正さん日記

世の中思いにつれて

日本8強成らず、PK戦で涙=サッカーW杯決勝T

2010-06-30 11:31:19 | スポーツ
 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会第19日目の29日、E組2位で、海外大会では初の16強に勝ち上がった日本は、プレトリアのロフタス・バースフェルド競技場で、F組1位のパラグアイと対戦、延長戦でも決着がつかず、PK戦に持ち込まれたが、結局3-5で敗れ初のベスト8入りは成らなかった。
 
 試合は、120分の戦いとなったが、終始ボールを支配していたのは、やっぱり1枚上のパラグアイだった。
 幾度となく速射砲のようにゴールを狙われたが、GK川島永嗣が攻守、DF闘莉王、中沢佑ニらが体を張って懸命に阻んだ。しかし、日本代表も幾度か逆襲、相手のゴールを脅かしたが、パラグアイの守備は厚く、ゴールを割れなかった。迎えた延長、本田圭佑のHKが相手GKの手をかすめ、闘莉王のヘディングはわずかに枠を外れた。途中出場のFW玉田圭司が逆襲からドリブルで左を突き進んだが、ゴールは遠かった。
 そして、遂にPK戦、先行のパラグアイは、危なげなく確実に決めていったが、日本の3番手DF駒野友一の慎重に蹴ったボールが左上部のバーに当たって無情の失敗、4番手キャプテンのMF長谷部誠が冷静にセーブ、パラグアイ5番手に日本の命運の総てが掛ったが、難なく入れられ遂に日本のベスト8入りは夢と化した。
 
 しかし、戦前の強化試合でぶざまな結果しか残さず、強豪ぞろいの本戦が心配されたが、それが危惧となり、全員サッカーで16強に残って日本サッカーの進化を世界に示した。昨晩のパラグアイ戦についてもその戦いぶりは、アメリカなど海外メディアの絶賛を受けた。日本代表は胸を張って帰国してほしい。
 
 PK戦は時の運とは言え、やっぱりここで抜けたパラグアイは勝つべきして勝ったとは思う。パラグアイは5回目の決勝Tで初めて勝ち、宿願のベスト8入りを果たした。
 
 さて、ここまで良きにつけ悪しきにつけ、何かと話題を投げかけた岡田武史監督(53)が29日、敗退した後、監督を退任する意向を示唆した。同監督は、「この後のことは今とても考えられない。おそらくもうやることはないと思う」と話した。
 岡田監督は病気のため退任したイビチャ・オシム前監督の後を受けて、2007年12月に日本代表監督に就任、日本がW杯に初出場した1998年W杯フランス大会以来、2度目の指揮を執った。今大会では1次リーグE組初戦でカメルーンに1-0で勝ち、日本の海外開催でのW杯初勝利、自らもW杯初勝利を挙げた。オランダには敗れたが、デンマークに勝って1次リーグを突破、決勝トーナメント1回戦でパラグアイにPK戦の末に敗退した。
 2度目の就任後の日本の通算成績は26勝11敗13分(ベンチ入り禁止のため大木コーチが指揮を執った1分けを含む)、W杯での監督としての通算成績は2勝4敗1分けだった。日本サッカー協会は、技術委員会を中心に後任の人選を進めるとのこと。 
 
 なお、29日の対パラグアイ戦を生中継したTBS系の番組平均視聴率(速報値)が、関東地区で57・3%(午後10時40分~午前1時10分)、関西地区は54・1%(同)だった。集計上の理由で延長前半13分までの数値とのこと。瞬間最高視聴率は、関東地区で午後11時46分(前半ロスタイム時間帯)の64・9%。関西地区は午後11時41分の62・3%だった。「写真:後半、途中交代で投入された岡崎(9)と攻め上がる中沢(22)(左端)、闘莉王(4)ら=朝日」「関連:6月25日

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甘い特別調査委員会の勧告=大相撲賭博事件

2010-06-29 05:14:00 | 社会
 暴力団が絡む野球賭博をやっていた大相撲界は、外部の特別調査委員会の勧告を受けて、首魁と見られる大嶽親方(元関脇貴闘力)、大関琴光喜を解雇以上の処分、時津風親方(元幕内時津海)は降格以上、武蔵川理事長など4理事、その他の親方8人、琴光喜を含む幕内7力士、十両5力士、幕下2力士、仲介役の床山1人を謹慎処分にすることを7月4日の理事会で決定、これを条件とされた11日からの名古屋場所は開催することを決めた。
 
