平成29年12月30日(土)
第5回富士山女子駅伝が開催されました。快晴に恵まれ、競技中は風もなく絶好のコンディションで、何よりも5年目にしてやっと富士山の全景が姿を現してくれました。
(第5回は富士山の全景が見える快晴のもと開催された)
(ボランティアジャンパーの背中から)
私は自宅の近くに第6中継所があり、予想される最初の選手の通過時間から約1時間前に現場に入り、中継所やその周辺で交通整理などに携わるボランティアで参加した市民の皆さんの様子をうかがいました。
富士山女子駅伝は年ごとに参加する市民ボランティアの数が増えているような気がします。昨日の開会式では、今回の大会では富士市と富士宮市で4,600人以上の市民ボランティアが参加すると聞いていましたが、現場でもその状況は感じられました。身近なところが全国の冠がついた大会の駅伝コースとあって、地元にとっても大変誇りに感じるようになったのは間違いないでしょう。地元富士市はもちろんのこと、静岡県内でもこれだけの規模のスポーツイベントはありません。今後も継続して開催されるよう、関係各方面にも働き掛けていきたいと思います。
(地元市民ボランティアの皆さん)
(地元和太鼓も沿道で応援)
私は21チームの約半分が第6中継所を通過した時点で、ゴールとなる富士総合運動公園陸上競技場へ向かいました。最終の7区は距離が8.3kmで上り坂とはいえ、選手達は約30分で走り抜けます。最終走者達のゴールを待ち受けたいのと、その後の閉会式に参加するためでした。結果はギリギリセーフ。会場について何とか優勝走者がトラックを走っている姿を目にすることができました。
(第6中継所の一番乗りは立命館大学)
(県警女性白バイ隊がエスコート)
(ゴールに一番で入ってきたのは、5回連続優勝の立命館大学)
(立命館大学のチームメイトの中で観戦)
(二位の東京農業大学応援団の大根踊り)
10月29日、仙台市を舞台に接戦が繰り広げられた「第35回全日本大学女子駅伝対校選手権大会」では、3位だった立命館大学が、日本一を決めるこの富士山女子駅伝で5年連続1位の快挙を成し遂げたのは驚きです。
私が会場に着いた時には、まだゴール際の表彰式会場までたどり着いていませんでしたが、運良く、立命館大学のチームメイトが声援を送っている間近にいたことで、自分たちの仲間である最終勝者に絶叫にも近い力強い声援と、ゴールテープを切った瞬間の喜びの場面に立ち会えたのは貴重な経験でした。
(富士山を背景に、全チームが繰り上げスタートなく走破した)
(静岡県のマスコット「ふじっぴー」と富士市のマスコット「むすびん」も応援)
上位8チームは、順番に立命館大学、東京農業大学、名城大学、大東文化大学、日本体育大学、大阪学院大学、京都産業大学、仏教大学でした。
(優勝した立命館大学チーム)
(二位の東京農業大学)
(三位の名城大学)
(区間記録者の表彰)
(閉会式にて)
今回参加の選手には、これまで以上に県内出身選手が名を連ねていたことには嬉しかったことであり、今後が楽しみです。
開会式から協議中、閉会式まで、主催者も来賓もボランティアも、おそらく選手達も、5年目にして富士山の全貌が見えたことで、この大会のボルテージが上がったことは間違いありません。全国の選手達が、「この富士山麓で開催される富士山女子駅伝を目指せ。」という声が聞こえてくるようでした。富士山の存在感の大きさを改めて感じた次第です。