菅内閣の迷走が続いている。
何をやっても後手後手だし対策も支離滅裂である。
記者会見でも相変わらず原稿の棒読みで
質問にもまともに答えないまま逃げるように終了してしまう。
そんな情けない菅さんの唯一の信念が・・・
他でもないオリンピックである。
仮定の質問には答えないのがお得意のセリフなのに
ことオリンピックに関しては
先日も「コロナに打ち勝った証として開催したい」などと
会見でも真顔で表明したりしている。
この人、本気で言っているのかと唖然としてしまう。
何を聞かれてもサッパリ要領をないのに
オリンピックだけは驚くほどハッキリしているのである。
新聞の世論調査でもオリンピック開催の是非については
国民の八割が「中止」もしくは「再延期」を望んでいるとと言うのに
今なお頑迷に開催を唱えつつけているのである。
誰が考えても正気の沙汰とは思えない。
これだけコロナ対策が後手に回るのも
国民の支持率が一気に急落した内閣の右往左往ぶりも
結局はこの「オリンピックへのこだわり」が
原因となっているのではなかろうか。
ＰＣＲ検査の数を恣意的に抑制し感染拡大を招いたのも
医療崩壊の危機を手をこまねいて見過ごしたのも
すべては「オリンピックを何とか開きたい」という邪心のせいで
国民の命を何と思っているのかと腹立たしい。
相変わらずノーテンキなＪＯＣ組織委員会の森元総理も
小池東京都知事も同じ穴のムジナで同罪である。
もうオリンピックなど無理である。
この感染爆発状況が俄かに収まるなんてことは
誰がどう考えても無理なのである。
そんな妄想にうつつを抜かしているヒマがあれば
コロナ対策に全力を挙げろと言いたい。