正さん日記

世の中思いにつれて

証人喚問は自粛した方が賢明の民主党

2007-11-30 14:08:42 | 政治
 額賀福志郎財務大臣の参議院における証人喚問については、野党だけの召致決定について自民党が全党一致で無いとして反対しているが、野党間でも、共産党、国民新党が異議を唱えているため、民主党は実施するか否か苦慮している。
 自民党は、江田参議院議長にも実施しないよう要請し、江田議長も民主党に自粛を促した。民主党は今日の午後に態度を決めるとのことだが、できれば今回は止めた方が良いのではないか。
 それは証人喚問を召致した一方の守屋武昌前防衛事務次官が昨日逮捕されてしまい、問題の会食出席の真否を両人同席のもとに問い正すことができなくなったからだ。併せて従来から証人喚問が全党一致で行ってきたとすると、額賀氏だけでは、余り成果が期待できないのに無理押ししてもマイナス面が多く残り、得るところは少ないと思うからだ。
 額賀氏については、会食に出たか出なかったかに固執するよりも、山田洋行から政治献金を受けていたり、高額のお車代を貰っていたことだけでも、その綿密な関係は立証されている。
 また、今日の新聞やテレビで報じられていたが、山田洋行は国が発注した旧陸軍の毒ガス弾処理事業の下請け発注にからんで、社団法人「日米平和・文化交流協会」関連団体に1億円(日本円換算・朝日)の米ドルを協力費として支払っていたとのことだ。同協会の理事には久間章生元防衛相らが名を連ね、過去には額賀氏、石場茂防衛相も理事を勤めた経緯があるという。
 このように次々と明かされてくる過去の事実関係を辿っていけば、防衛予算に関わる政官民の癒着状態が分かってこよう。あとは検察の本気度に関わってくる。
 それにしても自民党が、参議院で与党を抜きに証人喚問を決定したことに異議を唱えているが、今まで、自らはどれだけ野党抜きの強行採決を行ってきたか、正に天につばするていだ。
 それだけ言うなら政府・与党は、今後、衆議院で強行採決は絶対行わないように誓う必要がある。

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守屋夫妻逮捕、どこまで暴ける防衛省疑惑

2007-11-29 15:24:19 | 政治
 28日、防衛省前事務次官守屋武昌氏が妻とともに東京地検特捜部に逮捕された。事務次官在職中の収賄容疑で逮捕されたのは、1996年の旧厚生省岡光序治元事務次官以来とのこと。
 特捜部の逮捕理由は、守屋容疑者が、既に逮捕されている軍事専門商社「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者から防衛省の装備品納入などで便宜を図ったことへの謝礼や、今後も有利な取り扱いを受けたいと言う趣旨であることを知りながら、2003年8月~2006年5月の間に12回にわたり、北海道や九州など妻と一緒にゴルフ旅行の接待を受けた疑いによる。旅行は2泊3日が多く、1回あたりの守屋夫妻への利益供与額は約30万円、合わせて約398万円に上っているとのこと。
 守屋容疑者から宮崎容疑者への便宜供与として2002年に山田洋行の水増し請求発覚について不問に付したことや、2005年2月、2006年2月に航空自衛隊時期輸送機(CX)のエンジン発注に対して便宜供与をした疑い。
 また、2007年8月には、CXエンジン応募に際し、宮崎元専務が山田洋行を辞め、自ら社長となった新会社「日本ミライズ」に有利な発言をしたことにも嫌疑がかけられた。
 今回の逮捕では、接待ゴルフは03年から06年まで12回となっているが、実際には、守屋容疑者は、宮崎容疑者が山田洋行を退社し、防衛商社「ミライズ」設立後の今年4月まで300回以上のゴルフ接待を受け、その額は1,500万円に上っているらしい。その他数百万円もの現金供与や娘の留学への便宜、賭けマージャンなどその癒着ぶりは常軌を逸している。
 守屋容疑者は、2回の国会証人喚問では、便宜供与の総てについて否定したが、今回の逮捕により認める方向のようだ。そうなると証人喚問での証言は偽証罪に当たり、罪状は重くなる。
 もう1つの関心事は、守屋容疑者は証人喚問で宮崎容疑者との宴席に額賀防衛大臣が同席したと話した。これに対し額賀氏は強く否定しているが、額賀氏に対しては12月3日に参議院で証人喚問が行われる予定だ。もし、守屋氏の証言がガセネタだとすると民主党はまた大きな痛手をこうむる。
 守屋容疑者は当初、宮崎容疑者とのゴルフはあくまで友人同士のプライベートなものと言っていた。しかし、常識的にその言い逃れは通るわけも無く、今では宮崎容疑者から便宜を求められていることを認識していたと話しているようだ。
 ところが一緒に逮捕された妻の幸子容疑者は、友人としてのつきあいから接待を受けたと言っているらしい。いくら親しい友人、親戚でも何百回もの接待で1、000万円を超す費用を出してくれるわけが無い。その非常識なものの言い方には呆れるばかりだ。
 さて、この事件は今後政界ルートまで拡大するのか。検察はかなりの覚悟を決めているようだから期待したいが。

