今日は立春だそうです。
春が立つと書いて立春です。
立夏、立秋、立冬とそれぞれに趣きはありますが
やはり立春の候が一番好きですねえ。
富士山がきれいに見えました。
山頂からたっぷりと雪に覆われた雄大な富士山です。
立春どころか厳寒の真っただ中です。
東京に出てて来てもう20年近くになりますが
一番よかったと思うのは都内のどこからでも富士山が見えることでしょうか。
小高い坂道の上や高層ビルの間や大きな交差点の彼方に
意外なほど近く大きく富士山が見えます。
いま働いているマンションの屋上からもよく見えます。
東京という街がこれほど富士山に近いとは思いませんでした。
都内のいたるところに「富士見坂」とか「富士見町」という地名があるのも
やはりその名残りでしょうか。
江戸の庶民たちは古くから日常的に富士山に親しみ
常に崇高の念を抱いてきたのでしょうね。
しかし、私は富士山に登ったことがありません。
高校の修学旅行で一度だけ五合目までバスで登ったきりで
以来、富士山には無縁の人生を送って来ました。
おそらくこのまま富士山とは無縁のまま人生を終えると思われます。
富士山はやはり登るものではなく見るものでしょうか。
まぶしきは 立春の富士 真白にて 〈杉作〉
さあ、今日からまた月曜日です。
立春の寒さに耐え老体にムチ打って頑張りましょう。