豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

クラボウとクラボウケミカルワークス…北斗市・ファース本部

2022-04-15 16:40:00 | Weblog
クラボウとクラボウケミカルワークス…北斗市・ファース本部
樹脂スプレー発泡断熱工法を創設したのが36年前になります。
グラスウール断熱が従来の常識であり、当たり前だった時代に可燃性の樹脂スプレー発泡断熱工法の公的認定などは受付拒否を。
ある高名な先生の講演を聴き、その先生に受付だけでもするように進言して貰いました。

受付され、霞ヶ関ビルで行う審査会で審問があり私は、そこへ一人で出向きました。
後で聴いたら認定申請をして審査会に出向くときは、技術者、開発者、学者など最低4名くらいで出向くのが普通だそうです。

確かに審査会では「貴方一人ですか」と審査官に聴かれたことを記憶しています。
私のスプレー発泡断熱などは、認定しないことを前提に審査会に臨んでいることは雰囲気から分かりました。
闘いはそこからのですが、不認定の理由は「可燃性・実績なし・ガス中毒などの安全性・クラック・メンテナンス」などです。

その頃は北海道と東京、東北各地で既に60棟のファースの家が建築されおり、実績あり、可燃性を防ぐためのファイヤーストッパーあり、安全性の確保あり、クラックなし、メンテナンスフリー」を確保しており、その理由書を何ページにも渡り提出してありました。

それでも「駄目なものはダメ」と大学教授と思えないような理屈たてに驚きました。
何とか既に建築したファースの家を実際に手分けして見分して貰うことになり、8棟のファースの家を見て頂き3棟は出来て住んでいる家です。
蒸し暑い時季の見分視察でしたが「ファースの家」に入った瞬間の清涼感に感銘し、5年越しで認定交付の運びとなりました。
まさに湿度管理が出来るスプレー発泡断熱の効能です。

今日は、東京からエアクララの製造元クラボウさま新部長の岸野博史さん(真ん中)、退任される前部長の山本欽一さん(智社長の隣)、施工元クラボウケミカルワークスさまの取締役、松本幸也さん(私の隣)にご来社されました。
山本欽一前部長は、業界団体の役職員と活躍されます。
出来上がった家でエアクララは、見えなくなる部位ですが高性能住宅の要を担っています。



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