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世界に誇れる技能五輪の成果とミシュランのランク付け

2007-11-28 16:47:00 | 社会
 11月14日から21日まで静岡県沼津市で行われた第39回ユニバーサル技能五輪国際大会は、世界62カ国・地域から22歳以下の技能者3,769人が参加、48の職種で物づくりの技能を競い、日本は参加国トップの16の金メタルを取った。メタル総数では韓国の40個には及ばなかったが32個を獲得した。
 一方、世界の食を評価しランク付けをしているミシュランが、東京の店に三ツ星8店、二つ星25店、一つ星117店、合計150店をランキング入りさせた。
 150店は、パリ、ニューヨークなど世界名だたる都市のランク店を数で圧倒したとのことだ。ミシュランの評価基準や、評価対象店の選考について不明な点があるので、このランク付けそのものの意義に賛否があるようだが、理屈抜きに東京が食の世界一とすれば喜ばしいことのように思う。
 食も物づくり1つであり、この2つの話題は、日本の世界に冠たる物づくり立国の面目躍如といってよく誇らしく思う。
 わが国は、自動車や電気製品を始め多くの製造品の品質の良さは世界から認められている。
 しかし最近、例えばベトナムへの援助で作っている橋が崩壊し数多くのベトナム人作業員が死亡した。それだけでなく時折、外国で日本製品の不良品が摘発されている。
 また、国内でも建物の偽装設計が指摘され、その結果建設業界の不況が起こっている。見方によっては、技術大国日本の信頼が損なわれつつあると言える。
 一方、食の世界でも、様々な業界で偽装問題が摘発され、国民は疑心暗鬼に陥っている。1つの危機と言って良い。
 世界に誇れる物づくりを、ますます助長していくためには、決してマンネリ、怠慢、慢心は許されない。
 ユニバーサル技能五輪国際大会では、最近とみに隣国韓国の台頭は凄まじいものがある。韓国では、この大会に国を挙げて選手を送り、優秀技術者を厚遇しているとのことだ。
 それに比べてわが国は、政府はじめ行政は無関心を装っているらしい。物づくりの原点を疎かにしていると必ずシッペ返しをされる。
 技能五輪やミシュランランクで華々しい成果を得たわが国の物づくり技術を、さらに高めていくためには、理想を高く掲げ、マンネリ、慢心、怠慢に陥らず、決して人、物、金を惜しんではいけない。
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公平性欠く政府税調の税制改正案

2007-11-27 15:47:42 | 政治
 来年度の方針を立てる時期にきたが、先の政府税調と昨日の自民党税調の論議ではのどから手が出ている消費税増税については、何時あるか分からない総選挙を見越して、増税に踏み切ることを避けるようだ。
 しかし、この2つの与党税調の中身を見るとまたもや法人、個人の税負担に公平性を欠く、個人増税の基調になっている。
 政府税調によれば、これまでずっと下げてきた法人税についてはさらに減税、個人所得税については、基礎控除額、配偶者控除額等の引き下げをする構えだ。
 また、証券優遇税制は、軽減税率の廃止を打ち出したが、自民党税調では存続の方針。相続税については、現行6,000万円控除の引き下げの方向だ。
 道路特定財源については、現行揮発油税が2倍になっている暫定税率の維持を考えている。
 これに消費税増税が加わると、国民にとっては正に増税一色になりそうだ。
 法人税をさらに減税する理由として、先進諸国やアジア各国と比較して日本の法人税は割高になっているからということだが、専門家によれば、引当金控除など数多くある減免処置を考慮すれば、決して高いとは言えないとのことだ。他国との比較表は、単に実効税率だけではなく、諸控除を勘案した数値を出すべきだ。
 それに比べて、ここ数年個人に対する税負担は、老人控除、特別配偶者控除の廃止、定率減税の廃止など、厳しい増税路線を押し通している。この上、さらに実質増税を課し、消費税を上げるとなると、国民の生活はいっそう厳しくなることは間違いない。
 昨今の原油高から消費者物価が上がっている中で、増税が追い討ちをかけると国内消費は到底改善しない。
 そうなると、企業の利益幅は縮小することが予測され、法人税率引き下げが直に税収入の減少につながってくる。
 来年度の税制改正は、公平性を前提にし、少なくても個人所得税は現行を変えず、消費税増税はやるべきではない。



