豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

次世代型の家づくりを考える…北斗市~函館空港~丘珠空港~女満別空港~斜里町

2009-12-19 22:30:59 | ファース本部
デンマークでのCOP15は、何とか鳩山政権の面子を保つ事がかろうじて出来たようです。温室効果ガスを削減するには、単に数値目標を並べるのでなく、どのようにして実践して行くかを問わねばなりません。特に北海道では、最高気温がプラスにならない真冬日ばかりが続き、暖房用のエネルギーコストも膨大な量となっています。

この暖房用のエネルギーを減らすには、徹底した家の性能が求められます。
ふとんの中が温かいのは、36度ある自分の体温でその中が暖房状態になるからです。家の中でも人の発する体温、生活で生ずる照明機器、生活機器などの熱があります。更には、窓から入る太陽熱も上手に使用すると大きな暖房の熱源となります。

これらの熱を家の中で上手に活用する事は、高気密、高断熱と言う括りだけでなく、室内環境の在り方も含めた総合的な家の性能が求められます。
家屋内の空気の乾き過ぎや、壁の中が露点温度、構造木材や建材の含水量、などと住む人や家の寿命にも大きく関って参ります。

今日は、道東、斜里町のファース工務店、丹羽企画設計さんが建築した、次世代型ファースの家の完成現場を訪れました。ファースの家「FEEL-J」と名付けたこの家は、熱損失係数(Q値)が1.0を切り、寒冷地型ヒートポンプ一台で全館暖房し、寒冷地型エコキュートの給湯、太陽光発電を取り付けた次世代型のタイプです。

今日の外気温は-7℃、5kw一台の暖房機で室内全てを20℃にキープしていました。写真は、この家を見学に訪れた私の隣から、網走の山内建設さん、北見の岡村建設さん、設計施工者で斜里町の丹羽豊文さん、旭川の泰平工務店さん社長ご夫妻と撮りました。

蓄熱暖房機や燃焼型暖房機などを一切使用せず、太陽光発電で殆どの光熱費が確保できる仕様となっています。集まった仲間たちは、このFEEL-Jをヒントに次世代型の家づくりを発展させて行く事でしょう。
とにかく家づくりは、単に性能に特化するだけでなく建主さんと力を合わせながら「楽しむ家づくり」を実践されていました。

建主さんも、施工する側も、楽しくなければ家ではない!!……
心に残る彼らの合言葉でした。
今日も地域工務店の経営者さんから多くの学びがありました。

blogram投票ボタン
毎日更新・社長の携帯一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
函館市・北斗市周辺での家づくりは
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする