まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

忘れじのブドウ棚

2020年07月21日 | 日記
ブドウの季節です。
果物屋の店先にも色とりどりのブドウの粒が
ピカピカと輝いて美味しそうに並ぶ季節になりました。
今日のお弁当のフルーツは巨峰でした。
甘くてみずみずしくて果汁が口いっぱいにあふれました。



仕事の帰り道にブラブラと自転車で走っていると
こんな驚くような光景を見つけました。
広々とした畑の周囲が厳重に幕で覆われていて
何だろうと中を覗くとぶどう畑でした。
いや、畑と言うより見渡す限りのぶどう棚の風景でした。
山梨などのぶどうの産地ならいざ知らず
こんな都内の真ん中にブドウの栽培農家があるなんて
にわかには信じられない光景でした。
一房一房ていねいに袋がけされて丹精の様子が窺えます。
気がつけば怪しい「ノゾキの人」でしたが
幸いに道行く人もいなくて通報はされませんでした。



ブドウの粒はまだ青いようですが
これはひょっとして・・・人気のシャインマスカットでしょうか。
もう二十年以上も前のことになりますが
テレビドラマのロケハンでシルクロードを旅したことがあって
その途上に訪れた「トルファン」という砂漠の街は
街中が一面のブドウ棚に覆われた楽園のような別天地でした。
たわわに実るブドウ棚の下で人々が歌い踊り
しぼりたてのワインを酌み交わす中央アジアのオアシス都市。
ああ、死ぬまでにもう一度トルファンを訪れてみたい・・・
それはいつしか私の悲願となりましたが
二十年たったいまでも「葡萄」が漢字で書けないようでは
望み薄かも知れません。(笑)