正さん日記

世の中思いにつれて

停戦協議、ロシアの一方的な条件の強要では合意は困難か。ウクライナの抵抗続くが

2022-02-28 16:10:09 | 世界

 ロシアが隣国ウクライナに本格的に侵入してから今日で4日目になった。

 ロシアの情報では、ロシア兵力がウクライナを三方から攻め、第2の都市ハリコフなどを制圧、首都キエフ市街にも攻め込んでいるとしている。

 一方、ウクライナ情報では、現段階でロシア軍に占拠された都市は1つもなく、空港などの主要施設も堅守しているとのことだ。

 アメリカや、イギリスの情報では、当初、ロシアが簡単に制圧できると目論んでいた主要都市は、ウクライナ軍が死守していて、ロシアは苦戦を強いられているようだ。

 その状況を見計ってアメリカ、ドイツなどからミサイルなどの高度な武器がウクライナに提供され、ウクライナ軍の兵器増強と士気の高揚に大きな力を与えている。

 ロシアのウクライナ侵攻については、国連常任委員会ではロシアの拒否権行使によって非難決議が否決されたが、次の手としてアメリカ、アルバニアの共同提案により国連総会が開かれることが決まり、大多数の国によるロシアへの非難決議が採択される。

 ロシア国内ではウクライナ侵攻に反対するデモが連日行われていて、これまでにおよそ5700人が拘束されている。

 また、日本を含む世界の各地でも反対デモが巻き起こり、プーチン大統領の孤立が進んでいる。

 このような中で、日本時間の今日午後に、ベラルーシ南東部のウクライナとの国境の街ゴメリにロシア、ウクライナの代表団が集まり停戦協議が行われるとのことだ。

 ロシアは停戦協議の条件として、ウクライナがNATOに入らないこと。軍を解体すること。現政権が退任すること。の3条件を持ち出している。

 これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は「会談の結果をあまり信じないが、試してみる」と話し、「大統領としてどんなに小さくても機会があるのに戦争を止めようとしなかったと疑われないためにだ」と説明した。

 ゼレンスキー氏の言う通り、ロシアの3条件は無条件降伏を意味するもので、これでは到底ウクライナが受け入れられるものではない。

 ロシアは、会談が決裂した責任をウクライナに押し付け、さらに攻勢を仕掛けてくる可能性が高いが、既に犠牲者は子ども14人を含め352人になっている。

 ロシアは、民間施設は攻撃しないと言っているが、実際には集合住宅などへの砲撃の模様が報道されている。

 欧米日は、国際的決済網(SWIFT)からロシアを排除するという最大級の経済的制裁に踏み切ったが、これが直ぐに停戦に結び付くものではない。      

 ただ、長引けば長引くほどウクライナ、ロシアの市民、兵士の犠牲が増えるだけだ。何としても、一日も早くプーチンの暴走を止めなければならない。「関連:2月26日

 

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星岳、初マラソン日本最高で優勝、7選手がMGC出場権を獲得。=大阪・びわ湖統合マラソン

2022-02-27 14:59:48 | スポーツ

 第1回大阪マラソン・びわ湖毎日マラソン統合大会は、今日午前9時5分大阪府庁前をスタートし、大阪城公園内をフィニッシュとする大阪マラソンコースで行われ、男子では、社会人1年目で初マラソンの星岳(23・コニカミノルタ、帝京大出)が初マラソンの日本最高記録となる2時間07分31秒で初優勝した。

 2位に山下一貴(24・三菱重工)、3位浦野雄平(24・富士通)が入った。

 優勝した星ら7選手が2024年パリ五輪につながる23年秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を獲得した。

 レースは29キロまで大きな集団のまま進み、29キロを過ぎて川内優輝(34・あいおいニッセイ同和損保)と村山謙太(29・旭化成)が集団を抜け出しかけた。

 しかし、31キロ過ぎで後続の山下、浦野らが追いつき、再び集団に、33キロ過ぎで集団は9人となり、34キロでは、山下、村上、浦野、山本憲二(32・マツダ)、野中優志(26・大阪ガス)、星の6人となった。

