正さん日記

世の中思いにつれて

橋下流は飽き飽き、この際、大胆な政界再編を目指したらどうか

2015-08-31 13:14:01 | 政治

 橋下徹大阪市長がぶち上げた大阪維新の会の国政政党化について、日本維新の党から大阪派の10名を含めて20人前後が参加するとのことだ。

 そうなると、今後の選挙には大阪以外の都道府県から大阪維新の会公認で何人かが立候補することになる。橋下氏は、全国に大阪維新の会を認知させたいとの野望を隠さないが、全国ともなると果たして大阪維新が受け入れられるかはやってみないと分からない。

 若しかしたら、現在の日本維新の党が政権再編で解党し、大阪維新が日本維新の党を名乗ることも無きにしもあらずだが、これは余りのも考え過ぎだろう。

 それよりも、この際、橋下氏が新しい国政政党を立ち上げるのであるならば、もう少し大胆に政党の再編を考えたらどうか。

 橋下新党と言っても、20名足らずでは、彼が日本維新の党で狙った第3極には成り得ないだろう。また、現在の松野代表の日本維新の党も30人程度になるから、これも中途半端だ。

 それならばこの際、ちょっと分けの分からない第3極などは止めて、与党、野党ときっぱり2極に分かれたらどうか。

 つまり、政治思想が自民党とほとんど変わらない橋下氏の大阪維新、次世代の党、新党改革は自民党に編入し、新安全保障法制で一致点のある日本維新の党、社民党、生活の党と山本太郎と仲間たち、日本を元気にする会は民主党に編入、共産党は独自路線という形にしたらどうか。

 そうすれば、ある程度、思想信条として自民党、公明党の保守、民主党の革新&リベラル、共産党の革新と上手く分かれ、国民に分かり易くなると思う。

 ここ数年、自民、民主の2大政党と言っても、現状は1強多弱の状態だ。その隙間をねって橋下徹氏が巧妙に存在感を見せている。しかし、こんなことは不毛な形態で国民にとってさしたる利益にはならない。

 大雑把で、実現不可能かも知れないが、この位の大胆な政界再編が無い限り、日本の政治はいつまでも世界の三流から脱皮できない。「関連:8月30日

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朝令暮改の橋下市長、日本維新の党は早く“維新”を返上したら如何か

2015-08-30 15:41:13 | 政治

 8月27日に日本維新の党を脱会した橋下徹大阪市長は、脱会に当たり大阪地方政治に回帰し、国政とは一線を画す。と明言した翌日の28日、同じ橋下氏は、自ら会長になっている大阪維新の会を国政政党に衣替えすると言い切った。もちろん、日本維新の党に属し、大阪派と言われる橋下氏に近い国会議員を根こそぎ大阪維新の会に転属させることが前提だ。

 大阪維新の会を国政政党に発展させる主な目的の1つは、橋下市長や松井一郎大阪府知事は、先に住民投票で反対された大阪都構想を再び俎上に上げ、これを実現させるためとのことだ。

 その執念たるや見上げたものだと言いたいが、地元大阪ではもう住民同士の抗争は願い下げたいという意見が多数のようだ。

 また、11月22日に予定されている大阪市長と大阪府知事を選ぶダブル選挙で、大阪維新の会は再度大阪都構想を前面に立てて選挙戦を戦うとのことだが、大阪府知事は松井氏が再選を狙うようだが、大阪市長の方はまだ予定候補者は表面に出ていない。

 そんな状況の中で、政界引退を表明している橋下氏の動きは、大阪地方政治にも、国政にも引退する人物とは思えぬ積極的な活動をしているので、若しかしたら、政界引退を覆すのではないかと勘ぐってしまう。

 いや、勘ぐるのではなく、何でも口から出まかせで乗り切ってきた橋下氏なので、彼の頭の中には引退の二文字は既に入っていないのではなかろうか。

 そうではなく、引退後も都構想など自身の政策を繋げていくためと、後継者のためにきちっとした路線を確立したいという意欲のためだと言えなくもないが、いずれにしても橋下氏は神出鬼没で何が飛び出すのか分からない面がある。

