迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

小沢はほんとに民主党の議員なのか? 『公開討論会 普天間争点に…左派支持狙う小沢氏』

2010年09月03日 | 政治
両者の公開討論を聞いていて感じたのは、「小沢はほんとに民主党の議員なのか?」ということでした。
よい案を持っているのなら、それを生かしてもらえるように提案するのが民主党の一員としても役割なんじゃないかと思うのですが、小沢はそれを持っていても披瀝しようとはせず、ボクならこうすると言い出す始末。
小沢が自民党の議員ならそれも分かるけど、民主党の実質的な権力者なのに予算や普天間基地問題で行き詰まった内閣を支えるために役に立とうという気持ちすら持っていないとは。
自分の党のことすら助けようとしないのに、日本という国の舵取りをしようなんて厚かまし過ぎる。

普天間基地問題ではなにやら腹案を持っていそうな口ぶりだったのに、確認されると『「3人集まれば文殊の知恵ということがある。今、具体的にこうするとかという案を持っているわけではない」と述べ、打開策を持ち合わせているわけではないことを認めた』とは情けない。
なんとか決まりかけている日米合意をまた反故にして、再びゴタゴタをさせたいのか。
無責任というか、バカなのか。
小沢も菅もどっちになってもどうしようもないな。
公開討論会 普天間争点に…左派支持狙う小沢氏
 菅直人首相と民主党の小沢一郎前幹事長が火花を散らした2日の日本記者クラブ主催の公開討論会。小沢氏は沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場移設問題で首相を挑発し、争点に据える意思を明確にした。小沢氏は日米両政府がようやく作り上げたガラス細工を壊し、再び同盟を迷走させようとしているかに見える。

 ◆県外移設さえ示唆
 「違う質問に移っていいですか?」。討論会で普天間問題を話題にしたのは小沢氏の方だった。
 日米両政府は同県名護市辺野古沿岸部に建設する普天間代替施設に関する専門家協議の報告書を8月31日にまとめたばかり。
 小沢氏は沖縄で反対論が強まっていることを挙げ「日米合意を実行に移すのは非常に難しい。沖縄県、米政府も納得できるような知恵を出すため、もう一度話し合いをしたらどうか」と首相に迫った。
 外務・防衛両省がまとめた報告書を否定し、沖縄県民に寄り添うことで首相の「官僚依存」体質を印象付け、県内移設を批判する左派議員の支持を取り付けられる。小沢氏にはそんな思惑があるとみられる。
 「大きな兵力をとどめておく意味がないと米国が考えたからこそ沖縄の海兵隊もグアムに移転する。できるだけ前線から兵力を引き揚げることは米国として当然だ」
 小沢氏は討論会で、「米海軍第7艦隊だけで、米国の極東でのプレゼンスは十分」との過去の発言を否定しなかったばかりか、普天間の県外移設の可能性さえほのめかした。
 「知恵があるのなら一部でも披瀝(ひれき)してもらいたい」
 こう言い返した首相に小沢氏は「日米合意を尊重することに変わりはないが、このままでは進まない」と述べるにとどめた。さらに、1日の会見で「今、自分の頭にあることを申し上げるわけにいかないが」と述べ、移設問題で「腹案」があるかのような発言をしたが、「3人集まれば文殊の知恵ということがある。今、具体的にこうするとかという案を持っているわけではない」と述べ、打開策を持ち合わせているわけではないことを認めた。

 ◆「政局の材料」懸念
 小沢氏は1日夜、都内の居酒屋での小沢陣営幹部との懇親会で「地方も回りたい。どういうところに行くと効果的だろうか?」と珍しくアドバイスを求めた。地方から都会に支持を広げる「川上作戦」は小沢流選挙術の定番だ。
 「普天間に行くのも選択肢の一つですよ」
 支持議員からこう提案された小沢氏は、にやっと不敵な笑みを浮かべた。代表選を有利に進めるため普天間問題を利用しようとする小沢氏の姿勢に、日米関係筋は「小沢首相の場合、同盟は再び政局の材料にされる」と懸念を示した。
 首相も副総理時代、政治的リスクの大きい普天間問題には距離をおいたが、菅陣営関係者は最近、首相がこうつぶやくのを聞いた。
 「小沢氏が首相になることには米国も警戒するだろう。普天間移設が全く進まなくなるのだから」(加納宏幸)
産経新聞 9月3日(金)7時56分配信