金融関係の不祥事が多い。銀行、証券、保険とそれぞれの業界の大手から不祥事が続発した。どれもお金に関わる問題であり、そのえげつなさに、企業モラルの低下をつくづく感じる。
これらの不祥事に関連して、広告宣伝のやりかたについても、特に保険業界がやり玉に上がった。その中で、生命保険が、宣伝文句に出している医療費の額を、高額医療制度により、公的保険制度から出る金額を隠して、表示していることが指摘された。
つまり、差額ベット料など、公的保険で出ない費用を除けば、ガンなどの高額医療を受けても、高額医療制度により、あとから費用の相当部分が戻されるので、実際は、その分を除いた額が医療費になり、個人負担はかなり少なくなる。
生命保険会社は、その高額医療制度を無視して、医療費の総額を出しているため、高額な医療費負担に対処するためには、保険に入っていた方が良いという理屈で勧誘しているのが現状だ。
つまり、ごまかしているのだ。案外、この高額医療制度は、知られていないので、一般的に、医療費の高負担の不安は、多くの人が感じている。そこをつけこんで、保険会社が、医療保険に加入させようと、高額医療制度を隠した宣伝をしている。
最近になって、監督官庁から、ようやく、そのやり方について改善処置を命じられ、生命保険会社は、重い腰を上げて、高額医療制度を含めた説明書を作って勧誘をしているようだが、ほんとうに、知らないことにつけ込んだ詐欺師同様の行為には、モラルのモの字も認められない。
これらの不祥事に関連して、広告宣伝のやりかたについても、特に保険業界がやり玉に上がった。その中で、生命保険が、宣伝文句に出している医療費の額を、高額医療制度により、公的保険制度から出る金額を隠して、表示していることが指摘された。
つまり、差額ベット料など、公的保険で出ない費用を除けば、ガンなどの高額医療を受けても、高額医療制度により、あとから費用の相当部分が戻されるので、実際は、その分を除いた額が医療費になり、個人負担はかなり少なくなる。
生命保険会社は、その高額医療制度を無視して、医療費の総額を出しているため、高額な医療費負担に対処するためには、保険に入っていた方が良いという理屈で勧誘しているのが現状だ。
つまり、ごまかしているのだ。案外、この高額医療制度は、知られていないので、一般的に、医療費の高負担の不安は、多くの人が感じている。そこをつけこんで、保険会社が、医療保険に加入させようと、高額医療制度を隠した宣伝をしている。
最近になって、監督官庁から、ようやく、そのやり方について改善処置を命じられ、生命保険会社は、重い腰を上げて、高額医療制度を含めた説明書を作って勧誘をしているようだが、ほんとうに、知らないことにつけ込んだ詐欺師同様の行為には、モラルのモの字も認められない。