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優勝白鵬、千秋楽で琴光喜に投げられる

2007-11-26 17:03:15 | スポーツ
 大相撲九州場所千秋楽は、千代大海が前日白鵬との激戦で関節捻挫をしたため休場し、それぞれの取り組み前に白鵬の5回目の優勝が決まった。
 それでも結びの一番で琴光喜が右四つから左を巻き変えてもろ差しになり、最後は右からの強烈な下手投げで優勝力士白鵬を裏返しにさせた。
 解説者も言っていたが、この辺が最後まで隙を見せず相手を圧倒して優勝を飾った朝青龍と違うところで、白鵬はまだまだ若さからの甘さが残っている。
 千代大海は、今場所絶好の位置にいて28場所ぶりに優勝のチャンスがあったが、14日目白鵬と気力満々の相撲を見せたものの結局は勝つことができず、その上この相撲で負傷し千秋楽を休場したことは残念だった。
 琴光喜は白鵬を破って最後に面目を保ったが、大関昇進後の2場所とも平凡な成績だったことは、大関に昇った勢いで遅咲きの横綱狙いを期待していたファンをがっかりさせている。
 魁皇は前日琴光喜に勝って何とか大関角番を脱出した。ご当所力士で連日館内の絶大な声援を受けながら必死の相撲を取り、千代大海の休場で得た不戦勝を入れ9番勝った。これでまた来場所も魁皇の姿をみることができることは、魁皇ファンならずともほっとしたことだろう。
 それに比べて琴欧洲は早々と休場してファンをがっかりさせた。このままではライバル白鵬に水を空けられるばかりだ。負傷が長引き万全の体調で場所に出られないのは気の毒な面もあるが、コマーシャルにも出ているので、もっと本業の相撲に精を出せばまだまだ烙印を押すのには早すぎる。
 来場所、大関昇進を目指す力士として殊勲賞の安馬が話題に上がりそうだ。今場所10勝を上げこれで2場所10勝の成績で、初場所で13勝も上げれば大関昇進の目が出てくる。
 来場所の三役は、関脇に安馬が小結から昇進、安美錦が8勝で残った。小結は技能賞の琴奨菊が残り、出島が西2枚目から上がりそうだ。元大関出島の三役復帰は褒められる。
 11勝で敢闘賞を取った幕尻の把瑠都は来場所上位に上がってくる。また稀勢の里、豪栄道、豊ノ島、若麒麟らの若手、ベテラン時天空らの上位での活躍が楽しみだ。
 反面、期待の栃煌山、豊真将は今場所得振るわなかった。来場所の出直しを見守りたい。
 そうして、第1人者の朝青龍が九州場所終了をもって謹慎が解けた。11月30日にモンゴルから帰日、記者会見をするとのこと。朝青龍については、帰国が決まった後もモンゴルでの不祥事が報じられている。
 果たしてどんな記者会見になるのか。相撲協会はどのような対処をするのか。相撲に関心が無い人も注目している。それよりも朝青龍が納得する形で復帰しないと大相撲は盛り上がらない。
 いろいろ意見はあるが、モンゴル同士とはいえ白鵬、朝青龍の両横綱の対立があってこそ大相撲が面白くなる。
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豪で新政権誕生、温暖化、イラク撤兵へ重点