 36キロ過ぎに、トップ争いは山下、浦野、星の3人に絞られ、38キロ過ぎに、星がスパート、そのまま、山下、浦野を突き放してゴールインした。

 4位丸山文裕(31・旭化成)、5位岡本直己(37・中国電力)、6位今井正人(38・トヨタ自動車九州)までが8分台でゴールし、MGC出場権を獲得した。

 また川内も対象の2回の記録の平均が2時間10分を切り、MGC出場条件を満たしてMGC出場権を獲得した。

 この大会で7人がMGC出場権を獲得したが、3位まで新鋭3人、丸山、岡本、今井、川内ら4人のベテランも頑張った。

 期待された元日本記録保持者の設楽悠太(30・Honda)は早々とトップ集団から脱落31位でゴールした。

 女子は堀江美里(34・ノーリツ)が2時間32分10秒で優勝した。「関連:2月6日

 

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ロシア軍、首都キエフに接近。国連非難決議は拒否権で否決。賛成11カ国、中国他2国棄権

2022-02-26 15:06:50 | 世界

 ロシアの兵力は、ウクライナの各地を戦禍に巻き込み、首都キエフへの侵攻を間近にしている。

 ただ、ウクライナ兵力の抵抗も厳しく、ロシア兵力は予定通りの侵攻は阻まれているという。

 しかし、いかに抵抗したとしても、圧倒的なロシア兵力の首都奪取は避けられないのだろうか。               

 プーチン大統領の目論見は、ウクライナ占領ではなく、同国を無防備化し、ロシアに従順な傀儡政権を作ることだという。

 第2次世界戦争などの大戦争を経て、グローバル化の現在、主権国家を武力で征圧し自国の属国にするような前時代的な暴挙は許されるものではない。

 国連安保理事会ではロシアに対する非難決議案が、常任理事国のロシアの拒否権行使によって否決された。

 米欧11カ国が賛成したが中国、インド、アラブ首長国連邦(UAE)は棄権した。またも、国連の無力化が立証された。

 ロシアのウクライナ侵略については、当事国ロシア国内でも反対行動が展開されたが1600人が拘束された。

 反対行動に参加した人は、自国の指導者による他国への侵略を憂い多数の人が「恥ずかしい」と表現した。

 しかし、現在の暗黒的なプーチン体制は、このような良心的な国民の意思が世論の波となって国家を動かすような状態になっていない。

 米欧各国は、ウクライナに対する武力援助を控える代わりに、大掛かりと言える経済制裁を科しているが、果たしてどの程度の効果があるのだろうか。

 プーチン大統領は、米欧の経済制裁は計算済みとも言われ、かつ制裁の効果には時間が掛かるため、その間にウクライナを制圧するつもりなのだろう。

 しかし、ウクライナの抵抗は想定外に激しいとの情報が入っている。戦争は長引けば長引くほど犠牲者が増えるため、長期戦は望ましくはないが、プーチン氏の野望はそう簡単には果たすことはできないだろう。「関連:2月25日

 

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ロシア、遂にウクライナに本格的な侵攻、プーチン氏、米欧軍事力非行使の隙就く

2022-02-25 14:39:22 | 世界

 世界中の願いを踏みにじってロシアのプーチン大統領は遂に隣国ウクライナ侵攻に走った。

 最悪、東部2州の占領に止めるのではないかと願いを込めて予想していたが、プーチン大統領の野望は常識では考えられない破天荒のものだった。

 首都キエフを含め、ウクライナの主要都市の軍事施設だけでなく一般人の住居など80数か所に爆弾を打ち込み、民間人を含め137人が死亡した。

 また、国際法を無視して原爆事故の有ったチェルノブイリ原発施設も占拠したため、国際エネルギー機関(IEA)も警戒の目を向けている。

 プーチン大統領は、自国の安全を保持するためには、「この他に方法がなかった」と嘯いているが、アメリカのバイデン大統領は、プーチン大統領は「侵略者だ」と烙印を押した。

