Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

本の山

2008-01-22 21:23:02 | お勧めの・・・
また本がたまった。読み終えた本は、①手元に置いておく本、②人に回す本、③処分する本、に分ける。①は3列に突っ込んでいる本棚がいっぱいになり、息子の本棚に無理やり押し込んでいたがそれも限界。他に行き場がないのでピアノの上にだらしなく山積み状態(同じくCDも)。②今度Y子ちゃんに会ったらわたそうと、何冊かよりわける。③捨てるのには忍びない。家族に「ブックオフに行けよ」と言われるがその時間もままならない。とにかくたまるから、大きな紙袋に入って廊下に放置。

最近読んだ本。お正月休みは本も読まずにグータラ過ごしたので、この2週間はとにかく読んだ!
『伊勢物語』
『ことばで感じる女たち』 (黒川伊保子 ワニ文庫) 
 
(それぞれ過日紹介)

『魔女の1ダース』(米原万理 新潮文庫)
とにかく1冊読みたいと思っていた著者。書名に添えられた「正義と常識に冷や水を浴びせる13章」のタイトル、ロシア語通訳だけに言葉に対する感覚がとぎすまされ、鋭い。書名とタイトルからは想像できない、笑える面白さの本。

『生かしておきたい江戸ことば450語』(澤田一矢 幻冬舎文庫)
懐かしくて、どこか優しい江戸言葉の紹介。

『I LOVE YOU』(祥伝社文庫) 
男性作家6人による恋愛アンソロジー。ヘェ、男性ってかなりのロマンチストなんだ・・・

『白蛇教異端審問』(桐野夏生 文春文庫)
面白いよとすすめられたが、書名が憶えられなくて翌日「昨日の書名は何だっけ?」と本屋さんに向かう道でメールしたほど。返信を見て、「これはなんて読む? 漢字の区切りはどこ?」と思いながら買う。「はくじゃきょういたんしんもん」と読む。この作家はほとんど読んだ、読めば読むほど魅かれる。きれのいい文章で、偏った女っぽさがない(女の私が言いたくないが、女々しくない)ところが気に入っている。この本は初のエッセイ集だが、よけいな飾りをしないストレートな語り口に、ますますファンになった。私もこういう文章が書きたい。

『音律と音階の科学』(小方厚 講談社ブルーバックス)
<ドレミ・・・はどのようにして生まれたか>という内容の物理学者による本。数学と物理学と心理学など多方面からドレミの起源を説明している。同僚の理学療法士からすすめられたが、数学と物理が嫌いだから音楽に進んだ私は、グッと構えて読んだ。いきなり周波数の話、音の上がりは螺旋階段、聴覚は差ではなく比、数列、整数倍波、ピタゴラスの音律・・・ 一応最後まで読んだがやっぱりあまり理解できていない。こういう理論は得意な方におまかせして、私はひたすら音楽を奏でよう。

『すべては音楽から生まれる』(茂木健一郎 PHP新書)
最先端にいる脳科学者が書く音楽。脳と音楽の関係は音楽療法士の私には永遠の課題でもあるが、脳はあまりでてこなかった。どちらかというと趣味の音楽エッセイで、はりきって読み始めたわりには期待はずれだった。

『発達障害の子どもたち』 (杉山登志郎 講談社現代新書) 
仕事に必要で読んだ本。以前に比べて障害が広範囲の子どもたち、特に軽度発達障害では症状が様々になってきた。障害や程度の分類がわかりやすく私の参考書として身近におきたい1冊。




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