天下の秋

朝晩めっきり冷え込んで来ました。
もともと暑がりで寒いのは大の苦手でしたが
今年はとくに寒さがこたえますねえ。
こんなご時世だけに風邪でもひいたらどうしようと
ちょっと心配になってしまいます。

ほどよく色づいた枯れ葉が一枚
風に吹かれて足もとに舞い落ちて来ました。

　　桐一葉　落ちて天下の　秋を知る

なんて俳句がありましたねえ。
深まりゆく秋をしみじみと味わいたい心境ですが
洗面所でしみじみ自分の顔を眺めながら
俺も年をとったなあ、とため息一つ。
自分の顔をじっくり見ることなどめったにないだけに
その変貌ぶり（？）に愕然としました。
気のせいか加齢だけでなく人相も悪くなったような・・・
人の悪口や批判ばかりしていると
人品骨柄も卑しくなると聞いたことがあって
自分も厳に慎むまねばと思いました。

　　わが顔の　老いに　天下の秋を知る　（杉作）