正さん日記

世の中思いにつれて

核ごみ文献調査 受け入れず 対馬市長が市議会で表明

2023-09-30 10:54:16 | 政治

 9月27日、長崎県対馬市の比田勝尚喜市長は定例市議会最終本会議で、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場選定に向けた文献調査について受け入れない考えを表明した。

 文献調査は3段階ある処分場選定の第1段階で、期間は2年程度。受け入れた自治体などには最大20億円が国から交付される。2020年11月に北海道寿都町と神恵内村で始まって以来、受け入れた自治体はない。

 対馬市では今年6月、調査受け入れに賛否などの立場で11団体が8件の請願を市議会に提出。急速に進む人口減少への危機感を背景に建設4団体が調査受け入れ促進を求め、市商工会は議論検討を要望した。

 これに対し、市民団体や一部漁協、水産団体などは風評被害や処分場の安全性などを懸念。反対を訴える請願を出した。

 市議会は特別委員会での審査を経て、9月12日の定例会初日に建設4団体と市商工会の請願を賛成多数で採択、議長を除く18人による採決結果は賛成10人、反対8人と僅差で賛成多数だった。一方、反対の請願は一括して不採択とした。

 調査受け入れ是非の最終決定権を持つ比田勝市長は12日に、「27日までの今議会中に市長としての意見は述べたい」と明言し、決断が注目されていた。

 比田勝氏は令和2年3月の市長選で「最終処分場の誘致はしない」と明言して再選していた。

 比田勝氏は、「風評被害は実際に東京電力福島第1原発事故のときに対馬で起きている。その場合は、交付金20億円でもなかなか耐えられない」と語った。

 朝鮮半島を目前にする「国境の島」である対馬が直面しているのは、止まらない人口流出。若者が大学進学や就職で島を離れ、人手不足が顕在化している。建設が決まれば、道路や港湾の整備、トンネル掘削などで経済効果が期待される。

 しかし、比田勝氏は風評被害による漁業、観光などへの影響は国からの交付金では賄えないと判断したようだ。

 政府は、核のごみ処理場設置を全国で100カ所程度を目標にしているが、現在は北海道の2カ所だけに止まっている。

 文献調査に応じている北海道寿都町と神恵内村は、対馬市の応諾を期待していただけに両町村の関係者は落胆したとのことだ。

対馬市では、来年3月に次期市長選が行われるが、この問題が焦点になることは間違いない。

 

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日本、サモアに28-22で勝つ。ベスト8へ向けアルゼンチンと対戦

2023-09-29 14:28:18 | スポーツ

 日本時間で今日早朝、ラグビーW杯予選D組の世界ランク13位の日本は、同12位サモアと対戦、28-22で勝って勝ち点9とし、イングランドに次いでD組2位となった。

 D組では、世界ランク9位のアルゼンチンが現在勝ち点4だが、チリとの対戦で勝ち点9と日本に並び、10月8日に行われる直接対決でどちらかが決勝トーナメントに進出する可能性が濃厚だ。

 日本はアルゼンチンと1999年のワールドカップで対戦し12対33で敗れていて、通算成績は1勝5敗と大きく負け越してしる。

 今朝のサモア戦は、7月の前哨戦では22―24と敗れた相手だが、フランカーのピーター・ラブスカフニ(東京ベイ)やリーチ・マイケル(BL東京)らFW陣の活躍で得点、後半、1トライ、1ゴールで逆転されるところまで切迫したが何とか逃げ切った。

 サモアとはW杯で3大会連続の対戦。過去は5勝12敗と大きく負け越しているが、W杯では15年(26―5)、19年(38―19)と続けて快勝していた。「関連:9月18日

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原告 128人全員を水俣病と認定 275万円の賠償命令 水俣病第2次訴訟で大阪地裁が判決

2023-09-28 11:35:43 | 社会

 9月27日、大阪地裁(達野ゆき裁判長)は、水俣病に罹患したにも関わらず、住んでいた地域や年齢などで水俣病特別措置法の救済対象から漏れたのは不当だとして、熊本県や鹿児島出身の128人が国、熊本県、原因企業である「チッソ」に1人あたり450万円の損害賠償を求めた裁判の判決で、原告全員を水俣病に罹患したと認定した。その上で、賠償額については、請求の約半額となる1人あたり275万円とした。

