まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ショーケン

2019年03月30日 | 日記

桜だよりにのって訃報が届いた。
歌手で俳優でもある萩原健一さんが亡くなった。
あのショーケンである。
いつだったか自分と同じ誕生日の芸能人を調べていて
ピッタリ一緒だったのがこの人だった。
つながりはそれだけである。

これはずいぶん若い頃の写真だが
いくつになっても「永遠のヤンチャ坊主」という印象だった。
と言えば可愛らしいが根っからの「不良」だった。
芸能界にデビュー後もその手のエピソードには事欠かない人だったらしい。
それでもあの人懐っこい笑顔で破顔一笑されると
不思議に許してしまうようなところがあった。
私より二つ、三つ上だと思うがほぼ同年代だと言っていい。
テンプターズの頃から映画やテレビドラマで活躍するまでずっと見て来た。
四度の逮捕に四度の離婚・・・などとマスコミが持て囃すように
私生活はまあムチャクチャで人騒がせなご仁だった。
それでも常に第一線で生きて来られたのは
やはり常人にはない存在感と迫真の演技力のおかげだろうか。

水谷豊と共演した「傷だらけの天使」は今でも名作だったと思うし
倉本聰さんが書いた「前略おふくろ様」は毎週見ていた。
計算された演技と言うより直感で役者になりきる「天才肌」の演技だった。
いつだったか彼と共演した三圀連太郎さんが
「彼の演技は予想が出来ないんですよ。太刀打ちできないです」
としみじみ言っておられた姿が忘れられない。
ショーケンの愛称は埼玉時代につるんでいた不良グループに
ダイケン、チューケンと呼ばれる仲間がいて、それに由来するとか。
生涯、少年の心持て生きた68歳のヤンチャ坊主だった。


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