 この決定を見ると、大相撲界の存亡を掛けた組織的事件にしては、何ともあっさりしたもので、結局は大嶽親方と琴光喜をスケーブゴートにして、あとは軽い処分で逃げ切る意図が明白だ。調査委員会の方も、当初の張り切り方と打って変わって、多数が野球賭博をやってはいたが、それが暴力団と繋がっていることについての認識が無かったと助け船を出した。
 相撲協会としては、7月4日に正式に処分を決めるが、この勧告範囲の処分では大嶽、琴光喜以外は大した内容になりそうもなく、お手盛りで軽い処分を出すことになると、相撲協会を見る国民の目は一層厳しくなることは間違いない。
 
 国民は、相撲協会と暴力団は歴史的にも何らかの繋がりを持っていると思っている。最近でも、土俵周りの特別席で暴力団組員が観戦していたり、チケットなどを取り仕切る茶屋も暴力団関係者が運営していたり、個人的な繋がりが取りざたされたり疑いは晴れない。今回の野球賭博問題で、大嶽や琴光喜を相撲界から追放するという大きな傷を残すことになったのだから、この際もっと根本的に膿を出して、再出発する位の姿勢を見せないと、今後の大相撲の発展は懐疑的だ。
 
 果たして、協会トップの武蔵川理事長は自らどのような処分をするのか。時津風部屋の力士暴行事件では、当時の北の湖理事長が辞任したが、ひと1人死んだ事件とは異質にしても、今回は協会全体のスキャンダルで、その責任は極めて重い。しかも、自浄能力を欠き、文科省の指導が入り、処分にしても外部の特別委員会の手を借りなければならなかった。その意味で武蔵川理事長の責任は辞任に値するものだ。
 大嶽、琴光喜を追放しただけでは到底国民は許さない筈だ。この際、最低でも武蔵川理事長の退任が無い限り、大相撲からのファンの離反は底しれないものになる。「関連:6月22日
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財政赤字半減目標、日本は例外=トロントG20閉幕

2010-06-28 16:59:23 | 世界
 カナダ・ムスコカG8に次ぎ同国トロントで開かれていた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は27日午後(日本時間28日朝)、焦点の財政再建問題について、「先進国は少なくとも13年までに財政赤字を半減させる」との目標を盛り込んだ首脳宣言を採択して閉幕した。ただ、財政が先進国で最悪の状況にある日本については、財政再建の指針として22日に閣議決定した財政運営戦略を「歓迎する」として、事実上例外扱いを認めた。
 
 約825兆円にも上る我が国の借金を、あと3年で半減するなど夢物語もいいところだ。それどころか毎年、新規国債発行により赤字は膨らむ一方で歯止めはかからない。ただギリシャなどと違って、我が国の国債は92%が国内で消化しているため国際的な信用を無くしているわけではない。それが証拠に、ギリシャ危機でユーロが下落すると、その反動で円高になっている。
 
 菅直人首相の外交デビューで、日本だけ例外扱いにされ、菅氏も忸怩たる思いを持ったかもしれないが、そもそもG8やG20の約束事を、参加国総てが果たしたことがあるのか。
 ただ、今回のG8で北朝鮮による韓国の哨戒艦撃沈事件につき、ロシアのメドベージェフ大統領を含め非難の共同声明を打ち出したことは注目されるが、中国が入っていないのでは、北朝鮮は痛くもかゆくもないのではなかろうか。「写真:トロントG20に出席した首脳・毎日」「関連:6月26日

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民主政権、過半数微妙=参議院選世論調査

2010-06-27 05:31:15 | 政治
 参議院選挙の議員獲得数の予想を各紙で出しているが、与党民主党は単独過半数はもとより、連立与党の議席でも過半数の獲得は難しいという予想だ。菅直人内閣が発足、支持率のV字回復とはなったが、昨年夏の衆議院総選挙の時とは様相が違い、民主党の苦戦は免れないようだ。
 