 一方で、原告のうち6人については、国と熊本県が法律上の責任を追う以前のこととして、原因企業であるチッソに対してのみ支払い義務を認めた。

 現在、同様の集団訴訟は熊本地裁、東京地裁、新潟地裁(原因企業は昭和電工)でも起こされているが、一連の訴訟では初めての判決となった。

 原告団は「全ての水俣病被害者の救済に向けて大きな一歩」だとする声明を出した。

 かつて、水俣病被害者救済特別措置法(2009年)に基づく救済措置に係る申請者数内訳(最終値)及び判定結果、熊本、鹿児島、新潟3県で4万3千人ほどが認定されたが、死亡などにより現在は2万人を切っている。

 水俣病は1956年(昭和31年)に熊本県水俣市で公式確認され、1968年(昭和43年)に国がチッソ株式会社による公害病と認めた。

 体内に入ったメチル水銀は、主に脳など神経系を侵し、手足のしびれ、ふるえ、脱力、耳鳴り、目に見える範囲が狭くなる、耳が聞こえにくい、言葉がはっきりしない、動きがぎこちなくなるなど様々な症状を引き起こす。

 水俣病の原因企業チッソの法的責任を認めた最初の判決から、今年で50年が経つ。

 今回の判決は、結婚などの理由で水俣から他県へ移り住んだ被害者の救済に向け大きく前進したと言える。

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麻生自民党副総裁が公明党代表など幹部を「がん」呼ばわり。

2023-09-27 12:37:36 | 政治

 一時、関係悪化が表面化した自民党と公明党が、結局、双方でよりを戻し元のさやに納まったが、何が目的なのか自民党の放言男麻生太郎副総裁が公明党最高幹部をやり玉にあげ、「がん」だとこき下ろした。

 麻生氏は24日、福岡市での講演で、反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を含む安全保障関連3文書への対応を巡り、公明は専守防衛に反すると主張していたとして山口那津男代表、石井啓一幹事長、北側一雄副代表を名指しで「がんだった」と批判した。

 麻生氏は、さらに26日、自身の発言について「公明党が頑として反対だったのは間違いない。『がん』という言い方が不適切なら、名前を挙げた3人と創価学会が反対し、問題だったという意図だ」と述べ公明党への批判は撤回しない意向とみられる。

 これに対し、公明党の山口代表は「意図が分からない」と論評を避けた。

 「頑」として反対と病気の「がん」をもじったのか良く分からないが、発言を取り消さないところから意図的なものだったと思われる。

 麻生氏は、副総裁という気楽な立場と自認しているのか、今までも言いたいことを言っているが、今回の発言の目的は公明党に「考え方を翻すよう」本気で求めているような感じがする。

 これに対し、公明党が簡単に態度を変えるとは思えないが、先の選挙協力問題で弱みを見せ、自民党に足元を見られた公明党がやっぱり「どこまでも自民党に付いていくしかない下駄の雪」に甘んじるか、それとも党の意地を見せるか。今後の対応が見物だ。「関連:9月24日

 

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小惑星から石を持ちかえり。アメリカ探査機のカプセル帰還。日本の2例に並び世界3例目

2023-09-26 11:51:08 | 社会

 9月24日(日本時間同日深夜)、アメリカ版はやぶさとも呼ばれている航空宇宙局(NASA)の探査機オシリス・レックスのカプセルが西部ユタ州の砂漠に帰還した。

 カプセルには、小惑星「ベンヌ」から採取した石が推定250グラム前後入っていると見られ、はやぶさが小惑星「りゅうぐう」から持ちかえった試料の約50倍になるようだ。

 NASAは石の大きさや重量を確認した後、各国の研究者に分配する。日本には0.5%分が分配される。

 石は太陽系最初期の様子を刻むタイムカプセルのようなもので、アメリカを中心にした探査チームが鉱物の構成や生命の部品となり得るアミノ酸の有無などを分析する。

 日本は、はやぶさ2とオシリスが届けた石と比べながら惑星形成の歴史や、地球の起源を読み解く。地球に衝突する小惑星の回避対策にも役立てるという。

 ベンヌは直径500メートルほどで、地球に近い軌道を回っている。46億年前に太陽系ができた頃にあった水の痕跡や有機物を含むと見られる。

 こうした天体が太古の地球に衝突し、海や生物の原材料をもたらした可能性があるという。

 小惑星から石などを持ちかえるのは日本の「はやぶさ」と「はやぶさ2」に続き世界で3例目。小惑星からの試料採掘は、月探査では後れを取っている日本が世界に誇れる業績になっている。「関連:2020年12月6日