 ただ、彼の陰湿さは相変わらずで、今回の日本維新の党最高顧問の辞任は、松井氏とともに、二人が辞めれば日本維新の党は必ず分裂すると見通しての行動で、悪く言えばとんでもない嫌がらせで、自らの存在価値を認識した上の傲慢なやり方と言える。

 今後、場合によっては、国政の上で、全く路線の違う日本維新の党と、大阪維新の会が並立することになるかも知れないが、維新という名称は橋下氏の商標であり、橋下氏の居ない日本維新の党は、早く名称を変更するか、野党再編に踏み切った方がよいと思う。橋下氏の維新は、とっくに賞味期限が過ぎている。「関連:8月29日

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維新の党分裂は、橋下氏らの既定の方針か

2015-08-29 14:01:14 | 政治

 日本維新の党は、名誉顧問の橋下徹大阪市長と顧問の松井一郎大阪府知事が離党した傍ら、橋下氏が党は割らないと言ったので、また恰好良いことを言っているなと思ったが、案の定、舌の根も乾かぬうちに既に受け皿として結党したと思われる地方政党「大阪維新」に橋下氏の息のかかった国会議員を引き入れて、「大阪維新」を国政政党にすると明言した。これは、何も意外なことではなく、むしろ誰もが想定していた筋書きを早々と打ち出したに過ぎない。

 だいたい、今回の維新の党の騒動そのものが、橋下氏を信奉するいわゆる国会議員の大阪派が、何とか執行部の失敗を探していちゃもんをつけ党の分裂を図ろうとしていた矢先、柿沢未途幹事長が山形市長選挙で非自民候補として立候補する梅津庸成氏を応援したことに松井氏が抗議し、柿沢氏が幹事長を辞任しない限り顧問を辞めると言い出し、これに橋下氏も同調、こちらは最高顧問を辞任すると言い放った。

 しかし、柿沢氏は幹事長の辞任を拒否、松野頼久代表もこれを支持したため、橋下氏と松井氏は辞任した。

 どうもこれには裏があるようで、表面上は松井氏がクレームをつけたが、実際には橋下氏が松井氏にやらせたのではなかろうか。松井氏が親分の橋下氏の支持を受け自ら動いたもので、今までの橋下、松井両氏の主従関係から容易に想像できる。

 従って、橋下、松井両氏が松野執行部のミスを狙ってクレームをつけることを決めていた段階で、既に党の分裂を狙っていたことが想定される。

 もっとも、松野、柿沢両氏の方でも、橋下氏らの企みを感じていたことも想定され、むしろこの機を狙って党を割り、野党再編へ舵を切ることを目論んでいたことも考えられる。

 それほど、日本維新の党は、安倍晋三首相と気脈を通じる橋下氏と、野党再編を目論む松野代表、江田憲司元代表との路線が大きく分かれ、もともと一緒の党に居るべきではない間柄といえる。

 現在、日本維新の党に所属する衆参の国会議員は51名で、この中で橋下氏の大阪派は10人程度のようだ。従って、大阪派が10人抜けても日本維新の党はそれなりの数を有することになるが、創業者の橋下氏が抜けたので、これからは何も維新の党を名乗る必要はあるまい。

 松野代表らは民主党との再編を考えているようだが、これについても選挙区の関係からそんなに簡単ではないようだ。

 一方、橋下氏は「大阪維新」を国政政党にするつもりらしいが、これに加わる10人程度の国会議員にしても、大阪を中心にした関西だけで一定の勢力を保つことができるのか。「大阪維新」は松井大阪府知事を代表にするようだが、橋下氏あっての維新であり、松井氏ではどうにもなるまい。

 しかし、引退を表明している橋下氏はいわば死に体だ。ただ、この人物は今回の出来事でもそうだが、前言撤回は最初の大阪知事選立候補で見せた様に日常茶判事のことなので引退も当てにならない。

