額賀福志郎財務大臣の参議院における証人喚問については、野党だけの召致決定について自民党が全党一致で無いとして反対しているが、野党間でも、共産党、国民新党が異議を唱えているため、民主党は実施するか否か苦慮している。
自民党は、江田参議院議長にも実施しないよう要請し、江田議長も民主党に自粛を促した。民主党は今日の午後に態度を決めるとのことだが、できれば今回は止めた方が良いのではないか。
それは証人喚問を召致した一方の守屋武昌前防衛事務次官が昨日逮捕されてしまい、問題の会食出席の真否を両人同席のもとに問い正すことができなくなったからだ。併せて従来から証人喚問が全党一致で行ってきたとすると、額賀氏だけでは、余り成果が期待できないのに無理押ししてもマイナス面が多く残り、得るところは少ないと思うからだ。
額賀氏については、会食に出たか出なかったかに固執するよりも、山田洋行から政治献金を受けていたり、高額のお車代を貰っていたことだけでも、その綿密な関係は立証されている。
また、今日の新聞やテレビで報じられていたが、山田洋行は国が発注した旧陸軍の毒ガス弾処理事業の下請け発注にからんで、社団法人「日米平和・文化交流協会」関連団体に1億円(日本円換算・朝日)の米ドルを協力費として支払っていたとのことだ。同協会の理事には久間章生元防衛相らが名を連ね、過去には額賀氏、石場茂防衛相も理事を勤めた経緯があるという。
このように次々と明かされてくる過去の事実関係を辿っていけば、防衛予算に関わる政官民の癒着状態が分かってこよう。あとは検察の本気度に関わってくる。
それにしても自民党が、参議院で与党を抜きに証人喚問を決定したことに異議を唱えているが、今まで、自らはどれだけ野党抜きの強行採決を行ってきたか、正に天につばするていだ。
それだけ言うなら政府・与党は、今後、衆議院で強行採決は絶対行わないように誓う必要がある。
自民党は、江田参議院議長にも実施しないよう要請し、江田議長も民主党に自粛を促した。民主党は今日の午後に態度を決めるとのことだが、できれば今回は止めた方が良いのではないか。
それは証人喚問を召致した一方の守屋武昌前防衛事務次官が昨日逮捕されてしまい、問題の会食出席の真否を両人同席のもとに問い正すことができなくなったからだ。併せて従来から証人喚問が全党一致で行ってきたとすると、額賀氏だけでは、余り成果が期待できないのに無理押ししてもマイナス面が多く残り、得るところは少ないと思うからだ。
額賀氏については、会食に出たか出なかったかに固執するよりも、山田洋行から政治献金を受けていたり、高額のお車代を貰っていたことだけでも、その綿密な関係は立証されている。
また、今日の新聞やテレビで報じられていたが、山田洋行は国が発注した旧陸軍の毒ガス弾処理事業の下請け発注にからんで、社団法人「日米平和・文化交流協会」関連団体に1億円(日本円換算・朝日)の米ドルを協力費として支払っていたとのことだ。同協会の理事には久間章生元防衛相らが名を連ね、過去には額賀氏、石場茂防衛相も理事を勤めた経緯があるという。
このように次々と明かされてくる過去の事実関係を辿っていけば、防衛予算に関わる政官民の癒着状態が分かってこよう。あとは検察の本気度に関わってくる。
それにしても自民党が、参議院で与党を抜きに証人喚問を決定したことに異議を唱えているが、今まで、自らはどれだけ野党抜きの強行採決を行ってきたか、正に天につばするていだ。
それだけ言うなら政府・与党は、今後、衆議院で強行採決は絶対行わないように誓う必要がある。