10月30日、両リーグを通じシーズンで最も活躍した先発投手に贈られる「沢村賞」の選考会が行われ、山本由伸(オリックス)の3年連続3度目の受賞を決めた
3年連続受賞は1956~58年の金田正一(国鉄)以来2人目。計3度の受賞は杉下茂(名古屋、中日)、金田正一(国鉄)、村山実(阪神)、斎藤雅樹(巨人)と並ぶ最多タイとなる。
選考会は、山本と東克樹(DeNA)の2人を候補に議論が進められた。東は山本と同じ16勝(3敗)で、勝率8割4分2厘は山本の7割2分7厘を上回った。しかし、選考基準7項目のうち、山本は4項目をクリア。東の3項目を上回ったこともあり、山本の受賞が決まった。
今季の山本は、勝数16,防御率1.21、勝率7割2分7厘、奪三振169の4冠を3年連続達成、その他完投2、投球回164、登板試合23、と7授賞基準の内4項目を達成、東を上回っての受賞となった。
山本は、目下、日本シリーズを戦っているが、第1戦はまさかのKOで敗戦投手になった。
シーズン終了後、大リーグ移籍が確実で、第6戦で日本プロ野球最後の登板が予想され、初戦のリベンジを果たしファンに雄姿を見せたいところだ。
山本は,まだ正式に大リーグ移籍の発表をしていないが、アメリカでは、幾つかの球団が山本にオファーを出すことを意思表示しているようだ。
山本が大リーグ30チームの内どこへ入団するのか。来季の活躍はどうか。オフシーズンの話題になることは間違いない。「関連:9月21日」