 グローバル社会と言われている現在、他国を侵略してはならないとする国際法を無視した今回のウクライナ侵攻は、正にプーチン大統領の異能性を表わしている。

 ロシアの侵攻は無いとしていた最大の根拠は、米欧などの経済的な制裁による影響の大きさにロシアは抗せないのではないかとするものだった。

 しかし、これをプーチン氏は計算済みか、或いは2014年のクレミア併合時の米欧の足並みの乱れがまたあるものと多寡を括っていたか分からないが、決行の覚悟を決めていたのだろう。

 また、プーチン氏は、アメリカやEUは、派兵しないと判断していたこと、就中、NATOは非加盟国のウクライナへの軍事的支援はできないことを計算して侵攻したものと思われる。

 このままでは、ロシアの軍事力の十分の一程度しか持たないウクライナの敗退は避けられない。正にプーチン大統領の思うツボになる可能性が濃厚だ。

 さりとて、今さら米欧がおっとり刀でウクライナに兵力を向けても遅きに失し、若しもそのようなことになれば第3次世界戦争になりかねない。

 プーチン大統領は、ウクライナの占領は考えていないと表明している。彼の目的は、ウクライナにロシアの傀儡政権ができることだという。ウクライナが、今のベラルーシのようになってもらいたいようだ。

 しかし、バイデン米大統領が烙印を押した侵略者プーチン大統領の野望が適うことになれば、今後、その悪影響は他にも及ぶことになり、弱肉強食の世界になってしまう。

 G7をはじめ世界は連帯を強め、持続的にあらゆる形でウクライナを支援し、プーチン大統領の野望を粉砕しなければならない。「関連:2月24日

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プーチン大統領、ウクライナ東部2州侵攻へ作戦開始命令出す。本格的侵攻の見方分かれる

2022-02-24 12:31:25 | 世界

 ロシアによるウクライナ侵攻については、プーチン大統領は「そこまでやらない」と見る希望的観測をよそに状況としてはどんどん侵攻する方向に進んでいるようだ。

 ロシアは、ウクライナの隣国ベラルーシに兵力3万人を駐留、先にミンスク合意を破ってウクライナ東部の親ロシア派が占有するドネツク、ルガンスク二州のほぼ半分地域の独立を承認し、両派の要請に応じる形でプーチン大統領は作戦開始を命じた。

 次の一手は、ドネツク、ルガンスク二州のウクライナ勢力からの攻勢に対応するという名目で、二州全体を制圧するというシナリオが現実味を帯びている。

 ウクライナでは既に政府機関がサイバー攻撃を受けるなど緊迫した状況が続いていて、日本時間の24日午前7時に非常事態宣言が発令された。

 ウクライナの首都キエフでは、ロシア大使館から要員が退去し、書類を焼却する様子が伝えられている。

 アメリカ国防省からは、ロシアが48時間以内にウクライナに侵攻するのは確実だとする情報が伝えられた。

 いよいよか!という感じもするが、それでも、ロシアが一気に首都キエフを目指してウクライナ全域に兵力を侵攻させるかというと現実的な感じがしない。

 ただ、ロシアがミンスク合意を破って、ドネツク、ルガンスク二州全域に侵攻すること自体が、既にウクライナへの侵攻が行われたことにはなる。

 このこと自体も認められるものではないが、問題はその後、さらに首都キエフなどウクライナの深部に侵攻するか否かであろう。

 是非の見方は分かれるが、いかにプーチン大統領でも総合的に判断してそこまで「やる」とは思えない。「関連:2月23日

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プーチン大統領、損得勘定で侵攻より外交を選ぶ可能性

2022-02-23 13:57:54 | 世界

 ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州内の一部で親ロシア派が支配する地域 の独立を容認した。

 同時に、両地域にロシア兵力を進行させ、形態としてはウクライナに対する侵攻を果たした。

 危惧されているのは、ロシアがこの2地域を足場にウクライナの首都キエフまで侵攻するのではないかということだ。

 これより先、フランスのマクロン大統領がプーチン大統領と会談した結果、近日中に、米ロ首脳会談を行うことになり、その前段に米ロ外相会談を組んでいた。

 しかし、アメリカのブリンケン国務長官は、今回、「2地域の独立をプーチン大統領が承認し、両地域に兵力を進行させたため、会談する意味がない」と述べ、会談はキャンセル、これで首脳会談も当面行われずマクロン氏の努力は水の泡となった。