2007-11-25 15:22:18 | 世界
 24日投開票されたオーストラリア総選挙で、野党・労働党が下院(定数150、小選挙区制)の過半数の議席を獲得、ジョン・ハワード首相(68)率いる自由・国民両党の保守連合から11年ぶりに政権を奪回することが確実になった。
 次期首相になる労働党のケビン・ラッド党首(50)は、経済政策では与党に近い路線をとって支持を広げたが、公約に掲げた京都議定書の早期批准やイラクへ派兵している1500人規模の段階的撤退を行い、親ブッシュ政権を取りつづけてきたハワード首相とは異なった方向へ舵を切ることになった。
 ハワード首相は財政の黒字化を達成、失業率も史上最低という経済運営手腕をアピール、選挙戦早々に大規模な減税策を発表し、支持率の浮上を図ったが、労働党が直後に同規模の減税策を掲げて埋没した。      
 同首相は、自身の選挙区でも苦戦しており、現職首相が落選すれば1929年以来になるとのことだが、小泉純一郎元首相、ブレア前英首相とともに「テロとの戦い」を主導する米ブッシュ大統領の盟友がまた1人表舞台から去ることになった。
 一方ポーランドでもトウスク新首相が率いる連立内閣が発足、新政権はイラク南部へ派遣している約900人の部隊を08年中に完全に撤退させると正式に表明した。
 このように9,11テロ以来ブッシュ大統領が進めてきたアフガニスタン、イラク政策から有志連合が次々に離れ、アメリカ国内でも民主党をはじめ世論がブッシュ大統領の施策への批判が大勢になっている中で、わが国ではインド洋の給油活動を再開すべく新テロ対策特措法で与野党が対立しているが、果たして政府・与党は「木を見て森を見ていないのではないか」と疑いを持つ。

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再生医療へ朗報、人間の皮膚から万能細胞、 京大教授らが成功、

2007-11-24 16:26:28 | 社会
 人の皮膚細胞などに複数の遺伝子を組み込み、各種の組織のもとになる万能細胞(人工多能性幹細胞=iPS細胞)をつくることに、京都大・再生医科学研究所の山中伸弥教授らが成功した。
 人間の体細胞から万能細胞ができたことで、臓器や組織を補う再生医療が現実味を帯びてきた。
 代表的な万能細胞の胚(はい)性幹(ES)細胞は、生命の萌芽(ほうが)である受精卵を壊してつくるので批判が根強いが、山中教授らは今回、成人の顔の皮膚の細胞や関節にある滑膜の細胞に、マウスによる実験と同じ四つの遺伝子を導入、人やサルのES細胞の培養用の増殖因子を使ったり、マウスより長く培養したりして、人間のiPS細胞をつくるのに成功した。この細胞が、神経細胞や心筋細胞、軟骨などへ分化できることも確認したとのこと。
 山中教授は「再生医療の実現にはまだ少し時間がかかるが、ねらった細胞に効率よく分化させたり、安全性を高めたりして、臨床応用につなげたい」と語った。
 山中教授が言うとおり、実用化にはまだ時間が掛かりそうだが、脊髄や心臓を患う人には朗報となりそうだ。
 今回の山中伸弥教授の成果は正にノーベル賞に値するとのことだ。この万能細胞が一日も早く実用化されることを願うが、一方で生命倫理の視点から論じられる面については、今回の発見がそれを超越したものであることを祈りたい。
 なお米ウィスコンシン大のチームは、山中教授らの4遺伝子のうち二つを別の遺伝子にして、新生児の皮膚細胞からiPS細胞をつくったと発表した。
 人類の幸せのための研究が、世界中の学者が競争して進めていることは大変結構なことだ。
 
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インド洋から海上自衛隊補給艦が帰港したが

2007-11-23 16:55:08 | 経済
 今日、インド洋から海上自衛隊の補給艦「ときわ」(基準排水量8150トン)が晴海ふ頭に帰港した。給油活動に従事していた海上自衛隊員約140人を石破茂防衛相や斎藤隆統合幕僚長、家族らが出迎えた。
 ふ頭で行われた帰国行事で、石破防衛大臣が隊員の労をねぎらうとともに、政府としては、「国益を確保し、国際社会に対する責任を果たすため、補給活動を再開すべく新テロ対策特別措置法案が早期に成立するよう全力を尽くす」と話した。
 また、同様に出迎えた町村官房長官も新テロ対策特別措置法案は必ず可決すると述べた。
 一方、昨日行われた福田首相と各党党首会談で、福田首相は新テロ対策特別措置法案成立について並々ならない意欲を表明したとのことだ。
 これら政府の一連の言動から、政府・与党は12月15日までの延長国会の会期を再度延長して、衆議院で三分の二の多数を使い新テロ対策特別措置法案の再可決に向け舵を切ったようだ。
 これに対し民主党など野党が、再可決された場合、参議院で福田首相の問責決議案を上程しこれを可決すると、衆議院解散総選挙の可能性が出てくる。
 しかし、いま選挙をやりたくないのは与野党とも同じで、自民党は参議院で問責決議が通過してもこれを無視することも考えているようだ。
 この場合、世論はいったい与野党どちらに傾くかが問題になるが、自民党が選挙を回避すると、その後は平成20年の予算審議が待っているので、総選挙を行うにしても来年度に入ってからになる。
 政府・与党は何としても新テロ対策特別措置法を通してインド洋の給油活動再開に持ち込みたいとしているが、イラクへの自衛隊派遣、アフガン支援の検証がまったく行われていない中で、防衛省の疑惑が拡大し、額賀財務大臣の関与が指摘されている状況では、野党が簡単に折れることは絶望的だ。