 

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貴景勝が4回目の優勝、決勝戦で熱海富士を交す。大相撲秋場所閉幕

2023-09-25 09:35:26 | スポーツ

 大相撲秋場所は昨日千秋楽、関脇大栄翔に勝った大関貴景勝と、元大関の前頭朝乃山に敗れた前頭熱海富士が11勝4敗同士で決勝戦を行った結果、貴景勝がこれを制し4回目の優勝を遂げた。

 終始優勝争いのトップを走っていた再入幕の21歳前頭14枚目熱海富士は、本割で朝乃山に敗れ、決勝では貴景勝に左に交わされてはたき込まれ初土俵(2020年九州場所)から史上最速となる所要18場所でのスピード優勝はお預けとなった。

 貴景勝は注文相撲で勝ったが、11勝4敗での優勝は2017年秋場所の横綱日馬富士以来。カド番大関の優勝は平成28年秋場所の豪栄道以来7年ぶりだった。

 今場所は、先場所優勝の新大関豊昇龍が活躍すると思われていたが、ようやく千秋楽に勝ち越すという見込み違いがあった。

 大関貴景勝、大関2場所目の霧島が共にカド番脱出を果たした。貴景勝は何とか優勝したが、霧島は早々に脱落し期待外れの場所になった。

 関脇陣は、大栄翔が10勝の大台に乗せたが、、若元春と新関脇琴ノ若は9勝止まりだった。

 小結陣は、翔猿は3度目、錦木は初めての勝ち越しに挑んだが共に目的を果たせず平幕に落ちた。

 優勝争いをした熱海富士、巨漢北青鵬、豪ノ山、金峰山の若手が徐々に力をつけてきた。また、小兵翠富士が力強い技のさえを見せた。「関連:7月24日」

 

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自民、公明、東京選挙区で協力和解。やっぱり元の木阿弥に

2023-09-24 11:08:45 | 政治

 やっぱり、自民党と公明党はどうしても離れない仲になっている。公明党が、東京における衆議院選挙の協力について解消するとして意気込んだが、結局は両党が歩み寄って従来通りの関係に戻った。

 今回両党は、今後の衆院総選挙における与党選挙協力について合意文書を取り交わし、自民党は東京29区で公明党候補者を推薦し、公明党は自らの公認候補者を擁立しない残る小選挙区について、自民党候補者の推薦を行うとした。

 また、両党の選挙協力をさらに進めるため、次々回の衆院総選挙で東京の小選挙区で公明党の2議席目の確保を両党の共通目標として定め、「両党は誠実かつ真摯に取り組む」とした。

 当初、公明党は東京28区に候補者を擁立することで自民党の協力を求めたものの自民党に拒否されたが、今回公明党候補者を29区に変更することで手を打ったようだ。

 その段階では公明党の石井啓一幹事長が東京における自公の選挙協力を解消するとして大見得を切った。

 そのため、東京に限らず全国的に自公関係が冷え込むのではないかとも言われたが、多くは、公明党にそんな度胸はないと見ていた。

 今回、見方通りになったが、このところ、日本維新の会や国民民主党のいわゆる「ゆ党」が自民党にすり寄っていることもあり、公明党が態度を緩めたため、選挙で公明党に依存することが多い自民党も思い直して元の木阿弥に戻ったようだ。「関連:5月26日

 

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日銀、金融緩和政策を継続。物価上昇に賃金引上げが追いつかず。国債金利との関連も

2023-09-23 10:32:43 | 経済

 日銀は22日の決定会合で、短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度とする金融緩和策の継続を決めた。長期金利については、事実上の上限を1.0%とする運用方針も続ける。

 一方、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は9月19、20日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、政策金利のフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を現在の5.25~5.50%に据え置くことを決定した。

 また、欧州中央銀行(ECB)は14日の理事会で、初の10会合連続の利上げを決め、リファイナンス金利は4.25%から4.50%に、中銀預金金利は3.75%から4.00%に引き上げた。

