東京都知事選挙がスタート。結果は国政へ影響大

　昨日、６月２０日、東京都知事選挙の告示日に史上最多の５６人が立候補した。７月７日七夕に投開票が行われる。

　現職の小池百合子氏と立憲民主党を離党した蓮舫氏がいずれも無所属での出馬となった。５６人の中には、元市長、タレント、元自衛官など何人か名が知られている人が居るが、実質的には小池、蓮舫両女性候補の史上初の一騎打ちになりそうだ。

　小池氏を自民党、公明党、都民ファーストが支持、蓮舫氏には立憲民主党、共産党、社民党が支援する。日本維新の会、れいわ新選組は自主投票になるようだ。

　小池、蓮舫氏などは、公約を発表したが、余り目新しい政策は見当たらない。

　小池氏は、相変わらず新語のようなフレーズを発信して関心を買おうとしている。また、目新しく「AIゆりこ」で実績を訴えた動画をXで公開するなど奇抜な対応をしている。

　蓮舫氏は、小池知事の都政運営はトップダウン方式だが、自身はボトムアップの姿勢を貫きたいと訴えている。また、神宮外苑の再整備について争点にする構えだ。

　また、選挙運動は、小池氏は、敢えて組織選挙を避けているように見え、蓮舫氏は、立憲、共産を軸に組織選挙で戦う構えのようだ。

　しかし、どのような戦いになっても、その結果は、小池氏が勝てば政府・自民党が息を吹き返すかも知れないし、蓮舫氏が勝てば、政府・自民党に激震が走り、野党が勢いづき総選挙で政権交代の機運が沸き上がる可能性が生まれる。「関連：６月１４日」