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日本が4大会連続で五輪出場=サッカーアジア最終予選=

2007-11-22 16:36:46 | Weblog
 昨夜、国立霞ヶ丘競技場で行われた北京五輪アジア最終予選の最終戦日本VSサウジアラビアは、0-0で引き分け日本は勝ち点11のC組1位で予選を突破し、1996年アトランタ大会以降、4大会連続の五輪出場となった。
 10月17日カタール・ドーハで行われた対カタール戦でまさかの1-2で破れ、ドーハの悲劇の二の舞かと思われた。
 しかし、11月17日ベトナム・ハノイで行われた対ベトナム戦を4-0の大差で勝ち抜き、昨夜の対サウジ戦に勝つか引き分けで北京切符獲得までこぎつけた。
 サウジとは第1戦でも0-0で引き分けていたが、この試合は相手に得点を許さなければ最低引き分けに持ち込めるので、気分的には日本にやや有利な状況にはあった。
 それに比べて、五輪切符獲得には勝つしかないサウジアラビアは、序盤から攻勢に出た。前半9分、GK西川がはじいたボールをMFガイニムが右足でゴールへ。絶体絶命のピンチはMF青山敏が左太腿に当て、ゴールライン上でクリアした。このファインプレーで日本は落ち着きと自信を取り戻した感じだった。
 得点力不足にあえぐ反町ジャパンにあって、守備陣の負担は大きかったが、2次予選と最終予選の計12試合で失点はわずかに4。病床にあるオシム監督の愛弟子の水本、青山直、伊野波の3バックとGK西川が体を張って90分を耐えた。試合終了の笛が鳴ると、4万人のジャパンブルーで染まった国立が沸き上がった。
 これでアジア枠からの北京五輪出場国は、日本、韓国、オーストラリアと開催国中国となった。「U―22日本・U―22サウジアラビア>北京五輪出場を決め、イレブンに胴上げされる反町監督・スポニチ」
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額田氏を財務大臣に起用した福田首相の任命責任は

2007-11-21 11:31:55 | 政治
 額賀福志郎財務相問題が広がってきた。守屋武昌前防衛省事務次官証人喚問で、山田洋行元専務との会食に出ていたことが暴露され、これの打ち消しにやっきになっているが疑問は解消されず、さらに仙台防衛施設局の発注工事口利きという新たな疑惑が出るなど疑惑紛れの様相を呈している。
 額賀氏の疑惑については、民主党など野党が徹底的に追及する構えを見せ、そのため新テロ対策特別法の審議はいっそう遅れることは確実だ。
 さらに、額賀氏が財務大臣という立場にいるため、このままでは来年度予算審議にも影響することが考えられ、政府・与党は苦慮しているようだ。
 思うに額賀氏の財務大臣起用は、第2次安倍内閣の閣僚をほぼ引き継いだことによる。
 第1次安倍内閣では、農水相など数閣僚が辞任し、安倍首相の任命責任が問われた。第2次改造内閣では、閣僚の選任は麻生太郎幹事長が中心になって行い、お友達内閣から代わって重厚内閣など一定の評価をされたが、安倍氏の当然の辞任から、急遽福田康夫内閣が誕生し、閣僚はほぼそのまま引継ぎ現在に至っている。
 福田内閣がそっくり前の閣僚を引き継いだ理由の1つに、いわゆる「身体検査」を行う時間的余裕がないからだと言われたが、額賀氏の起用は、その身体検査が疎かにされたことの証ではなかろうか。
 福田首相は、前内閣の閣僚を安易に受け継いだばかりに額田氏というばばを引いてしまった。しかし、この任命責任は当然福田首相にある。
 額田氏は、平成10年に小渕内閣の防衛庁長官を5ヶ月で辞任、平成12年森内閣の経済財政・IT担当大臣も早期に辞任するなど不祥事に関係した前歴の持ち主だ。
 その額賀氏を自民党内は、大臣を途中で辞任した履歴があるのにも関わらず、大臣以外にも主要ポストに起用している。
 今回の額賀問題は、政局にも関わってくる可能性を含んでいるが、このような人物を重用したのは、自民党や福田氏の自業自得と言わなければならない。

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