まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ゴーンと籠池

2019年03月08日 | 日記

まるで三文芝居でも見るようで笑ってしまった。
もちろんウケを狙った訳ではなく
報道陣のカメラから逃れる苦肉の策だったのだろうが
それにしては演出が稚拙すぎる。
かえって目立ってしまって計画としては大失敗だった。

私は無実だ!正々堂々と戦っていく!
強気だった割りには姑息な手段ではないかという批判はあるが
本人は面白がっていたと言うから
意外に茶目っ気のある人物なのかも知れない。
それにしても10億円もの保釈金をポンと用意できるところなど
さすが金持ちは違うなあと妙に感心してしまった。
この男の「金銭感覚」は完全にマヒしている。
天文学的な途方もない巨額報酬の原資となっているのは
言うまでもなく首を切って来た大量の従業員やグループ企業の社員であり
その死屍累々たる犠牲者の上に成り立っている栄光である。
その痛みを果たしてこの男は知っているのか?
知っているなら自分の個人的借金を会社に肩代わりさせたり
いかにもバカそうな奥さんとの結婚式費用まで
会社につけ回したりする破廉恥な行為は出来るはずもないのである。
裁判ではヘタな三文芝居など弄せず
そんな「私物化」疑惑に正々堂々と答えて欲しいものである。

時期を同じくして「籠池夫妻」の初公判も始まった。
ゴーン被告に負けず劣らず100日間近い勾留生活を強いられた割りには
相変わらず意気軒高で「これは国策裁判だ!」吠える。
確かに単なる詐欺事件にしては
異例の拘留の長さで私も「国策」の匂いを感じる。
まあ、夫婦とも叩けば山ほどホコリが出てくるタイプではあるが
そんな「微罪」には興味がないのである。
世間を騒がせた「森友問題」とはいったい何だったのか?
小学校の建設用地である国有地が
なぜ首相の奥さんが関与しているだけで八億円も値引きされたのか?
そこに政権への「忖度〈そんたく〉」はなかったのか?
オッサンだってあれほど叩かれてもう失うものは何もないのだから
この際に大暴れして疑惑を追及して欲しいものである。