威を感じてきた。また、和歌山で難破したトルコ船員を救済したことも我が国への友好を感じている1つ理由になっているらしい。トルコは古代ギリシャ、ローマ等からの侵攻を受けたが、中世のオスマン・トルコは逆に3大陸を制覇する大帝国を築いた。その歴史的な遺産は数多く残り、分けてもエフェソス等に残る古代建造物は6層に及び、現在発掘された東ローマ時代の建造物は、近年に建てられたような形や機能を感じるもので、その規模はイタリアのポンペを遥かに凌いでいる。これらの建造物群は、トロイやヒエラボリスの墓地遺跡等見学しただけでも数多い。世界遺産としては、何と言ってもハイライトはカッパドキヤのおびただしい奇岩群であるが、その周辺に住んだキリスト教徒のカイマルク地下都市も今に不思議さを残している。また、コンヤのメヴラーナ博物館やイスタンブールのトブカブ宮殿、軍事博物館、ブルーモスクなど見学、トブカブ宮殿のハレムは、映画などで見た光景を連想し、軍事博物館ではかってのオスマン・トルコ軍のいでたちをした音楽隊が日本でもお馴染みの戦勝曲を演奏してくれ本場の気分を堪能した。イスタンプールは人口1200万人を超す大都会で、金角湾を挟んだ新、旧市街地の景色は見事であり、特に夜景は優雅より豪華といった方が良いくらいだ。イスタンブールの街は人々で賑わい、グランド・バーザルを中心に街は活気に溢れていた。トルコはイスラム教スンニ派が99%と多数を占めているが、完全な政教分離の憲法を有し、戒律も穏やかで崇拝も縛りが無く、飲酒も他の欧州と同じく自由である。しかし、道行く人々の姿形を見ると、やっぱりヨーロッパ、アジアの端に位置する国の特徴がありあり見える。トルコは親日的で、観光地としてもフランス、イタリア、スペイン等に勝るとも劣らない素晴らしい国だった。「写真:カッパドキヤの奇岩群」

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首相の不戦の誓いは、全国戦没者追悼式典で

2006-08-15 23:06:09 | 政治
  今日、終戦記念日に小泉首相が靖国神社を参拝した。5年前の自民党総裁選に立候補した時の公約を果したとしている。彼は靖国神社にどのような気持ちで参拝しているのだろうか。平和を守り二度と戦争をしないという誓いを立てているとのことだが、それでは一体誰に誓いを立てているのだろう。靖国に祭られているA級戦犯を含めた人々に対してか。A級戦犯を除いた英霊に対してなのか。或いはそのような具体的な対象者はいないのか。彼の心の内は他人では推し量ることができない。そうなると戦争で我が国に侵略された国々からしてみると、A級戦犯を含めた霊に参拝していると理解され、あの戦争に対する反省がなく、侵略された国を愚弄しているように受け止められる。つまり、戦争を肯定するかの靖国参拝は許せないということになる。だから靖国参拝拒絶が単なる外圧ではなく、戦争を肯定する日本の首相に対する抗議と受け止めるべきなのである。従って、心の問題だと言い続ける首相との接点は完全にずれている。戦争犯罪人でも死ねば皆神になるという宗教的な理屈は、宗教の違う国々には当然通用しない。A級戦犯と言っても東京軍事裁判は、戦勝国による一方的な裁判なので押し付けられたものという意見もあるが、それでは彼らに罪は無かったのかと言えばイエスと断定できる人は少ない筈だ。それよりも若し日本人による裁判に掛けられたと想定した場合、あの当時の雰囲気からすると、東京裁判よりもっと多くの人が戦犯になり、重い罪を課せられたという意見が多い。いずれにしても、小泉首相の今日終戦の日の参拝は、個人の都合を、国益に優先したと言うべきである。最も、中国、韓国は、既に死に体の首相が参拝することは勝手にしろと言っている感じで、今は、次期首相がどのように対処するかが最大の関心事になっているようだ。次期自民党総裁選に立候補する3人のなかで、安倍氏は小泉参拝肯定、谷垣氏は批判的、麻生氏は実現が不可能に近い提案で不明の立場を語った。安倍氏が首相になって参拝をした場合、中国、韓国との不正常な関係が続くことに危惧の念を禁じえない。
 なにも小泉首相が靖国神社で誓ったとされる不戦の誓いならば、今日天皇、皇后両陛下が臨んだ「全国戦没者追悼式典」で堂々と祈念すれば良いのではないか。
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