 菅首相が、自民党とクリンチ作戦で打ち出した消費税増税がやはり有権者の民主党離れを誘発していることは間違いない。菅首相は、それを計算済みで消費税増税に踏み込んだと思ったら、そうでも無さそうで、増税の実施は2~3年後で、その是非を総選挙で国民に問いかけたいとややトーンダウンしている。初デビューしたG8やG20でも財政再建には力を入れるが、消費税増税については口を閉ざしているとのことだ。そんなことだったら何も選挙の前に消費税増税を口に出すことはなかったのではないか思うが、菅氏は、参議院選で少しは議席が取れなくても、ここで消費税増税をぶち上げていた方が、先々の政権運営がやり易くなると思ったのか、過半数が取れない場合には、連立の見直しも視野に入れているのか皆目見当がつかない。
 
 何しろ、現在の予測では、連立相手の国民新党は1議席程度しか取れないといった状態に比べ、みんなの党は相当議席を伸ばすようだ。しかし、現状では、みんなの党や公明党との連立は考え難く、その他、自民党脱党組の新党は、それぞれが、せいぜい1議席程度しか取れそうもなく、連立を組むだけのボリュームがない。
 
 もし、今のままで推移すると、また自公政権時代の衆参ねじれ現象の再現になりかねない。それにしても、連立相手の国民新党が、菅首相の打ち出した消費税増税に真っ向から反対しているが、菅首相が事前に与党間の協議がないまま、消費税増税を打ち出したとしても、もう少しものの言い方があるのではないかと違和感を覚える。
 このままだと、国民新党の一丁目一番地の郵政改革法は、再提出すること自体、困難になってきそうだ。「関連:6月24日

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菅・オバマ親密ぶり演出、触れたい沖縄事情

2010-06-26 06:06:15 | 世界
 カナダ・ムスコカG8で菅直人首相が初デビュー、さっそくアメリカのオバマ大統領、カナダのハーパー首相、ドイツのメルケル首相とも個別に会談したほか、ロシアのメドベージェフ大統領とも立ち話をするなど、「菅外交」をスタートさせた。
 特に、鳩山由紀夫前首相が普天間飛行場移設問題で迷走、少なからずオバマ大統領とのみぞができたが、この反動からかオバマ氏と管氏は事立てて親密度を演出したようだ。
 
 しかし、普天間問題は沖縄からは総スカンを食い、県外移設先の候補に上がった徳之島住民の説得もままならない状況で日米合意の実行は茨の道だ。G8は首脳同士が親交を深める機会でもあり、余り機微な話は持ち出し難いが、さりとてその場限りの逃げ口上は禁物だ。 したがって菅首相は、普天間問題については、日本の実情を率直に話し、普天間問題の困難性が、必ずしも日米関係の悪化に結びつくものではないことをオバマ大統領に理解を求めるべきだ。
 
 菅首相は、G8とこの後開かれるG20で、日本の経済政策について、強い経済、強い財政、強い社会保障を訴え、財政主導や既存企業の拡充だけに主眼を置かず、環境、福祉、観光などのイノベーションを進める、いわゆる第3の道を歩むことによって経済、財政を立て直すことを主張し、日本の存在感を示すことになるようだ。
 また、G8、G20を通じて、アメリカ、欧州の経済、金融情勢、中国の元切り上げなどについて首脳間の意見が交わされそうだ。
 
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日本宿願の海外大会初の16強に=サッカーW杯予選R

2010-06-25 11:47:44 | スポーツ
 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会第14日は24日、1次リーグ4試合があり、E組の日本はデンマークを3−1で降して2勝1敗(勝ち点6)とし、自国開催だった02年日韓大会以来、2大会ぶり2回目の決勝トーナメント進出を決めた。オランダ−カメルーンはオランダが勝ってE組1位となり、2位の日本は、29日午後4時(日本時間午後11時)の決勝トーナメント1回戦で、F組1位のパラグアイと対戦する。
 
