鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

県庁も全館禁煙へ

2018年04月08日 | 議会活動

平成30年4月8日(日)

 

 ついに、県庁内全ての建物内での禁煙が実現しました。

 

 今頃?と思うかも知れませんが、この3月末までは建物内でもフィルター装置の設置された部屋は喫煙が可能でした。

 私の議員控え室には喫煙コーナーがあって、衝立で仕切られた小部屋の中にフィルター装置が置かれ、喫煙議員が集う安息の場所でもありました。会派が利用できる部屋には、役員室と議員控え室が3室、総会室などがありますが、唯一の喫煙コーナーでした。

 

 衝立を隔てた外側に私の机があり、天井高の半分くらいまでしかない衝立では、タバコの煙を外部に漏れないよう遮断する機能はほとんど無く、フィルター装置があってもそこで処理される量は限られていました。

 私にとって県議会で唯一の不満は、タバコの煙が常に自席まで漂うこの喫煙コーナーでしたが、やっと全面禁煙となりホッとしているところです。

 

 なぜ急に全面禁煙に?と理由が気になるところですが、今年の初め頃、議会各派の代表者会議で決まり、3月末をもって閉鎖という報告を議員総会にて発表されました。禁煙派にとっては理由はともあれ喜ばしい限りですが、喫煙派からは特段に反論もなくその場が過ぎてしまいました。想像ですが、時同じくして、国会でも禁煙に対する議論が交わされており、その動向が影響したことは否定できません。

 

 公共施設における禁煙は、ずっと前から実施されてきたのではなかったか。多くは既に実現していると思いますが、医療や健康について関わる行政機関や議会内部の取り組みが一番遅れていたとは。この報告をしながら少し恥ずかしい思いがしています。

 

 さて、建物内は全面禁煙となりましたが、愛煙家を一掃したのではなく、建物の外に喫煙所が設けられました。議会棟の屋上がその一つになっていますが、どんな様子か偵察に行ってきました。快晴の日は良いのでしょうが、雨天や風が強い日は、屋根がなく柵に囲まれ、灰皿だけが置かれた喫煙所には、もの悲しさを感じます。喫煙している人に感想を聞くと、特別な文句は聞こえてきませんでした。

(屋上入り口に置かれた灰皿)


(柵に囲まれた一角で、唯一の喫煙を楽しむ皆さん)

 

 受動喫煙も含め、喫煙の健康被害についてこれだけ世間が厳しい見方をしていると、頑固な喫煙家も心のどこかではいつか止めようという気になっているのかもしれません。

コメント
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