鮎光る

魚屋の店先で鮎を見かけました。
野菜や果物と同様に魚にも季節感があるんですねえ。
確か鮎釣りの解禁が七月ですから
おそらく宅急便の超特急で届いたものでしょうか。
まさに夏ならではの味覚ですねえ。

どこの鮎かと見れば
ラベルに島根県高津川の産とありました。
おお、島根県といえぱ我が懐かしき故郷ではありませんか。
高津川は益田市の北部を流れる清流で
昔から県下一の鮎の産地としてよく知られています。
いかにも清流を泳ぎ回って来たらしく
ピカピカと光って塩焼きにすると美味しそうな鮎です。

またぞろ古いスケッチです。
五、六年前に夏に信州を旅した時のスケッチです。
太公望が釣竿を垂れるのは千曲川。
鉄橋をガタゴト渡るのは上田電鉄別所線の丸窓電車。
千曲川は水害で大被害を受けましたが
今ではようやく復興して別所線も運転再開だそうです。
宿泊した別所温泉の旅館では
確かとれたての鮎が食卓にも登ったような・・・
ああ、また旅がしたいなあ。