 仲の良い安倍首相や維新の党の大阪組国会議員らのたっての要請を受けてとか言って、あっさり前言を撤回し国政に乗り出すことは充分考えられる。「関連:6月17日

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安倍氏の再任確実、超保守一色に染まる自民党

2015-08-28 14:18:52 | 政治

 日本の行方を左右する安保法制が参議院で審議中だが、そんな中で、自民党の総裁選と日本維新の党の分裂絡みの内部抗争が大きく報道されている。

 自民党の安倍晋三総裁の任期は9月30日になっているが、安倍氏の周辺では安保法制成立に全力を投入するためや、首相の日程などから、総裁選挙はできれば無投票で9月の早い時期に安倍氏の再任を図りたいようだ。

 現在、総裁選に立候補の意思を示しているのは安倍氏だけで、前回の総裁選の党員投票で安倍氏を上回った石破茂地方創生担当相は早々と不出馬を表明、無投票は避けたいと言っている野田聖子元総務会長も立候補に必要な20人の国会議員の推薦者を集めることができず、立候補は難しいようだ。

 こんな中で、党内7派閥や無派閥の谷垣貞一幹事長らは、安部首相の再任支持を表明、安倍氏の無投票による再選が事実上決った。

 このような自民党の状況を見ると、保守色露わな安倍路線一色に染まっている感じで、以前は保守派、中間派、リベラル派など多様な意識の持ち主が集まっていた自民党がまったく様変わりしてしまった感じだ。

 自民党内の人材については疎いので勝手な見方は慎まなければならないが、かってはリベラルな加藤紘一元幹事長を支えた谷垣幹事長が、記者の質問に対し「私は保守そのものだ」と答えた様に、自民党内は今や保守主義の議員だけの集まりに変質している。

 そればかりか、安倍首相を筆頭に穏健な保守ではなく、先に離党した武藤貴也議員のような偏狭な若手極右の保守主義者がかなり存在するように推測され、自民党政治に一種の危うさを感じる。

 とは言っても、自民党の中で総理に相応しい人材がいるのかというと、7派閥の長をはじめ、どうも良くも悪くも安倍首相の他に総理をやれそうな人物は見当たらない。

 対抗馬と目されていた石破茂氏とて、今までの言動や、今回あっさり総裁選から退く迫力のなさから総理に相応しい人材とは思われず、暫くは、アメリカになびき、近隣の中国、韓国との和解ができない安倍首相の君臨を許すことになる。「関連:8月17日

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武藤議員、見苦しい雑誌社抜きの言い訳会見

2015-08-27 14:11:01 | 政治

 公開株をめぐる金銭トラブルが表面化し、党に迷惑を掛けると言って自民党に離党届を提出し受理された。藤貴也衆院議員(36・滋賀4区)が、昨日釈明のための記者会見をした。

 スクープした週刊誌によると、武藤氏は昨年10月、学生時代からの知人に、ソフトウェア会社の新規公開株を「国会議員枠で買える」と持ちかけ、23人から4,104万円を集めて、自身の政策秘書の口座に振り込ませた。しかし、株は実際には購入されず、出資金の一部が戻っていないとされている。

 これに対し、武藤氏はこの知人に計1億円を預けていたが、返ってこなかったため、昨年10月に、穴埋めの話が出た。それが今回のやりとりだったと述べた。

 また、週刊誌が報じている未公開株の国会議員枠の存在について、「国会議員枠が存在していたという認識はない。秘書から別の知人の話として、特別な枠を抑えているという話が舞い込んで来た。しかし、国会議員枠という表現を使わないよう注意していた」と述べた。

 しかし、これはどう考えても言い訳に過ぎないように思われる。後から都合のよいシナリオをデッチ上げるのは、今まで不祥事を起こした国会議員の常套手段だ。

 この日の会見は弁護士が付き添い、スクープした雑誌社をはじめ雑誌社20社を会見場に入れさせなかった。雑誌社側は、「この扱いこそ利己主義ではないか」と抗議したとのことだ。

 だいたい、スクープした雑誌社の記事が事実と異なるのなら、少なくともその雑誌社を会見場に入れて質問をさせるべきだ。それをさせなかったこと自体、事実から逃げている感じで、釈明内容がインチキのように勘ぐられてもしょうがない。

