Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

連休2日目は・・・

2008-05-05 14:16:42 | 季節
国立近代美術館(竹橋)の 東山魁夷展 へ。こんでいることは承知の上だから、朝10時開館に合わせてでかける。招待券を持っているので、開館前5分だけ並んで入れた(チケットを買う列は大変!)。昨夏 <清春美術館> (山梨・長坂) で堪能した東山魁夷。北欧の景色も多く、楽しみにでかけた。

「自然や街を主題に「生」の営みをいとおしむかのように描いた作品、祈りの風景ともいえるほどに沈潜した精神的な深みをうかがわせる唐招提寺御影堂の障壁画などによって、戦後の日本画界に大きな足跡を残しました。東山魁夷の作品は平明でわかりやすい描写のうちに、清新な抒情性と深い精神性を湛えています。それは徹底した自然観照から生まれた心象風景であり、自身の心の奥底に潜む想いの表白にほかなりません。また同時に、その作品は日本の伝統につらなりつつ、時代に生きる感覚を確かに宿しています。東山芸術が今なお多くの人々の共感を得るのはまさにそれゆえであるといえるでしょう」と添えられている。

写真のような絵画、同系色で深く描かれているものは初夏の新緑と秋の紅葉が印象的、そして北欧の景色にはフィンランドを3枚見つけた。また東山魁夷の白馬は「心の祈り」、それは最終的に唐招提寺御影堂の障壁画の信心に繋がるようだ。

日常からは得られない満たされた思いで美術館をあとにした。このまま雑踏にでるのはつまらないと、平川門から 皇居東御苑 へ。東山魁夷の緑の世界がそのまま目の前に広がる。


季節を感じる。


早咲き紫陽花。


森林浴はまるでフィンランド?
もっと大きなカメラを持ってくればよかった!

大手門から出て、しばらく周辺を歩く。皇居の周りをじっくり歩いたのは小学生以来? と思いながら、「日傘をもってくればよかった」と紫外線を気にしながらブラブラ。都心にこんなに緑があるのはすごい。一人で歩くのはもったいないほど、いい気分!


目指すは東京タワー。


いつもはあちら側の東京駅。

連休2日目は心の洗濯日和。
最終日の明日は在宅を決めこんでいる。研究論文の仕上げとたまった片付け・・・