 このように日本と欧米の金利差は極めて大きく、為替相場は円安ドル高が続き、それが日本の物価上昇に繋がっている点は変わらない。

 日銀総裁は、物価上昇は円安が原因であり、賃金引上げがそれに追いつかないため金融緩和政策を続けると言っている。

 しかし、円安は日米の金利差がもたらすものであり、日本が金融緩和政策を続けている限り円安は続き、物価上昇は終わらないといういたちごっこになっている。

 また、日銀総裁がいう物価上昇を上回る賃金引上げは極めて困難性がある。そうなると、日銀の金融緩和政策は何時果てることもなく延々と続くことになる。

 また、金融緩和政策は、国債金利と連動しており、極めて政治的な要素が色濃く、その点からも日銀の政策転換を縛っている。「関連:7月29日

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ゼレンスキー大統領が国連初の対面演説。欠席者多くえん戦気分濃厚

2023-09-22 09:12:00 | 世界

 日本時間で一昨日行われた国連総会でウクライナのゼレンスキー大統領が初めて対面の一般演説を行い、ロシアを激しく批判、各国に団結を訴えた。

 アメリカのバイデン大統領、岸田文雄首相らも演説、ウクライナを侵攻しているロシアを改めて批判、岸田首相はロシアなどの拒否権行使によって機能していない安全保障理事会の改革を訴えた。

 これに対し、ブラジルのルラ大統領が、戦争により世界は食糧危機に陥っており、ウクライナ戦争の早期停戦を望んだ。

 各国の首脳が行う一般討論演説でゼレンスキー大統領が登場しても欠席者が多く、以前のような盛り上がりに欠けたようだ。

 また、ゼレンスキー大統領の演説中はロシア代表団が席を外し、ロシア代表の演説中はゼレンスキー大統領はじめウクライナ代表団は欠席して両国の意見はかみ合わなかった。

 ゼレンスキー大統領は、ウクライナに対する支援疲れを察知して、グローバルサウスなどを中心に首脳外交に努めたようだが、思うような支援表明を得たか否か。

 戦況は、ウクライナが徐々にドネツク州などでロシアの固い戦線を突破し、ロシア兵の戦意を失いさせているようだが、当初の計画通りには前進できずまたもや3度目の厳冬を迎えようとしている。

 米欧の支援は、順調に進んではいるが、長引く戦争でどうしてもえん戦気分陥り易く、アメリカでは、バイデン大統領のウクライナ支援に対し、58%が反対している点など危惧される。

 その点で、ウクライナが目立った戦果を上げなければならず、ゼレンスキー大統領の苦悩が思いやられる。

 そのゼレンスキー大統領が農産物輸出問題について、名さえ上げなかったが暗に隣国ポーランドを批判、ポーランドはウクライナに対する武器供与の停止を表明した。ロシアに対し団結して対応しなければならない中で心配な状況だ。「関連:7月13日

 

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オリックス、ぶっちぎりの3連覇。59年ぶり関西球団がセパを制す

2023-09-21 11:26:24 | Weblog

 昨晩、プロ野球パシフィックリーグ首位のオリックス・バファローズは、大阪市の京セラドームで2位のロッテ・マリーンズと対戦6-2で勝ち、3年連続パリーグの頂点に立った。

 今季は、打撃の中心吉田正尚が大リーグに移籍してやや危惧されたが、これまで14勝の山本由伸を中心にした豊富な投手陣と、頓宮裕真などチャンスに強いしぶとい打撃陣が相まって2位ロッテに14.5ゲーム差をつけるぶっちぎりの優勝となった。

 セリーグは先に阪神タイガースが制しており、関西勢の両リーグ制覇は1964年の阪神と南海(現ソフトバンク)以来59年ぶりだ。

 オリックスは前身の阪急時代、上田利治監督が率いて1975年から78年まで4連覇を達成したが、オリックス時代になって、中嶋聡監督が率いた2021年から今季までの3連覇はそれ以来の連覇で通算15度目の優勝となった。

 日本シリーズ制覇は、1975年から77年まで上田監督時代3連覇を達成、96年には仰木彬監督、昨季は中嶋監督で計5回だ。

 1963年から73年まで阪急を率いた西本幸雄監督は、1963年から73年までリーグ優勝を5回達成したが、日本一には一度もなれず悲劇の監督と言われた。

 オリックスは昔から渋い球団のイメージが強いが、あのイチローを世界に送り、選手時代は余り目立った活躍が無かった西本、上田、仰木などの名監督を輩出、中嶋監督もその伝統を継いでいる。「関連:9月17日

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