 また、武藤氏が、今のところこの雑誌社を告訴するとの意向は示していない。従って、釈明内容と雑誌社の記事を比較すると、雑誌社の方が正しい内容だと思わざるを得ない。

 武藤氏は、議員辞職については、「当局にも相談したが、今のところ、法的な問題があるということではなかった」と否定した。

 武藤議員については、雑誌の広告記事に19歳の少年を買春したと大きな見出しになっている。この事実はこれからいろいろ報じられようが、どっちにしても国を背負う国家議員として的確性に疑問符が持たれ、早急に議員辞職をするべきだ。「関連:8月19日

 

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株価急落、円高に肝を冷やす安倍政権

2015-08-26 14:42:51 | 経済

 中国経済がバブル崩壊気味の株価急落のため、世界の株価が同時に暴落した。東京株式市場も一時1万7000円台に急落した後やや持ち直し、欧州市場などの株価も反騰した。

 今回の株価急落については、中国経済の減退に加えてアメリカの金融緩和から引き締めへの転換が間地かに迫っているとの観測が拍車をかけた形だが、アメリカはこの状態をみて金融引き締めの時期を延伸せざるを得なくなったようだ。

 ただ株価の下落により、投資先が比較的安定していると思われている円に向かい、円は一時116円に上昇した。

 こうなると内閣支持の根幹になっているいわゆるアベノミクスにも影響は免れず、円高による輸出価額への影響、株安による購買意欲の減退、中国経済の減速による輸出入への影響など、ただでさえ、先にGDPが年率でマイナス1.6%を示した日本経済の後退に拍車をかける形になりかねない。

 このため、日本銀行はさらに金融緩和を一段と進める可能性を探っているようだが、ここまでやっても公約した物価上昇2%に到底達していない状況下で、さらなる金融緩和は伸びたまま元に戻らないゴムのような状態になりかねず、アメリカが金融引き締めを模索している状況とも併せて、日銀は苦悩しているに違いない。

 低下傾向の安倍晋三内閣の支持率だが、安保法制、原発再稼働については過半数の国民が反対しているのにも関わらず、安倍首相の続投を望む世論は依然として一定の率を保持している。支持する理由で高いのが、これも内容に矛盾するところがあるがアベノミクスへの期待だ。

 しかし、そのアベノミクスが、第一の矢の金融緩和はやりつくし、第二の矢の公共投資は人手不足で進まず、第三の矢の成長戦略は、原発再稼働などで再生可能エネルギーへの意欲を削ぐなど色あせてきた。

 安全保障法制成立になりふり構わない安倍政権だが、今回の中国発世界同時株安や円相場に不安が募っていることは間違いない。「関連:4月11日

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油井さん、若田さんが協力、「こうのとり」をキャッチしドッキング成功

2015-08-25 18:20:17 | 世界

  

 国際宇宙ステーション(ISS)に水や食料などを運んでいる日本の無人補給機「こうのとり」5号機が、25日未明ドッキングに成功した。

 先週、種子島から打ち上げられた「こうのとり」5号機は、24日、国際宇宙ステーションまで10メートルの距離に到達、午後7時29分、ブラジル南部の上空400キロの地点で、先に宇宙ステーションに乗り込んでいた宇宙飛行士の油井亀美也さんがロボットアームを操作し無事キャッチした。この作業には、NASAの管制室から若田光一さんが支援するなど初めて宇宙と地上の両側の作業を日本人が担った。

 ドッキングは、25日午前2時28分に無事完了したが、フライトを指揮した松浦真弓フライトディレクターは、「こうのとり」で姿勢を把握するセンサーがトラブルを起こしていたと明かした。

 宇宙ステーションへの物資の輸送では、去年の秋以降、アメリカとロシアの補給機で事故が相次いでいて、「こうのとり」には国際的に大きな期待が寄せられていた。

 25日は、午後8時過ぎにハッチが開けられ、荷降ろしが始まる予定で、「こうのとり」は今後予定されている作業が無事に完了すれば、1号機から5回連続でのミッション成功となる。

 今回、積み込まれたのは宇宙飛行士の食料や生活物資、実験装置など約5・5トン。6月の米補給船打ち上げ失敗を受けたNASAの依頼で、予定外の緊急輸送としてISSで予備がなくなっている尿を飲料水に再生する装置のフィルターなど210キロも積み込んだという。