 ただ、プーチン大統領は、「2地域の独立を承認したことが、ウクライナへの侵攻を進めることにはならない」、と改めてウクライナ内部への侵攻の意思がないことを表明した。

 米欧は、今回のロシアの行為に対し経済制裁を科すことを表明しているが、バイデン大統領は当面は2地域に限定して制裁を科すと言明、大規模な制裁については留保する方針のようだ。

 また、ウクライナ国内でも、2地域では2014年来、親ロ勢力との紛争が続いており、ロシアの兵力は以前から進駐しているとして平静を保っているようだ。

 ただ、米欧や日本などは、今回の2地域独立承認を契機に、ロシアが一気にウクライナ内部に侵攻するとの見方が強まっている。

 これらの見方は、プーチン大統領は、米欧の制裁は計算済みで、それよりウクライナ本体を手に入れたいとする意欲の方が高いと見ている。

 確かに、プーチン大統領の損得勘定が、侵攻か自重かの帰趨に掛かっていることは間違いない。

 しかし、侵攻した場合、ウクライナは簡単にギブアップすることはないだろう。長期戦になれば両国で多くの犠牲者が出るだろう。何よりもプーチン大統領は主権国家を侵略した悪人として世界史に残るだろう。

 また、米欧の大掛かりな経済制裁によってロシア経済は疲弊し、国民は辛苦を舐めることになる。

 多くの見方の中には、ロシアは経済制裁をされても、中国など親ロシア国家に支援を頼めば何とか急場を乗り切れるとの意見もある。

 しかし、それを可能にするためには多大なエネルギーが必要だ。また、親ロ派の国であっても、侵略者の烙印が押されそうな国に対しそう簡単に加担ができるだろうか。

 これまで長期に亘り大国ロシアを担ってきた知略家のプーチン大統領が、これほどの危険を犯すことはしないのではなかろうか。

 現状でも、プーチン大統領が最も望んでいると言われるウクライナのNATO加盟はできないのだから、焦って侵攻するする必要性はない。

 やっぱり、プーチン大統領は、戦争より外交で自らの目的を果たす方を選ぶような気がする。「関連:2月22日

 

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ウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州の親ロ派が独立宣言、ロシアは承認 米は両地区に経済制裁   

2022-02-22 14:28:25 | 世界

 ロシアによるウクライナ侵攻の危機について、フランスのマクロン大統領と、ロシアのプーチン大統領が長時間にわたる電話会談の結果、近く、アメリカのバイデン大統領とプーチン大統領の会談が行われることになった。

 ウクライナを囲むロシアの19万兵力の撤退がないまま、米ロ会談が設定されたため、少なくともこの首脳会談が終わるまでロシアによるウクライナへの本格的な侵攻は無いだろう。

 米ロ首脳会談では、バイデン大統領はロシア兵力の完全撤退を求めるだろうし、プーチン大統領は、ウクライナのNATO加盟を含めて、NATOがロシアに押し寄せるような拡大をしないよう求めるだろう。

 主題のウクライナのNATO加盟については、ウクライナ自体は希求しているが、現段階でNATOが加盟を認める考えはないようだ。

 その点では、プーチン大統領の望みは満たされる筈だが、どうやらプーチン氏は極端にいえば未来永劫ウクライナのNATO加盟を認めないよう求めてくることになりそうで、それは無理筋の話になる。

 どこの国も他国の主権について介入することはできない。その内、NATOがウクライナの加盟を認めたとしてもロシアが同国へ侵攻することは許されることではない。

 その点で、米ロ首脳会談は、双方が笑顔で握手をして終わることは先ず考えられず、難題の先送りになる可能性が高い。

 だからといってロシアがウクライナに侵攻することは許されることではない。従って、恐らくなにがしかの妥協点を見出して、少なくともロシアに侵攻を思い止ませることになると思う。

