新聞紙面で食欲減退

いつものお弁当タイム。
購入した二紙はどちらも一面が大見出しで
ただならぬ雰囲気である。
すでに報道で知っていることではあるけれど
読めば読むほど食欲が減退してため息が出てしまう。

知事選の結果もさることながら
熊本豪雨の息をのむような惨状には言葉もない。
コロナ禍の試練に追い打ちをかけるような自然災害の脅威で
よりによってどうして・・・と理不尽さばかりがつのる。
泥に埋もれたわが家を前にし呆然自失。
涙さえ出ない被災者の無念を思うと他人事とは思えない。
九州北部豪雨、西日本豪雨と相次ぐ豪雨災害は
あきらかに日本が「熱帯化」してしまっている証ではないだろうか。
相手が自然だけに恨み言の持っていき場もなく
弁当を置いたまましばし合掌。

知事選については今さら言うことはない。
何を言っても繰り言になるし
健闘した候補者たちの再起を祈るしかないのだが
それにしても小池百合子の３００万を超える票数には驚いた。
それほどの信認があったとはとても思えないし
コロナ禍のもとで有権者は変化より「現状維持」を選んだのか？
しかし、小池百合子という人の本質は変わらない。
なにせ憲法改正はおろか日本の核武装まで口にする人だから
オリンピックが正式に中止と決まれば
さっさと都知事など辞めて国政に打って出るのではないか。

例の希望の党騒ぎでも「さらさらありません」などと
仲間を平気で切り捨てる人だけに
都政を途中で放り出すなどなんとも思わない人なのである。
そんなことを思うと、ああ、弁当がマズイ！(笑)