久しぶりに村上春樹を読んだ。
カンヌ国際映画祭で脚本賞など四冠を達成した
話題の「ドライブ・マイ・カー」だ。
原作は短編集の中に収められた60ページほどの小説で
てっきりロードムービーかと思ったのだが・・・
カンヌ国際映画祭で脚本賞など四冠を達成した
話題の「ドライブ・マイ・カー」だ。
原作は短編集の中に収められた60ページほどの小説で
てっきりロードムービーかと思ったのだが・・・
村上春樹を読むのは何年ぶりだろうか。
79年に新人賞をとったデビュー作の「風の歌を聴け」以来
何冊かは手に取って来たし大ヒット作も多いが
どうも肌に合わないと言うか、文体に馴染めないと言うのか
ずっとハルキストにはなれないままだった。
今回の「女のいない男たち」と題された短編集は
さまざまな事情で親しい女性に去られてしまった男たちが
その記憶と向き合い苦しみながら再生の糸口を探す。
なかなか深いテーマで読ませる作品と言えようか。
主人公の舞台俳優役に西島秀俊。
病気で先立った妻の不倫相手役に岡田将生。
主人公の愛車サーブの専属ドライバー役が新人の霧島れいか。
彼女の静かな演技と抜群の運転テクニックは
カンヌ映画祭でも評判だった聞く。
ロードムービーとは縁もゆかりもない密室劇だが
ぜひ映画は観てみたいし、この際「食わず嫌い」の村上作品も
あらためて読んでみようかと思う。
79年に新人賞をとったデビュー作の「風の歌を聴け」以来
何冊かは手に取って来たし大ヒット作も多いが
どうも肌に合わないと言うか、文体に馴染めないと言うのか
ずっとハルキストにはなれないままだった。
今回の「女のいない男たち」と題された短編集は
さまざまな事情で親しい女性に去られてしまった男たちが
その記憶と向き合い苦しみながら再生の糸口を探す。
なかなか深いテーマで読ませる作品と言えようか。
主人公の舞台俳優役に西島秀俊。
病気で先立った妻の不倫相手役に岡田将生。
主人公の愛車サーブの専属ドライバー役が新人の霧島れいか。
彼女の静かな演技と抜群の運転テクニックは
カンヌ映画祭でも評判だった聞く。
ロードムービーとは縁もゆかりもない密室劇だが
ぜひ映画は観てみたいし、この際「食わず嫌い」の村上作品も
あらためて読んでみようかと思う。