 しかし、このような状況の中で、ウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州の親ロ派が、自ら支配している地域の一方的な独立を宣言、プーチン大統領はこれを承認した。

 さらにプーチン大統領は、この2地域へロシア兵力の派兵を指示し、インタファクス通信は、ドネツク州の州都ドネツク近郊で戦車を含む武装車両が目撃されたと報じた。

 これにより、主権国家であるウクライナ領への事実上の侵攻をする可能性が高まったとし、バイデン米大統領は、この2地域に限定し経済制裁を発令した。

 プーチン大統領は、ドネツク、ルガンスク両州をNATOに対する新たな緩衝地帯になることを期待し独立を承認した形だが、さらに両州を足場にウクライナへの本格的な侵攻まで発展しないのではなかろうか。

 もしも侵攻した場合、ロシアに対する米欧の経済制裁の規模は大きく、侵攻との損得を計った場合、ロシアは多大なリスクを背負わなければならず、さすがのプーチン大統領も強行は控えるものと思われる。「関連:2月21日

 

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バイデン米大統領、ロシアのウクライナ侵攻を「確信する」と述べる。ロシア兵力撤退せず。

2022-02-21 11:32:34 | 世界

 昨日、東京に次ぎコロナ禍の中で行われた北京冬季五輪が夜間に行われた閉会式を最後に閉幕した。

 次は冬季パラリンピックが3月4日から13日までの10日間の日程で行われる。

 さて、北京冬季五輪中もロシアによるウクライナ侵攻について緊迫ぶりが伝えられた。

 アメリカのバイデン大統領は、2月18日、「プーチン大統領がウクライナ侵攻を決断したと(確信している)」と述べた。攻撃は数日中にも始まり、首都キエフが標的になるとの見方を示した。

 これに対し、プーチン大統領は否定しているが、近日中に撤退すると言っていた兵力を逆に19万人に増やし、ウクライナ北部のベラルーシに駐留する部隊の長期滞在を明示した。

 果たして、ロシアのウクライナ侵攻はあるのか。先に、アメリカ筋がロシアは冬季五輪開催中でも侵攻があり得ると発信したが、結局、それはなかった。

 現在は、ウクライナ東部でウクライナ政府と親露派の衝突激化を口実にロシアの侵攻があると言われているが、果たしてそうなるのだろうか。

 確かに、2014年から東部で衝突を続けるウクライナ政府と親露派は2月17日以降、相手側が停戦合意を破って攻撃を仕掛けてきたと互いを非難、親露派の中にはロシアに避難している人もいるようだ。

 しかし、ロシア側の兵力配置は、東部へ向けられた形になってはいないようだ。

 また、この緊迫した時期に、ウクライナのゼレンスキー大統領が、ドイツで行われているミュンヘン安全保障会議に出席していることも不自然に見える。

 ロシアのウクライナ侵攻は、首都キエフを標的にしているとの見方だが、そんなことをしたらロシアが払う代償は計り知れない。

 ロシアは既に軍事行動を見せつけただけで、最大の要件でもあるウクライナのNATO加盟を阻止した形になっている。

 つまり、「戦わずして勝利を得た」とも言える。逆に、バイデン大統領は、「ロシアに圧力を掛けた結果、ロシアの侵攻を止めさせた」形にしたいのだろう。

 どうやら、ロシアのウクライナ侵攻は、米欧露による演出の妙を争う状況になっている感じだ。「関連:2月17日

 

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女子カーリング、イギリスに敗れ銀メダル。日本、冬季五輪過去最多のメダル18個に

2022-02-20 15:24:23 | 世界

 北京冬季五輪第17日目の20日、閉会式を今夜に控えて女子カーリングの決勝戦が行われ、初めて決勝に進出した日本は、イギリスと対戦10-3で敗れて銀メダルとなった。

 この試合、イギリスのショットは終始正確さを維持したが、日本は、準決勝でみせた神がかりのショットが影を潜め10回を待たず9回で敗戦を認めた。

 しかし、日本代表のロコ・ソラーレは、前回の平昌大会の銅メダルに次いで初めて1つ上の銀メダルを獲得したことは見事だった。

 金メダルのイギリスとは、平昌大会では3位決定戦で対戦、日本が勝って銅メダルを獲得、イギリスは4位に甘んじたが、今回はイギリスに雪辱された結果となった。

 女子カーリングの銀メダル獲得により、今大会、日本は金3、銀6、銅9の合計18個のメダルを獲得、過去最多となった。

 中でも、女子スピードスケートの高木美帆が、金1、銀3の大活躍で大きく貢献した。さらに、スキージャンプの小林陵侑は金1,銀1とその実力を発揮した。また、スノボ・ハーフパイプの平野歩夢の金メダルは、他の選手を圧倒した。