 日本は前半17分、ペナルティーエリア右角前の位置、ゴールまで30メートル超のFKから本田が直接、無回転で不規則に変化したボールをゴール左隅へ突き刺した。前半30分には、ゴール中央20メートルの位置で得たFKから遠藤が直接シュート。右隅に絶妙にコントロールされたボールがゴールに吸い込まれた。後半36分には、トマソンのPKをGK川島が止めるが、こぼれ球を押し込まれ1点を失った。しかし後半42分、岡崎がダメ押しのゴールを挙げた。【毎日jp編集部】
 
 前半、本田圭佑(ロ・CSKAモスクワ)、遠藤保仁(ガンバ大阪)がFKから2本決めた技は見事だった。長いW杯の中でもハーフで、2本のFKで決めた例は少ないらしい。また、1点差に詰められた後半42分、本田のアシストで終盤に出場した岡崎慎司(エスパレス)があっさり勝利を決める3点目のゴールをした。今までのW杯では点を取るのに苦心惨憺していたが、今回は本田が2得点を上げ、遠藤、岡崎も初得点で、攻めにも進歩したところを見せた。
 
 日本は見事E組で2位は入り、16強をキープ、29日にF組1位の南米代表パラグアイと対戦する。パラグアイは4年連続6回目の出場で、3度決勝Tに勝ち上がったが、いずれも敗退して16強に止まっている。
 従って日本戦では、日本同様史上初のベスト8進出を目指すことになる。
 騰訊網スポーツチャンネルのデータによると、両国は1995年以降で6度対戦(99年のコパ・アメリカ出の対戦以外はいずれも親善試合)しており、パラグアイの2勝1敗3分けという結果が残っている。しかし、2001年以降に限ってみると日本は無失点の1勝2分けである。いずれもホームでの試合というアドバンテージはあるが、決して分の悪い数字ではない。
 
 29日(火)は日本時間で午後11時キックオフとのことで、日本では翌日にまたがる試合となり、国民はまた眠い目をこすってテレビ観戦をすることになりそうだ。ちなみに今日早朝3時半から始まったデンマーク戦の午前5時までの平均視聴率は、ビデオリサーチの調べで30.5%、瞬間最高視聴率は後半30分前の午前4時58分には41,3%(ともに関東地区)を記録したとのことだ。「関連:6月20日
「写真:後半42分、日本3点目のゴールを決めた岡崎(中央)はベンチ前でもみくちゃにされる=朝日」

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菅首相、狙いは単独過半数=参議院選挙公示

2010-06-24 05:45:12 | 政治
 第22回参議院議員選挙が今日公示され、7月11日に投開票される。今回の改選は選挙区73議席、比例区48議席の121議席で、朝日新聞社調べで、選挙区に253人、比例区に187人の440人が立候補する予定だ。
 与党民主党は改選後も過半数を狙うが、民主党単独過半数を得るためには60議席以上、与党での過半数には56議席以上が必要となり、反対に野党が過半数を得るためには66議席以上を獲得しなければならない。
 
 菅直人首相にとっては、勝てば長期政権の足場を作ることになるし、負ければ、小沢一郎前幹事長らとの政権争いになりかねない。一方、自民党の谷垣禎一総裁にとっては、与党を過半数割れに持ち込むことが出きれば、党内で見直され、基盤を築くことができ、負ければ、退陣に追い込まれることは必至だ。
 また、与党が過半数を取れないと、前自公政権の時と同じ衆参ねじれ現象が再現、民主党政権は難しい国会運営を余儀なくされる。
 
 さて、今回の参議院選挙の争点は、菅政権の経済、財政、福祉政策や、普天間飛行場移転問題におかれることは当然として、にわかに焦点になっているのが、菅首相がぶち上げた消費税10%への引き上げ問題だ。
 菅氏は巧みに自民党がマニフェストに書き込んだ10%への引き上げ方針を逆手にとり、これを参考にして、消費税を超党派で検討したいと述べたが、さすがに国民は、唐突なこの方針に不信感を表し、世論調査での内閣支持率と、民主党支持率が5%程度下落した。これを受けた菅首相は、消費税増税の実施には2~3年掛ること。実施に当たっては衆議院総選挙で可否を問いたいと付言した。
 
