鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

市立武道館建設要望を受けて

2018年04月09日 | 議会活動

平成30年4月9日(月)

 

 富士市には古い武道館がありますが、耐震化の問題や設備機能の点から取り壊しが計画されているようで、前市長の市政運営中に地元武道団体からの建設要望がありました。

 しかし、当時から建設資金の確保は大きな課題で、財政的にも新たな焼却施設の建設時期も重なり、現市長になってからは明確な方針が出されず、曖昧な状態が続いていました。ところが、数年前に建設について前向きのような発言もあったようで、その財源として武道関係団体から建設資金にとの寄付が続いています。

 さらに、今年の年明け前後には、富士市の新しい体育館建設し、現在ある市立体育館を武道場に改装するという話も持ち上がり、武道団体関係者から大きな期待を寄せている話をお聞きしました。

 最近、関連団体の役員から、武道館が実現できるとなれば、利用者としての立場から、改装前からその構想に意見を伝えていきたいと相談をいただきました。またその後には、県立武道館の建設関連情報を参考としたいという申し入れがあり、県の担当部署の協力を得て資料を集め、提供したこともありました。

 しかし、その後の動きは大きく前進している様には見えませんが、機会ある毎に武道団体からの話題となることが多く、地元の関心事の一つとして注視しています。

 

 昨日は、日本空手協会静岡県空手道選手権大会が焼津市にある総合体育館シーガルドームで開催され、その様子を見てきました。

 毎年この大会は、藤枝市にある県立武道館を会場に開催されていますが、今年は会場が変更になっています。

(焼津シーガルドーム入り口にて)


 県立武道館はそれに特化した施設ですが、焼津市のシーガルドームは様々なスポーツ競技が開催できる総合施設で、今回のために競技用マットなどを所有する地元体育協会の協力を得て実施できたと聞いています。大会役員に聞くと、県立武道館よりも広く、設置できる競技コート数が多いことから、スムーズな運営ができたと好評でした。

 総合施設は、様々な競技に対応できる環境づくりが重要ですが、スポーツへの関心が高まりつつあるなか、多くの利用希望者が集まり、思うように利用できないといった意見も聞きます。特定の団体に予約が押さえられてしまうなど、運用面では課題が少なくありません。

 専用施設がいいのか、総合施設でも柔軟な支援体制が整えばいいのか、様々な視点で検討してみることが大切だと感じました。

(競技中の様子を観客席から)

 

 県立武道館は藤枝駅から徒歩10分ほど、焼津シーガルドームは西焼津駅から徒歩10分ほどの利便性の良いところにあります。しかし、その分、中心市街地に近いことから駐車場の確保は困難です。公共交通へのアクセスが悪いところでは広い駐車スペースが必要ですが、運転できない子ども達などが利用することを考えると、一定の公共交通の確保は必要です。

 

 市立武道館の行方は今後どうなるのか、今後は様々な事例も参考に、関係団体とも意見交換しながら見極めていきたいと思います。

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