今度は住まいに関係する偽装が明るみに出た。建材メーカーのニチアスが住宅用軒裏天井、耐火間仕切り壁の準耐火・耐火認定を不正な方法で取得したと発表した。
同社による不正取得は、2001年2月から2005年8月までに実施された国土交通省の耐火性の加熱試験で、建材に規定より多い水分を含ませ、建材の温度が上がらないように操作し、さらに昨年10月に内部調査で不正取得を確認しながら隠ぺいをするなど悪性となっている。同社は、同偽装建材をすでに10万棟分販売、うち4万棟の住宅は建築基準法違反の疑いが浮上した。
これを受け株式は、前場、寄り付きから大量の売り物を浴びストップ安となる200円安の871円まで売り気配を切り下げた。
ニチアスの取引大手は9社とのことだが、その内旭化成ホームズは約4万件に対し、取替え補修をするとしており、今後、改修工事負担が業績を圧迫する懸念が強まってくる。
食品関係では、乳牛、食肉、菓子、飲料水など次々と不正が発覚、英会話のNOVAの破綻、防衛省前事務次官の業者との癒着など、正に巷は不正に溢れている。 今度のニチアスもそのようだが、不正の発覚はほとんど内部告発によるものだ。
内部告発をする者も、へたをすると自らの職を失うことになり、かなりの決心が要ったことだろう。
内部告発に踏み切る理由は正義感か、はたまた恨みが嵩じたものなのかさまざまだとだと思うが、要は経営者が、法令順守の経営に努め、常に組織全体に目を配っていれば、どんなことがあっても恐れることはない筈だ。
不正が発覚し、経営が立ち行かなくなれば、経営者本人はもちろん、多くの従業員、家族を路頭に迷わすことになる。また、社会的な損出も大きい。経営者は改めて責任の重さを肝に命ずるべきだ。
同社による不正取得は、2001年2月から2005年8月までに実施された国土交通省の耐火性の加熱試験で、建材に規定より多い水分を含ませ、建材の温度が上がらないように操作し、さらに昨年10月に内部調査で不正取得を確認しながら隠ぺいをするなど悪性となっている。同社は、同偽装建材をすでに10万棟分販売、うち4万棟の住宅は建築基準法違反の疑いが浮上した。
これを受け株式は、前場、寄り付きから大量の売り物を浴びストップ安となる200円安の871円まで売り気配を切り下げた。
ニチアスの取引大手は9社とのことだが、その内旭化成ホームズは約4万件に対し、取替え補修をするとしており、今後、改修工事負担が業績を圧迫する懸念が強まってくる。
食品関係では、乳牛、食肉、菓子、飲料水など次々と不正が発覚、英会話のNOVAの破綻、防衛省前事務次官の業者との癒着など、正に巷は不正に溢れている。 今度のニチアスもそのようだが、不正の発覚はほとんど内部告発によるものだ。
内部告発をする者も、へたをすると自らの職を失うことになり、かなりの決心が要ったことだろう。
内部告発に踏み切る理由は正義感か、はたまた恨みが嵩じたものなのかさまざまだとだと思うが、要は経営者が、法令順守の経営に努め、常に組織全体に目を配っていれば、どんなことがあっても恐れることはない筈だ。
不正が発覚し、経営が立ち行かなくなれば、経営者本人はもちろん、多くの従業員、家族を路頭に迷わすことになる。また、社会的な損出も大きい。経営者は改めて責任の重さを肝に命ずるべきだ。