 惜しむらくは、スキージャンプ混合団体戦で、日本のトップを飛び、好ジャンプを見せた高梨沙羅が、謎のスーツ規定違反で失格となり4位になったが、これが無かったなら間違いなく金メダルだった。

 また、スケート女子パシュートで、ゴール200Mまでスウェーデンをリードしていたところ、高木菜那が転倒して金を逃す不運もあった。

 フギュアスケートの羽生結弦は、ショートプログラムで穴にはまり、下位スタートで挑んだフリーで史上初の4回転アクセルに挑戦したが惜しくも転倒、4位でメダルを逃した。しかし、主要大会で初めて4回転アクセルを跳んだ選手として記録に残された。

 ロシアの女子フギュアスケートのショートプログラムで圧倒的な1位となったカミラ・ワリエワ(15)が、以前のドーピング疑惑を指摘され、スポーツ裁判所は未成年者などの理由でその後の出場を認めた。しかし、フリーでは一転試技が乱れ4位に止まった。

 ワリエワのドーピング問題は、未成年者ということもあり、様々な議論を呼んでいる。その上、コーチのトゥトベリーゼ氏を巡って、IOCのバッハ会長がワリエワのドーピング問題の責任があると批判し、今後に問題が持ち越されている。

 東京五輪・パラリンピックに続き、新型コロナ禍で行われた北京冬季五輪は、様々な問題を残して今晩閉会式が行われる。「関連:2月18日

 

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まん延防止等重点処置、31都道府県が3月6日までに。第6波のピークアウトに期待

2022-02-19 10:54:53 | 政治

 オミクロン株が主流になった新型コロナウイルス感染状況は、第6波が続いているが、この1週間ほどは東京などでも感染者が前週の同曜日より減少してきてピーク超えが期待されている。

 しかし、重症者や死亡者は高齢者を中心に増加しており、病床の逼迫も解消できずまだまだ警戒の手を緩めることはできない。

 岸田文雄首相は、3回目のワクチン接種が1日110万回になっていると述べているが、地方ではまだまだ遅れが目立つ。

 3回目の接種が行き届きそうな3月中旬を過ぎれば、今回延期が決まったまん延防止等重点処置も完全に解除できるのではないかと期待が募る。

 岸田首相は、2月17日、1ヵ月半ぶりに官邸内で記者会見を開き、まん延等重点措置の延長や新型コロナウイルス感染症の水際対策緩和などを発表した。

 その上で、18日夜、持ち回りの新型コロナウイルス対策本部で、「まん延防止等重点措置」について、17道府県への適用を3月6日まで延長し、5県は2月20日に解除することになった。

 その結果、先に延長を決めた都県と27日が期限の和歌山県と合わせて31都道府県が3月6日まで延長することになり、同日に全面解除し、社会経済活動の平常化につなげたい考えだ。

 一方、いわゆる海外からの入国者を規制する水際作戦も、従来の3500人に1500人増やし、1日5000人にすることになった。

 ただ、この中には日本に留学を希望する15万人ほどの留学生は含まれていない。これらの留学生は日本に入れないため韓国などへ変更する人もいると言い、早急の対策が求められている。

 いずれにしても、現在、オミクロン株では少ないと見られていた重症者や死者が多いのと、同根のBA2株が出ていることが気がかりだが、何とか3月6日には感染者や重症者等が目に見えて下火になり、まん延防止等重点処置が晴れて解除され、徐々に平時に向かうことができるよう祈念したい。「関連:2月10日

 

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