Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

タンペレへ

2007-09-30 04:01:15 | フィンランド
9月29日(土)
今朝は5度、寒っ。どんより曇り空に冷たい風が、寒さに拍車をかける。「東京も寒くて22度」とのメールに、私は北の果てにいることを実感。

今日はヘルシンキからタンペレへ。駅行きのバスが遅れて、発車1分前に飛び乗りのハプニング、こんなこと初めて!

電車から見える景色は、白樺の森と刈り入れの終わった畑ばかり。フィンランド人は「確かに綺麗はきれいだけど、単調でつまらない」と言うが、私はウットリみとれてしまう。北に向かっているから、世界はどんどん黄色に染まっていく。きれい、忙しい心が洗われるのどけさ…。

タンペレはヘルシンキから約2時間。フィンランド第3の都市で、工業が盛んな活気のある街。カンテレ奏者エバ・アルクラの実家があり、ご両親の招待を受けて、お母さんのセイヤ特製のフィンランド家庭料理Lohikeitto(ロヒケイット=鮭のスープ)をご馳走になる約束を去年からしていた。



夕食前にエバとムーミン谷博物館へ、1時間かけてゆっくり回る。こんな夢のある家にいつか住みたいネと言いながら、二人でタメ息。そして「おなか、すきすぎ」という私たちを迎えてくれたドアの外まで匂う、お母さんさんの手料理 <ロヒケイット>。エバもお父さんのアリも「これが世界一!」と絶賛、本当に美味しい。



美味しい食事と楽しいおしゃべり、そして温かいもてなしが、本当に嬉しい。音楽談義で夜がふける。

セイヤの年代物のカンテレとステキな譜面台