まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

船旅への誘い

2017年02月22日 | 日記

ふと海が見たくなった・・・
なんて言うとカッコいいですが
ヤボ用で立ち寄った浜松町からちょっと足を伸ばしただけです。
ハイ、単なる気まぐれでした。(笑)



東京港の竹芝桟橋です。
八丈島や伊豆諸島への船が発着する客船ターミナルです。
名前を見ただけで船旅への憧れが高まります。
私、自慢ではありませんが「船旅」の経験はほとんどありません。
学生の頃、青函連絡船には乗りましたが
あとは船で淡路島と小豆島に渡ったぐらいでしょうか。
そうそう、礼文島にも行きましたが
シケで海が荒れて船酔いで散々な目にあったことがあります。



海は穏やかでした。
二月とは思えぬあたたかな日でした。
でも、岸壁にはクルーズ船が一隻泊まっているだけで
ちょっとアテが外れてしまいました。
うーん、残念!
南の島に行く船があれば
そのまま船上の人になってもいいなあと思っていたのに・・・(笑)

レインボーブリッジは封鎖されていませんでした。
前方のけったいな格好のビルは
最近、視聴率低迷の某テレビ局でしょうか。
羽田空港からは次から次へと旅客機が飛び立ちますが
旅情は感じませんでした。
目的地へ一足飛びなんて下品な旅ではなく
大海原をのんびりと優雅に旅したいものですねえ。



ふと足もとを見ると・・・
タイルに舟へんの漢字がビッシリ刻まれていました。
船旅への旅情をかきたてる工夫でしょうか。
艝とか艫とか艀とか・・・
読めない漢字もいっぱいありましたが
わが家のピアノ小僧の名前にもつけた「航」の字が
やっぱり一番好きですねえ。
平らかな大海原をゆったりと行く船の姿が見えるようです。

潮風の匂いが気持ちよかったです。
そう言えば石川啄木にこんな短歌がありましたねえ。

  ゆゑもなく 海が見たくて 海に来ぬ

        こころ痛みて たへがたき日は (「一握の砂」)

やっぱり海はいいですねえ。
とくに「こころ痛む」ことはありませんでしたが
ゆゑもなく海を見に来て
久しぶりに気分がリフレッシュしました!
肝心の「船旅」の方は当分無理かもも知れません。