 「こうのとり」5号機は、8月19日21時前、種子島宇宙センターからH-IIBロケット5号機で打ち上げられた。今回の打ち上げは、見方によってはISSへ物資を運ぶため、失敗が許されないという背水の陣で打ち上げられたが、見事成功し、日本製のH-IIBロケットに対する信頼を増幅するとともに、宇宙、地上で新旧宇宙飛行士の見事なコラボレーションを世界に示すことができた。「関連:7月23日

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容疑者、遺棄後に福島県の職場に戻り、男子生徒の遺棄確認のため再び大阪に帰ったか

2015-08-24 14:36:18 | 社会

 大阪の中学男女1年生の殺害、遺棄事件については、山田浩二容疑者は契約社員として福島で除染作業に従事しつつ、盆休で大阪へ帰省、盆明けに福島へ戻ったとのことだが、その間の大阪滞在中に2人を殺害し、女子生徒は運送会社の駐車場付近に遺棄、男子生徒は、大阪府柏原市の竹林に遺棄したものと推察される。

 山田浩二容疑者は2人を遺棄した後、何食わぬ顔で福島へ戻ったが、福島の現場で女子生徒遺体発見は同僚とともにテレビで見たが、男子生徒については不明のままだったため、再び休暇をとって大阪に帰り、府警が尾行していたことも知らず、車で遺棄した柏原市の竹林に戻り遺体を確認したものと考えられる。

 府警は、山田容疑者が自宅へ戻った後、現場の竹林で男子生徒の遺体を発見した。遺体は、女子生徒と同じように顔や手足に粘着テーブを張り付けられ、無残にも一部白骨化していたとのことだ。

 女子生徒の死因は窒息死とのことだが、多分、男子生徒も同様に口を粘着テープでふさがれたために窒息死したのではないかと推測され、その残酷さに身が震える。

 山田容疑者は、2002年3月にも大阪府寝屋川市で、中学2年の男子生徒を強引に車に乗せ、両手に手錠をかけ、1500円と携帯電話を奪ったほか、同月、寝屋川市内で少年2人を車内に監禁、粘着テープで縛って連れ回すなどしたとして、逮捕されていた。

 今回の事件も被害者が男女の中学生であり、粘着テープを使った犯行である点で似通っている。また、同容疑者は、小さい時から極端に弱い者いじめなどをしていたとのことで、犯行の原点がそんなところにあるような気がする。

 また、中学生男女を殺害した後、車で福島に戻ったが、その道中、東京の渋谷、新宿などの繁華街に寄ったり、千葉県幕張の有名カレー店でカレーを食べるなど平然とした日々を過ごし、それをフェイスブックで発信するなど、常人には測りきれない行動をとっている。

 フェイスブックは、2人を殺害したと思われる8月13日、14日は書き込みがなかったが、15日以降は書きこまれ、さすがに身に危険が迫っていると察したか、逮捕前の数日は書きこまれていないようだ。

 犯罪に関わる格言に、「犯人は必ず現場に立ち戻る」とあるが、山田容疑者が男子生徒を遺棄した現場に行ったことにより遺体の発見ができた上、このこと自体が現行犯と同じような意味が有るのではなかろうか。

 山田容疑者は、当初、女子生徒の遺棄は認めたものの、殺害は車に同乗していた別の男が行ったと供述していたが、さすがに、今は黙秘に変えたようだ。ただ、これだけ山田容疑者に不利な状況になっているので、早晩自白に持ち込めるのではなかろうか。容疑者が自白し、真相解明が成されることが亡くなった2人への供養になる。「関連:8月23日

 

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容疑者、帰省中の計画的犯行か、中一男女同日に殺害された可能性

2015-08-23 10:20:29 | 社会

 

 大阪の中学男女1年生の殺害、遺棄事件については、山田浩二容疑者が8月13日早朝、両人を車に乗せた上どこかで殺害し平田さんは運送会社の駐車場、星野さんは大阪府柏原市の竹林に遺棄したのではないかと推察される。