 ただ、消費税増税については、この問題で選挙に負けた竹下登内閣や、橋本龍太郎内閣の時とは異なり、国民側でも、ある程度止むを得ないとする考え方が過半数を超えていることや、菅首相のクリンチ戦法で、民主、自民の2大政党が10%への引き上げで一致しているため、国民は消費税引き上げだけで、民主、自民を峻別できなくなっている点だ。
 ただ、菅首相も消費税増税の必要性一辺倒で走るのではなく、増税前にやらなければならない、歳出の削減、特別会計の事業仕分けなどしっかりやらなければならない。
 また、選挙なのだから、消費税増税を余儀なくされている原因について、長期に亘る自民党政権の失政によるものだと、もっと国民に訴えた方がよい。「関連:6月19日」

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また、車の暴走による無差別殺傷事件発生=マツダ工場内

2010-06-23 04:58:35 | 社会
 また狂気の事件が起き、罪のない妻と生まれたばかりの娘と3人暮しのパパが犠牲になった。突然、家族の柱を失った妻は警察を通じ「夫が突然このような事件にあい、大変ショックで言葉になりません」と語ったそうだが何とも哀れだ。
 この事件が報じられた時、とっさに2年前の東京・秋葉原事件が脳裏に浮かんだが、案の定、犯人はあの忌まわしい秋葉原事件を参考にしたと供述しているとのことだ。
 
 秋葉原事件は、加藤智大(ともひろ)被告(27)が都心の電気街の歩行者天国にトラックを暴走させ横断中の3人をはねた後、車から降りてサバイバルナイフを振り回し、合わせて7人を死亡させ、多数の負傷者を出した事件だ。犯行の動機は、自動車工場の派遣社員として人に認められず、疎外感を持ち、誰でもよいから人を殺したい衝動にかられたという極めて身勝手な事件だった。
 
 今回の事件の犯人は、広島市のマツダ工場の元期間社員で、工場内を乗用車で暴走させ従業員らをはね、1人が死亡、10人に重軽傷を負わせた。工場敷地内にブレーキ痕がなかったことが県警の取材で分かった。死亡した浜田博志さん(39)は頭や首の骨を折り、ほぼ即死状態だったことも判明した。
 殺人未遂容疑などで逮捕されたのは、広島市安佐南区の引寺(ひきじ)利明容疑者(42)で、警察は強い殺意を持って無差別に浜田さんらをはねたとみている。
 
 マツダによると、引寺容疑者は今年3月25日に6カ月契約の期間社員として採用。4月1日に宇品工場に配属されたが、14日に退社。実働したのは実質8日間だったという。
 引寺容疑者は調べに対し「4月にマツダの工場を辞めた。会社に恨みがあり、殺すつもりでやった」と供述。一方で、会社側は「引寺容疑者とトラブルはなかった」としており、県警で詳しい動機を調べている。
 
 犯行現場は、今回の事件は工場内だったが、季節工としての立ち位置に不満を持ち、無差別に人を殺傷したことは、本人が述べているように秋葉原事件と形は同じだ。もちろん、このような事件を犯す人間は、本人自身の特異的な要素があるからだが、その動機になるものが、いわゆる差別的な派遣労働に関連していることを、やっぱり無視はできない。「関連:20年6月9日

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大相撲、絶対の危機

2010-06-22 17:03:50 | 社会
 相撲協会の野球賭博を中心としたスキャンダルは底が見えない形で進んでいる。協会が自主申告をすれば厳重注意程度の処分で済ますと約束したため、それに応じて野球賭博をやったと申し出た者は29名、その中で大関琴光喜、小結琴奨菊、幕内豊ノ島、雅山、豊響、豪栄道、十両千代白鵬、清瀬海、普天王の関取9名、大獄、時津風の2親方が主要メンバーだ。
 その他、野球賭博以外の花札、マージャンなどの賭けをした者が36名の計65名となっているが、その中に、文科省へ報告と謝罪に出向いた陸奥理事(生活指導部長)がゴルフで賭けていたというから間が抜けている。
 警視庁は、350万円をゆすり取られたという琴光喜を被害者として立件する一方で、野球賭博をしていた実行犯としても立件し暴力団組織の犯罪をえぐり出す意向だ。
 
