まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

高齢者ドライバー

2017年02月20日 | 日記

いつものお掃除マンションの駐車場。
通りがかりにふと見ると
フロント部分が大破した乗用車が目に入った。
つい数日前まではこの場所に
普段と変わらぬ元気(?)な姿で駐車してあった筈なのに
どこかで事故にでも遭われたのだろうか。
見覚えがある車だった。



名前までは存じ上げないが
持ち主は80歳ぐらいの柔和なお爺ちゃんである。
毎朝、マンション一階のポストに新聞を取りに来られる時に
必ず挨拶を交わす住民さんだった。
ちょっと足が悪いようで足を引きずるように歩いておられたが
休日には奥様を助手席に乗せて
よく買い物に出かける姿を見かけたものだった。
見るからに安全運転だった。

高齢者ドライバーの事故が大きな社会問題になっている。
事故のニュースを聞かない日はないぐらいで
原因の多くがアクセルとブレーキの踏み間違いだそうである。
悲惨な死亡事故もめずらしくないだけに
早急な対策が求められているのだがなかなか決め手がない。
どうやら免許更新時の「認知症チェック」は義務付けられるようだが
便利な乗り物だけに肝心の「免許返納」は進まない。
自動車メーカーによると「自動運転」はすでに技術的には可能でも
それに伴う法整備が追いつかない現状だそうだが
公共交通機関がない田舎ならともかく
そこまでして運転しなければならないのか大いに疑問である。
自動車学校を二度も中退するという
輝かしい経歴を誇る私は幸か不幸か免許を持っていない。
交通事故には無縁の人生を送って来た。
でも、そんな私でさえコンビニで買い物をする時には
駐車場から突然、車が突進して来るのではないかとビクビクしてしまう。

昨日、久しぶりに事故車の持ち主を見かけた。
何ごともなかったかのように
いつもと変わらぬ様子でニコニコと挨拶をされた。
とりあえずホッとしたものの
あの車はどう考えても「廃車」になる運命で
これを機会に免許返納をされてはどうかと進言したかった。
もちろん言わなかったけれど・・・(笑)