 捜査関係者によると、平田さんと星野さんは13日午前1時10分~5時8分、寝屋川市駅近くの商店街を一緒に行き来する姿が防犯カメラ映像に記録されているが、それ以後2人の姿は確認されず、既に山田容疑者の車に乗せられた可能性がある。

 それを裏づけるように、山田容疑者の軽ワゴン車が午前5時10分過ぎに2回、商店街近くの道路を走行する様子が別の防犯カメラに映っていたとのことだ。

 山田容疑者は、事件を起こしたと思われる前日まで福島で除染作業に従事しており、大阪へは盆休みで帰省したらしい。また、7年来の友人には「ヤバイことをした」と話し、犯行をほのめかしたようだ。

 反面、犯行後も、フェイスブックには何食わぬ顔で、大阪での休暇を楽しんでいるように書かれ、常人とは異なる感覚の持ち主であるかの一面を示している。

 平田さんの葬儀は、昨日行われたとのことだが、残忍な事件に家族、同級生などの悲嘆する姿がテレビに映し出され、改めて犯人への怒りを募らせている。

 この上は、山田容疑者が犯人だとすると、なぜ帰省中に、初対面の中学生を狙ってこのような計画性を感じる犯行に至ったのか、動機の解明を図り、今後、同様の不幸な事件が起こらないよう万全の対策を講じなければならない。「関連:8月22日

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大阪、中一女子生徒遺棄事件の容疑者逮捕、男子生徒も遺体で発見

2015-08-22 14:52:05 | 社会

 8月13日深夜、大阪府高槻市の物流会社の駐車場で中学1年生の平田奈津美さん(13)が遺体で見つかり、この日一緒に居たと思われる同級生で友達の星野凌斗さん(12)の行方が分かっていなかった事件は、昨日、大阪府柏原市内の竹林で星野さんが遺体で見つかるという最悪の事態となった。

 大阪府警は、昨日午前1時15分、平田さんの遺体が置かれてあった運送会社の駐車場で不審な動きをしていた国産ワンボックスカーの運転手を見つけ、それから19時間後の8時22分に寝屋川市香里新町の職業不詳山田浩二容疑者(45)を平田さんの死体遺棄容疑で逮捕した。

 また、府警が追跡中の21日未明に山田容疑者が立ち寄った柏原市内の竹林で星野さんと思われる遺体を見つけ、その後この遺体は星野さんと確認された。山田容疑者と平田さん、星野さんはこの事件まで何ら接触はなかったということだ。

 平田さんと星野さんは13日早朝、寝屋川市の商店街の防犯カメラにより2人で居るところが確認されているが、その後の足取りが分からず、この間に山田容疑者の車に乗せられ、どこかで殺害された後、平田さんは高槻市の物流会社の駐車場、星野さんは柏原市の竹林に遺棄されたものと思われる。

 山田容疑者は、平田さんを車に乗せたことは認めているが、殺害したのは同乗していた男だと自らの殺害を否認しているが、その男の存在は不明で、どうも一時の言い逃れに過ぎないようだ。

 また、山田容疑者は、2002年3月、大阪府寝屋川市香里南之町の路上で、中学2年の男子生徒を強引に車に乗せ、両手に手錠をかけ、1500円と携帯電話を奪った強盗、逮捕監禁などの容疑で大阪府警に逮捕されたほか、同月、寝屋川市内で少年2人を車内に監禁、粘着テープで縛って連れ回すなどしたとして、再逮捕されていた。

 今回の事件でも平田さんは粘着テープで顔、手足をふさがれ、30カ所もの傷を負わされており、今朝見つかった星野さんも粘着テープで同じような形で巻かれていたとのことだ。顔を完全にふさがれたことにより窒息死させられた可能性がある。

 粘着テープについては、近くのコンビニで犯行に使用されたものと同じ品を山田容疑者が購入したことが明らかになっているようだ。

 13年前の事件といい、今回の事件でも中学生が狙われており、また粘着テープを犯行に使うなど、犯行の異常性が浮き彫りになっている。このような異常性が濃厚な事件の再犯をどのように防ぐか。警察は今回の事件で課題を突きつけられた感じだ。「関連:8月21日

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