 相撲協会は、外部有識者による特別調査委員会で65名から賭博への関わりを聴取、この報告を受けて、7月4日に臨時理事会を開いて関係者の処分と、名古屋場所を開催するか否かの決定を行うとのことだ。
 名古屋場所を開くか否かについては、当然、特別調査委員会の報告を受けての処分と関係で、もし、野球賭博をしたと自己申告をした力士が、琴光喜と同等の関わり合いがあったとすれば、土俵に上がることは不可能と思えるので、取り組みが組めなくなることも考えられ、必然的に場所を開くことは難しくなりそうだ。
 
 名古屋場所の開催については、ファンの中でも賛否両論があるが、名古屋場所は、暴力団関係者が土俵周りで観戦し、先にその便宜を図った木瀬親方が部屋を閉じさせられた。また、いわゆる相撲茶屋の中に暴力団関係が1軒入っているとのことであり、正に、時期を合わせたように野球賭博の不祥事が明るみに出たので、この際は、場所を開催するような雰囲気も失っているのではなかろうか。
 ただ、名古屋場所を当てに、様々な関係者が準備を進め、経済的な損失は計り知れない。勿論、ファンの失望も大きい。しかし、事が、社会の敵である暴力団の資金稼ぎとなっている野球賭博に手を染めた疑いのかかる大相撲なので、社会的にも、既に場所を開く権利はないと思われ、場所の中止は止むを得ないのではなかろうか。
 
 さて今後、野球賭博をやっていた者が処分を受け、名古屋場所を中止したとしても、それでみそぎを済ませたことにはならない。要は、相撲協会がこの際徹底的に暴力団との関わりをすっぱり切れるか否かが、大相撲が生き残っていくための最大の要件になる。
 そのためには、①相撲協会そのものが暴力団と関係しているのか。②相撲協会の中に、個人的に暴力団と関係している者がいるのか。③今回の野球賭博は、あくまでも客になっただけで、暴力団と直接の関係は皆無なのか。を時間を掛けてもよいから、外部の力を借りてでも徹底的に調査すべきである。その結果、もし①であるのならば、組織の総入れ替えをして真に真っ白な協会に生まれ返らせなければならない。②の場合は、該当者を協会から永久追放をしなければならない。③だけであるのならば、今後、再発を防がなければならない。願わくば、悪くて②、できれば③程度に収まって欲しい。「関連:6月16日

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宮里藍、今季4勝で通算5勝目、世界ランク1位奪取、=米女子ゴルフ

2010-06-21 16:03:16 | スポーツ
 今季好調の女子ゴルフ宮里藍は、20日(日本時間21日早朝)米ニュージャージー州ギャロウェー・ドルチェ・シービュー・リゾート(パー71)で行われた米女子プロゴルフツアーのショップライト・クラシック最終ランドで7バーディー、ボギーなしの64で回り、通算16アンダーの197で逆転優勝、ツアー今季4勝目、通算5勝目を挙げた。
 
 首位に2打差の3位からスタートした宮里藍は、前半で4バーディーを奪い、後半も3打伸ばして混戦から一気に抜け出した。これで今季賞金総額は約83万ドル(約7470万円)となってトップに立った。前日首位のM・J・ハー(韓国)が2打差の2位。宮里美香は通算2アンダーで46位だった。
 
 この結果宮里藍は、21日付の最新世界ランキングで2位から1位に上がり、男女を通じて日本勢で初めて世界ランク1位を奪取した。また、これまでの米ツアー4勝はいずれもアメリカ国外での優勝だったが、本土では初勝利だ。米ツアーでの年間4勝は、岡本綾子が賞金女王に輝いた1987年の勝利数に並ぶ日本人最多タイとなった。
 宮里藍はメジャー初制覇を目指し、24日から今季メジャー第2戦の全米女子プロ選手権(ニューヨーク州ピッツフォード)に臨むが、世界ランク1位を引っさげての登場は一段と注目を受ける筈だ。
 
 一方、アメリカ・カリフォルニア州のぺブルビーチゴルフリンクスで開催されている、米国男子メジャー第2戦「全米オープン」の最終日で石川遼は、12オーバーでフニッシュ33位に終わった。「関連:09年7月27日

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